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さあ激動の時代の幕明けです。    自ら変化変容し時代の流れをつかみ取りましょう!

宇宙一外食産業が好きな須田です。
 
新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
 
さて、新たな激動が起こる一年となる予感がする、年の幕開けです。
 
なぜこのように表現すのかというと、昨年までのコロナパンデミックに対する政府の対応と来年度以降の対応が、否が応でも変化せざるを得ない状況に来ているような気がしているからです。
 
現在コロナは2類相当ですが、世界情勢を見る限りノーマスクの状況が進行しており、インフルエンザと同様に共生の段階へと移行するような気がしております。
 
中国に端を発して拡散してしまったコロナパンデミックですが、その当の中国がゼロコロナ政策を中断し、制限のない政策に切り替わりました。
 
制限を外したとたんに人民大移動が発生し、コロナも拡散しているようですが、既に人民の皆さんは対処の方法がわかっているようで、大きな騒動にはなっていないようです。
 
余談ですが、大きな騒動はゼロコロナを撤回する以前に発生した共産党と習近平国家主席に対する抗議デモの方が、個人的にはよっぽど興味深い出来事でした。
 
私自身が北京に会社を持っていた経緯もあり、今でも当時のメンバーとつながっていることもあり、中国の動向は興味をもって観察しております。
 
その中国で大きな反政府デモ反習近平デモが発生したことは、大きな驚きとある意味称賛をもって見ておりました。
 
やはりあの国は人民が一気に動き出すと、権力側の体制に大きな影響を及ぼしますね。
 
 
さて、話をもとに戻します。
 
 
2023年は間違いなく激動の年に成ると言えます。
 
 
飲食業界も大編成が起こっても、不思議ではないと私は考えています。
 
大きな企業が更に大きな企業に吸収されることも、それまでライバル的な関係にあった企業の合併も発生すると思います。
 
マーケットの変化変容にともない、各社が生き残りのために共生の時代に突入すると思います。
 
 
過去を振り返ってみると、バブル崩壊後に真っ先に大々的な再編成が起こったのは銀行でした。
 
 
それまで財閥系として君臨していた各銀行が吸収合併を繰り返し、銀行名を変更しながら幾度となく再編成を繰り返し、メガバンクという新たな銀行システムが登場しました。
 
 
その後、あらゆる業界で企業間の吸収合併と統廃合が行われ、残念ながら対応しきれなかった企業の自然淘汰されていきました。
 
1990年代初頭も、リーマンショックが起きた2009年以降の数年間も、同様の現象が起きました。
 
 
時代から学ぶと現在のマーケットを取り巻く状況は、バブル後とリーマンショック後と同様の要素があるように思えてなりません。
 
 
大きな混乱の後には必ず新たなマーケットが形成され、新たな成功の種が見つかります。
 
 
その成功の種を見つけられるか、それともこれまでの成功体験の延長線上にしがみつき、時代にマーケットに淘汰されてしまうのか。
 
これらが、明確に分かれる年になると言えますし、私はそのように見ています、感じています。
 
 
このような大激動時代で大事なことは、勇気をもって行動を起こすことです。
 
 
乱世におとなしくしていると、時代に飲み込まれいつしか淘汰される側になってしまう危険が非常に高い確率で発生します。
 
 
強い幹を持った大木でも台風の風の力で根元から折れてしましますが、柳はどんな強風でもなびいて倒れることはありません。
 
 
即ち、根を張って頑固に硬くなに今までのやり方、これまでのビジネスモデルに固執していると、乱世の風にまともにあおられて幹が折れてしまう危険があるということです。
 
 
この乱世の強風を柳に風のごとく、軽やかにいなしながら、ビジネスモデルを変化変容させる柔軟性こそが、現代の経営者に求められていることだと言えます。
 
 
陰陽五行では、
「あらゆる事象は変化変容していくことこそが、不変の法則である」と、説いています。
 
全ての事象は変化変容するものであり、ある特定の事象に固執するとそこには執着が発生し、自ら変化変容を否定した結果、残念だが淘汰されてしまうと説いております。
 
時代の変化をとらえて変化していく、自らを変容させる行動を起こすことこそが生き残ってく唯一の法則と言えます。
 
 
さて、では具体的に本年度はどのような考え方、感じ方をもってビジネスにあたるとよいのかというテーマですが、このテーマの答えは一つしかないと言えます。
 
 
それは、マーケットインの徹底です。
 
 
企業論理と間違った効率化を基準とした企業経営と店舗運営を続けるのか、原理原則に則った企業経営と店舗運営を行うのか、この一点こそが違いを生む違いとなります。
 
 
この3年余りを振り返ると、企業経営の困難さを理由に、間違った効率化を導入してしまった企業が複数見受けられます。
 
飲食業の本質であるコミュニケーションをないがしろにし、効率化の命題の元に最も大切なコミュニケーションを切り捨ててしまった店舗がたくさん発生してしまいました。
 
 
それでなくともコロナの影響で人と人もコミュニケーションの在り方が変化しているさなかに、コミュニケーションスタイルを変化してさせてしまった店舗が多く発生してしまいました。
 
これらの企業・店舗は、変化に正しく対応しているかのように考え感じているようですが、飲食業の原理原則を照らし合わせると、疑問点が複数浮かび上がってきます。
 
 
真っ先に最も大切なスタッフを切り捨てて、代わりに人を頼らない機械化を推し進め、その結果、顧客が戻りつつある現在、スタッフを揃えることができずに本来の力を発揮できないで苦労をしている店舗を多く見てしまいます。
 
オーダーも専用の端末を導入し、メニューを顧客のスマフォにダウンロードさせ、オーダーを受注するようになってしまった店舗がたくさん発生しました。
 
色々な考えはあると思いますが、飲食業の本質はコミュニケーション業です。
 
商品を販売することだけが、飲食業の構成要素ではありません。
 
店舗運営の効率化の名のもと、その効率化の犠牲になっている、負担を強いられているのは、言うまでもなく利用者であるお客さまです。
 
 
各種システムを導入することは賛成ですが、運用方法を改めて再構築しなおさないと、負担を強いられストレスを感じているお客さまは離脱していくように感じます。
 
改めてマーケットインを深く深く考えて感じてビジネスモデルを再構築すること、企業としての在り方と存在意義、業態のコンセプトと商品の特性を再構築しビジネスモデルを再構築することが、最も重要になります。
 
効率化とは、お客さまの利点となることが絶対条件であり、それ以下でもそれ以上でもありません。
 
改めて顧客第一主義とは何かを思い起こし、マーケットは何を感じているのか、どのようなことを欲しているのか、何処を変化変容させると喜んでいただけるのか、お客さまに感動の体験をお届けできるのかを感じて考えることとこそが、今後の生き残りのための、最も効果的な施策と言えます。
 
 
生き残りとは変化し変容し、時代とともに成長してこそ成し得ることです。
 
 
生き残れるとは、時代に、マーケットに必要とされているということです。
 
生き残れないということは、自然淘汰されてしまう必要とされていないということです。
 
どうか激動の一年を力強く渡っていってください。
その先の繁栄を勝ち取ってください。
そのために改めてお客さま二寄り添って下さい。
お客さまも感じていないような不平不満を解消するビジネスモデルを再構築することに力を注いでください。
 
 
そして、それらのことが成し遂げられるように、私はできるだけのサポートを、一所懸命にさせていただきます。

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