アジア人とヨーロッパ人の店員、同じ対応をしますか?

note感想文。

差別はされたことがないが、馬鹿にされたことはある。

彼等は必ずしも差別的かつ軽蔑したいという意図でそういう呼び方をする訳ではなかった。
軽いいじりみたいなものだし、場合によっては愛称というか、親しみを込めて使ってる場合もあった。

スーダンの場合もおそらく同じで、どうコミュニケーションを取れば良いのか分からず、軽いいじりのイメージでChina(中国人)、Siinii(中国人)、ニイハオ、チントンチャンシュン(適当な中国語)と大声で言ってくる。時にはあからさまに馬鹿にした言い方をしてくる。

軽いいじりやコミュニケーションと分かっていても、心の余裕がない時はイライラしてしまう。

首都であり人が多く、言ってくる人も多いので、いちいち対応するのが面倒になってしまうからだ。(そんな人は馬鹿にしてこないが)話を聞いてくれそうな人にはしっかり説明をするし、質問にも答える。

スーダンでは小さい子どもから学生くらいまでは馬鹿にしてくるが、それ以降はあまり馬鹿にしてこない。
しかしヨーロッパでは少し様子が違うとこのnoteで知った。大人が本気でもしくは悪気なく言ってくるのだと。

Chino!!(中国人‼︎) Puto chino!!(クソ中国人‼︎) Abre los ojos Yuri!!(ユーリ目開けよ‼︎) とか、時には、Chino feo huele mal (中国人 ブス 臭い)と連呼された事もあった。
ある日、友達とカジノに居た時同じ台で遊んでいたスペイン人が負けまくっていた。
対してボクらは順調。
するとそのスペイン人が言い始めた。
こいつら中国人がいるから俺は当たらない。
こいつらはズルしてる。
こいつらが俺らの運を全部持って行ってる。
クソ中国人め!と言ってガチギレをしてきたのだ。
あの金髪のやつは原爆のせいであの髪色になったのか?と聞かれた。この時は流石にイラっときて、「お前は差別主義者だ。何も面白くない。」と言い返しました。

イライラした時に言う、悪気なく言うということはヨーロッパが上、アジアやその他を下と見ている根本的な原因があるように思う。

ヨーロッパの人の方が人間的に優れた人たちだからしょうがないのか。。

いや。そうじゃない。
ジャレド、ダイアモンドの「銃、病原菌・鉄」にこんな感じの説明があった。

イラクや中東の肥沃な三日月地帯が環境的に恵まれていた。環境が人を農業社会・定住生活に移行させ、人を進化させた。この差が先進国と途上国にある人の格差を生み出した。

人間は生まれ育った環境によって読み書きができたりできなかったり、考え方や宗教が異なるだけで、生まれ持った能力は同じなのかもしれない。

だからといって、説明はできてもヨーロッパ人の考えを変えることは難しいかもしれない。

だからアジアの人やアフリカの人を下に見るのではなく、同じような能力を持って生まれた人間なのだと知っていることが大事だと思う

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