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【連載】いくら生きても、生き抜いても所詮【♯1】〜29歳、作家志望の契約職員〜
何年かぶりに魅力的な人に恋をしてしまった。7つも下の女性だ。一目惚れだった。
話し声や立ち姿。すぐ困った顔をするところ、笑うと眉が下がるところ。左手で書く、小さくて丸い文字すら魅力的だった。彼女のどこをどう切り取っても僕の心は満たされた。春が来る前に、僕の心は色めき立つのがわかった。
29歳。作家志望の契約職員。今の自分には社会的な立場もなければ貯金もない。あるのは、作家になれるかもしれないと
【別れを切り出す側が相手の幸せを願う罪について語りたい】
彼女にフラれた。仲良くご飯を食べ、お家でダラダラ過ごし、狭い布団で身を寄せ合いながら眠りについた3日後にフラれた。突然の呼び出し、呼び出しの文句は定番の「話があるんだけど…」。悪い予感しかしない。待ち合わせ場所に向かうとリュックを両手で抱えながらベンチに座る彼女が見えた。これから暗い話をしますという雰囲気をガンガンに感じながら向かうと予想通り、「もう一緒にいられない」と。
彼女曰く、私がもう無理
【"平成"から"令和"になるってわかったとたん騒ぎ出したやつらに物申したい】
何かにつけて平成最後の平成最後のと言っているやつらに物申したい。いいから聞け。TwitterもYoutubeもTikTokも一旦止めて、胸に手を置いて話を聞いてくれ。
いいか、お前らそんなに元号、もとい平成に想い入れがあったのかよ。あれだろ、期間限定の商品が欲しくないけどめっちゃ珍しく思えたり、終わるってわかった途端今までそばにあったのにもかかわらず急に勿体なく感じちゃったりする類のやつじゃない