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読書日記〜追分日出子「空と風と時と 小田和正の世界」

 この本買ったのは昨年のが11月だったかな?
つまり半年近くも読み終えるまで時間がかかってしまったということになります。
これは私が本を読むスピードを知っている人には驚くことだと思いますが、それはこの本が面白くなかったわけでも、他に読む本が大量にあったというわけでもないんですよね。
自分の中で読み進めなかった理由はそれなりにあるんですが、それを説明できない私なのでした。
いつものように本の内容や感想というよりも昔話や関連話が多くなりそうですが、どうかご勘弁を。
じゃ、行ってみよー。

・追分日出子「空と風と時と 小田和正の世界」(文藝春秋)

 去年、この本と一緒に買ったの鈴木ダイスケさん「歌謡曲meetsシティ・ポップの時代」とミュージック・マガジンかレコード・コレクターズから出ていたシティポップ本だった記憶があります。
両方ここnoteに記事書いてますから、通常の読書生活の中でこの本はかなり奇妙な状態だったということになりますね。
まー、小田さんがいたオフコース時代のことはかなり早く読んだ記憶もあるんですよね。
オフコース解散からソロ活動の移行なども割とあっさり読んでしまったはずです。
もしかしたら、「クリスマスの約束」が昨年は放送されないことを知ったからなのかもしれませんねー。
本当に自分の中でも曖昧にしてしまっている部分でもあります。と、こういう書き方をしているということは途中で思い出してしまったのが、私のよくある話なんですね、ハイ。

 オフコースの音楽と出会ったのは1978年、まだ私が小学生の時でした。
それまでは吉田拓郎さんやさだまさしさんあたりが兄の影響で憧れの対象でしたが、文化放送のニューミュージックの番組で聴いたり「あなたのすべて」にノックアウトされた話は何度もしてますから略。
中学校に入学してからはチューリップとオフコースが私の中で2大アーティストになった話もしてますから、これまた略。

 オフコースで大きかったのは、彼らのアーティスト・ブック「Three and Two」を読んだことでした。
アイドルを中心としたタレント本は買うどころか読んだこともなかった私には大きかったわけでして、音楽のみならず、物を作る姿勢だったり、思考する方法も学んだと思います。
そして、高校に入った頃に出た山際淳司さんの「Give Up」も多大な影響を与えた本でした。
バンドの活動が停止する時期のメンバーやスタッフの葛藤に衝撃を受けてしまいまして、ノンフィクションに対しても興味を持つようになったという。
山際淳司さんの著作やキャスターとしても注目するきっかけはオフコースだった、と。

 正直、この本の著者の追分日出子さんのことは全く存じなかった私なんですが、この本に対する時間をかけた丁寧な取材には感動しました。
その中で表にされなかったとある事柄が引っかかって、なかなか読み進めなかった、こともはっきり甦ってきました。むー。

 小貫信昭さんが手掛けた小田さんとは一味違ったこの本読み応えがあります。
こうして時間をかけて読み終えて、そう思いました。ありがとうございます。
今日はこんなところで。

 ではまたー。

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