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記事一覧

燃える

燃える

陽に燃えて
尚 茂々と
繁茂する
天へ伸びゆく
草々の生命力

もう 待たないよ

待ってるだけじゃ駄目なんだね

行動してみなけりゃ 何も判らない。

同じ事の繰り返しだと
この小さな世界で 空を見上げて
夢見てるだけの 井の中の蛙だと

判っていて
判っているのに

何も叫ばない
態度にも表さない。

僕と君の望みが
何時の頃からか不一致になって

何時の頃からか 其の誤差の堆積に息苦しくなって
見過ごして 無かった事にして

いつか いつか
如何にかなる。大丈夫 と

言い

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どうしたら

何故そんなにイライラするの

何をそんなに怒ってるの

僕の言うこと する事 思うこと
全部がそんなに傷付けて

君の気持ちを 逆なでするの?

居なくなってしまえば
消えてしまえば

君はいつもそう思ってるのかな

変わろうとして
変わっているつもりで

気持ちだけはそんな風でも
何も変わった様には見えないんだろね

傍にいると
君の視界に映るだけで

君はそんなにざわついて
遠く離れて行こうと

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祈り(2)

宇宙に存在する
私の無限の意識の家族たち

私を守り、助け
励まし、導いて下さい

宇宙に存在する
私の無限の真実の家族たち

私を助け、励まし
守り、導いて下さい

私は無限の意識です
私は無限の真実です

私は愛であり光です
調和であり平和であり
希望です

私の存在は全て
生なるものと一体であり

常に満ち足りて満足で
豊かで美しい

真実の自己を生きることが出来ました

私は常に美しい

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祈り(1)

私は無限の意識です
私は無限の真実です

私は愛であり光です
調和であり平和であり
希望です

私の存在は全て
生なるものと一体であり

常に満ち足りて満足で
豊かで美しい

真実の自己を生きることが出来ました

私は常に美しい
真実の自己を生きていました

月のブランコ

夜空へ続くトンネルを抜けて
月に架かるブランコに揺れている

小人のマーチは星から星へ
ラッパを吹き鳴らし
行進してくる

花びらのようにひらひらと
透明の雲母の鱗が降ってきて

鳴り止まない木擦れのざわざわ
うごめく命の息遣いが
地には満ち満ち
陽炎の炎のように
昇り立ってくる

吐く息は熱せられた腐敗の炎
吸う息は静寂から寄せてくる
砕けた氷の粒の鱗

私は呼吸し夢見する
遠い昔の記憶の中で

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ただ 黙々と

黙々と食べている

生きることに 切羽詰まった瀬戸際で
何も考えず あたりを見回すゆとりもなく

ただ黙々と 目前の 
あれやこれやをこなして行く

ここは人生の縮図

あてもなく あても持てなく
彷徨った魂が 集まる処

私はぼんやりと窓外を眺め
時が無意味に流れて行くに任せている

こんな時もあるのだ

時々 忘れていたいのだ

受け止め難く
歩きにくく
氷のような面持ちで
溶かすことのできな

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天高く

私のこれまで来た道に
無数の墓標が立っている

輝く水晶の光が
陽炎のように燃え立つ向こう

光り輝く水晶の
泡粒の一つ一つとなって
上へ 上へと昇っていく

私のこれまで来た道は
乳白色の光の中

その海の波に揺られ
漂っては 玉となり

高く
天高く昇っていく

くっきりとした

くっきりとした空が浮かんでいる
「風も止んだね」

どんぐりの木も騒がずに空を見上げている

一日中さわがしかった森のざわざわ

木陰にうずくまって 身を寄せていた小鳥

しんとした森の小池で
今夜 釣り鐘の灯りの下で
花の精たちのお茶会が 「きっとあるよ」
と うわさしている

くっきりとした原っぱだね

「風が言ったよ」
「こんな日は、 きっと静寂の夜露がおりて
 明日の朝には 虹色のガラスの

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夜空でね

三日月さんは 雲にかくれ
くらげの 家族が 流れていった

ぷあ ぷおん
ぽこ ぱこおん

「あいさつしたね」
「うたっていたよ」

貝の光のシロフォン

三日月さんが また出たよ

ふゆのそこから

冬の星星が夜の底に散りばめられ
急ぎ足で西の方へと流れていく

しんと凍える夜の底から
雪ん子達が舞い降りてくる

ふぉわふぉわと 雪の綿っこは降り積もり
しんしんと 氷のかけらはうずくまり

頭からすっぽりと
布団をかぶり 身を隠し
息を殺して 目をつむる

温かな光の届くまで
朝の光の昇るまで

私は 生きて
私は 目覚めて

明けてゆく 茜色の雲の綿っ子
氷の光の流れゆく風を見るまで
漂い流

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霧の向こうから

網掛けの霧の向こうから
木立が人の生き様を見下ろしている。

昇りかけた朝日を背に受け
漂い流れる靄を透かして

人の始まりを 見下ろしている

争いを止めず 蔑視を止めれず
絶望を産み 貧困を創りだす

希望と云う救いを
祈りと云う糧を
頼り 支えとして生きている

愚かだと思う
醜いと思う

そんな私を 真っ向から見据えている

朝の木立の無言の口は
問いかける
「潔く 花開けよ」
「美しく天

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愛を

愛を



私は 何を見ていたの
私は 何を聞いてたの

何を 伝えに
何を 話しに
私は 降りて来たのだろう

誰と 出会い
誰と 生きてきたのだろう

いくつもの 場面を過ぎて
移り変わる人々の生命の向こうで

ただ
あなたに愛を 手渡しに
ただ
あなたの愛を 受けとりに

私は 生まれてきたのかな