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仙台で純度100%のスナップは難しいのか

一昔前までは雑誌の1つの特集としてストリートスナップというものが数多くあり、それに載ることが目標でもあったという人も多かったと聞きました。しかし今では、雑誌での毎号掲載のストリートスナップは見かけなくなり、それ伴って、オシャレというものの形骸化や個性の欠落の傾向がみられると一般では考えられるようになりました。私はストリートスナップ全盛期に生きていた人間ではないので完全に個人的な感覚としての話になってしまうのですが、ストリートから流行が生まれる印象を持っています。現在はいわゆる有名芸能人が着たアイテムが人気になりそれに伴って高騰したり、街で多く見かけるいわゆる量産と呼ばれるものになったりしていると推測できます。私がこれまで触れてきた紙媒体ではストリートが流行を作り、なんならそれに芸能人が乗っかって更に流行が加速するという仕組みであったと感じています。一昔前は流行ったアイテムやスタイリングを自分なりにしょうか(消化、昇華)するという思考を無意識ながらにも挟んでいましたが、現在にはそのような思考を挟む人は多くなく、それがスタイリングの形骸化を生み、アパレルシーンが盛り上がっていないと感じる1つの要因になっているのではないかと考えます。実際には洋服の売上推移だけで見ると年々上がっている(らしい)のでその一面だけをみればアパレルに勢いがない訳がないと思います。(ファストファッションの台頭による事が大きいとは言えるが。)全員が全員、アバンギャルドな格好をしているのが正解ではないと思うし洋服は自分が触れた情報を基に好きに着るのが1番です。しかし、自分のこだわりポイントがみんなと同じなら洋服文化として変化がだんだん無くなっていくのではないかと一素人は思ってしまいました。ここ数年のスタイリングの特徴を説明できる人はいるのか、それはどこのカルチャーが由来で○○年代のリバイバルもあってなどといって言語化できる人がどれだけいるのか、現代っ子の自分としては確実に少ないと思います。

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