マガジンのカバー画像

ジンバブエ/コンピュータ技術/協力隊レポ

23
ジンバブエにコンピュータ技術隊員として派遣されているすーさんの日々の記録と、ジンバブエに関するレポート集。
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

行く先がこわいなら"失敗なんて存在しない"アフリカを知ってから進んだらいかが?

行く先がこわいなら"失敗なんて存在しない"アフリカを知ってから進んだらいかが?

明日、友人がニュージーランドに旅立つらしい。出発直前、彼はこんなnoteを書いている。

めちゃくちゃわかる。わたしも協力隊という挑戦を選び、日本で積めたキャリア、出会い、その他いろんなものを手放してここジンバブエにきた。日本を出る直前はさすがに少し不安にもなった。

けれど不安だったのは過去のわたし。

今、このnoteを読んで思うのは、のすけのニュージーランドに行くという行為も、わたしの協力隊

もっとみる
へんぴな海外からラジオを始めたことによる効用

へんぴな海外からラジオを始めたことによる効用

2023年1月に「すーさんのバブエってるラジオ」を始めてゆるゆると半年近くが経った。

ジンバブエ生活をどうにかいろいろな方法で発信してみたいと思ってはじめてみたPodcast。手持ちのiPhoneの録音アプリで1話10〜20分収録し、Mac純正のGarage Band というアプリでBGMをつけてSpotifyのアプリに上げるだけ。

元からPodcastや深夜ラジオを聴くのが好きだった私。アッ

もっとみる
嘘つきなアフリカ人ー”約束を守らない”文化の考え方ー

嘘つきなアフリカ人ー”約束を守らない”文化の考え方ー

アフリカ人はめちゃくちゃカジュアルに嘘をつく。

「バス?1時にくるからそこで待っときな〜」
⇨来ない。

「明日の朝仕上がりますから取りに来てくださいね」
⇨できてない。

「ここで11時に待ち合わせね!」
⇨3時間経っても現れない。

「水は明日には出るようになるよ」
⇨4ヶ月経っても出ない。

これで責めると、めちゃくちゃぽかんとされるか、ものすごい勢いで言い訳をし始める。「道が混んでてさ」

もっとみる
【Report】ジンバブエの医療事情〜経済崩壊した国で健康を保つ難しさと重要性〜

【Report】ジンバブエの医療事情〜経済崩壊した国で健康を保つ難しさと重要性〜

私は、幸運なことにジンバブエで体調不良のために病院に行ったことはまだない。できる限りお世話にならないで帰りたいものだが、これからまだ滞在期間は長いのでどうなるかはわからず、体調不良になった際は常に「これ以上悪化するなよ、、」と持参した薬とこちらの市販薬でどうにか戦っている。

ジンバブエは一度経済が完膚なきまでに崩壊しているので、その影響もあって医療事情もなかなかにひどいものだなあと思っている。本

もっとみる
現代ジンバブエにおける家族のカタチ ~ローカルと暮らす協力隊員が感じること~

現代ジンバブエにおける家族のカタチ ~ローカルと暮らす協力隊員が感じること~

結婚は、何歳くらいでするのが"普通"だと思うだろうか?

わたしは今、ジンバブエで海外協力隊としてジンバブエの現地人と暮らし、現地人の中級公務員と同程度の生活をしている。

あえて嫌いな"普通"という言葉を使ったのは、ここの"普通"が日本や西洋諸国の"普通"と違いすぎる、ということを半年のジンバブエ生活でひしひしと感じているから。

今回は、半年暮らして見えてきたジンバブエの家族観を、今見えている

もっとみる