ワクワクスポット探検隊がゆく 須崎編
2020年1月2日
ワクワクスポット探検隊は、高知の須崎へ向かったのである。
メンバーは、クールなデザイナーと心優しい画家、そして虚弱体質のチビ(私)、この3人だ。
以下デザイナーはBoss、画家の方はDaiさんと省略させて頂く。
Bossが運転手だ。彼の運転はとても上手い。ツッコミは鋭利だが、シュールさも兼ね備えている。クールなのにボケの方のセンスもかなりのものだ。そして猫にはめっぽう優しい。※別にメンバーのボスだというわけでも何でもないが、チビの偏見と独断で勝手に略称としよう。
助手席はDaiさんの定位置だ。彼はどんな場所でもナビゲートできるし、面白そうな道を嗅ぎ分ける嗅覚を持つ。カーナビやGoogleナビより優秀なので、驚いてしまう。風情のある路地が大好物。特に飲屋街には磁石のように引き寄せられる体質らしい。
チビは、後部座席担当。主に後部座席の窓からボケっと景色を堪能しながら、前方で繰り広げられる時にシュールな会話を聞き流している。あまり役には立たない。
「正月で、個人店は閉まって居るかもしれないが、チェーン店の豚太郎なら開いているかもしれない・・・。せめて豚太郎で鍋煮込みラーメンだけは食わしてくれ。」とチビが事前にメールで懇願していたため、昼食には願い叶うこととなった。
チェーン店の豚太郎は開いておらず、駅前の個人店が開いていた。
コシもあり、お出汁も美味しく、ペロリと頂く。
Bossは、普段から宇宙食でも食べていそうなイメージなのだが、一番最後までお汁を飲んでいたので、よほど美味しかったに違いない。
須崎は時間が止まっているような、不思議な街だった。
街には何故か青色が溢れていた。晴天が相まって、美しい青の日だったということにしよう。
今回、私はロクな写真が撮れていない。
おそらく、歩くことや周りを観察することに必死になりすぎて、そちらに全てのエネルギーを用いたのだろう。
とにかく、たくさん歩いた。その割に、激しい息切れに見舞われなかったのは、昨年ジョギングをやった効果かもしれない。
須崎の海
海の写真ばかりじゃないか
そもそも今回なぜ高知の須崎に行くことになったのか。
Bossから「名案Come On!」とメールを受けた私は、一切名案がなかったので、早速、人の知恵を借りることにした。
Facebookで、片道3時間ぐらいで行けそうな面白い場所を紹介してほしいと情報を募ったのだ。
そこにすぐさま、「須崎の街はなかなか面白い」という情報が寄せられた。
そして、あろうことか、その頂いたコメントを一部そのままコピペしてBossに送り返したのである。
結果、須崎行きが決まった。
その時、私は、まだ須崎が地理的にどこにあるのか、さっぱり知らなかったのである。ちなみに、鍋焼きラーメンの情報も他の人から頂いた。
前日になり、ようやく須崎がどこなのか調べてみた。
かなりの遠さに驚いた。四国の端っこのキワキワではないか、と私は驚愕した。
長時間運転するBossの身は大丈夫だろうか・・・と一瞬心配になったが、5秒も経たないうちに「すんなり決定したのだし、おそらく構わないのだろう」と気を取り直した。
当日、まさかの寝坊で、急ぎ、待ち合わせ場所の幼稚園に走る。
新年早々、人気のない幼稚園前に、二人の乗った車を見つけた。
BossもDaiさんも、私の分の温かいカフェオレを持って待っていてくれた。
合流してDaiさんからもっともな質問を受ける。「なんで須崎なん?なんか思い出の場所でもあるんか?」
「いや、まあ・・そういう訳でもないけどね。何となく。」と適当にはぐらかすチビ。
ワクワクスポットを目指すドライブはこんな風に始まった。
撮影するDaiさん
須崎の砂浜は、砂というよりも大粒の砂利
初詣 5円がなくて10円ばかり入れてきた
須崎の街をひとしきりぶらついた後は、横浪黒潮ラインという道を走った。
上から太平洋の眺めが抜群だった。この道はバイク乗りも多いようだ。
「あの向こうはアメリカだな!」と決めゼリフを言ったチビだが、帰宅して調べたら、むしろこの方角から言えば南米だったか。
鳴無神社の鳥居は海に面していて、おみくじを引いたら、海へ向かって階段をおり、海におみくじを流すことになっているようだ。
鳴無神社の鳥居の向こうに立つチビ
photo by Dai Simaoka
photo by Dai Simaoka
普段は絶対スカート派なのに、冒険のためユニクロに走って機能性抜群のパンツを用意した。なかなか悪くないじゃないか。パンツの下には、ヒートテック極暖と腹巻きまでしてある。防寒対策はバッチリだ。
締めくくりは、高知市内で高級料亭!?でカツオのたたき定食を頂く。
こうして旅は順調に幕を閉じた。
次回に続く・・・・か?
Bossの記事はこちら
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