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東京大学理系卒が大阪大学医学部2年次学士編入を選択せず再受験で地方国立・私立医学部1年生から始める理由

大卒または卒業見込みで

「阪大医学部2年次」か「地方国立or私立医学部1年次」スタートならどちらを選びますか。

よく東京大学理系学部を卒業された方で学士編入があるにもかかわらず、地方国立医学部や私立医学部を再受験されている方がとても不思議だったのでその理由を考えてみました。


自己紹介

はじめまして。すこーんと申します。

2023年度大阪大学医学部医学科学士編入学試験に合格し2年生からスタートしている23歳です。

医学部学士編入と聞くと、東京大学理系の博士持ちのようなスペックの方がゴロゴロいると何の根拠もなしに想像しがちです。

私は東京大学の理系学部卒でもありません
修士博士の学歴や社会人経験全くありません
(研究歴も学部レベルでGPAは低めでした。)

頒布会を見られた方は分かるように

一般的に阪大医学部編入試験合格者の中では珍しい経歴ですが

最難関の医学部学士編入試験に合格しました。

大学教養レベルの理科3科目とTOEICで点数さえ取れれば合格可能性が高まります。

東京大学理系学部の方の半分近くは大阪大学医学部医学科の一般入試に合格できる実力がないにもかかわらず、そうでない東京大学の理系学部卒でもない、修士博士の学歴や社会人経験全くない私が阪大医学科2年生からスタートできるのは非常に魅力的な試験だと思います。

考えられる理由

①学士編入を知らなかった

東大理系卒の方は国立医学部学士編入試験に合格される実力が十分にあります。

大阪大学以外にも筑波大学、東京医科歯科大学、北海道大学、名古屋大学を受験される方が多いです。

再受験で地方国立や私立医1年から始められてるのは非常に勿体無いように思います。

私立医学部となると学費も高いです。

★仮に今2023年6月から勉強開始して2024年7月実施の阪大医学部編入試験に合格するのと

2024年度冬の私立医学部一般入試に合格されるのでは

医師になる年齢は同じ or 1年早くなる
2025-2030 大阪大学医学部医学科(学士編入)
2024-2030 私立大学医学部医学科(再受験)

・2200万(慈恵医など)-300万(国立医学部編入5年)
約2000万円の差

・さらに「大阪大学」医学部医学科5年間で卒業できる

医学部学士編入の筆記重視校を考えてみてはどうでしょうか。

生命科学英語しかない二科目型、面接重視校の学士編入には一定のリスクがありますので強く勧めることはありませんが

筆記重視校に関しては知らないのは非常にもったいないと思います。

東京大学の教養の授業を受けられた方からすれば

他大学の1年教養の授業は退屈に感じられると思います。

線形代数や力学の講義に1年間と60万の学費を費やすのは意味がないと思う東京大学理系卒の方が多いのではないでしょうか。

②実力が足りない

東大理系の人でも阪大香川正規落ちるのは聞きます。

合格される方は東大在学中も真面目に勉強された方が多いです。

阪大上位で合格される方は進振り平均点80〜85点が多い印象です。

東大理系の上位2〜3割らしいです。

仮に大阪大学が不合格でも

筑波大学、北海道大学、名古屋大学など上位の国立医学部編入に合格される可能性が高いので「複数の国立を滑り止めにできる」というメリットがあります。

非東京大学理系学部卒の私が大阪大学(10名)と香川大学(5名)に正規合格できたので

東京大学理系卒のあなたならどこかの国立医学部編入試験には合格される確率が高いと言えます。

③一般入試が好き

東京大学理系を突破された方は一般入試に自信があると思います。

物理化学選択者にとって生命科学の独学は難しく生命科学が苦手(気持ちわかります。)数学が好きという方は

一般入試の方が早く合格が決まる可能性の高い人が一定数いると思います。

医学部受験は精神的にきつい部分も多いので、

早く医学部合格を掴み取るというのも戦略の一つだと考えると

一般入試で決めてしまうのもありだと思います。

独学が難しい方、予備校を利用できない環境の方は一般入試の数学の復習をした方がよいと判断されたと分析しています。

①②③だけではなく以下の理由も大きいと思いました。

④安全志向な人が多い

東大理系卒後に医学部進学を試みる人は安全志向な人が多いので

①阪大医学部編入2年 成功率50-60%
②地方医・私立医1年 成功率70-80%

上記二つの選択肢があると②を選ぶ人が一定数いるので阪大医学部編入の難易度が安定していると予想してます。

医学部進学を試みる人が学士編入を選択するのは確率の問題です。

⑤入試の実施時期の問題

新学期が4月から始まり

今の環境ではなく、別の方向へ転換を試みる時期が大体5月~6月

その頃には阪大医学部編入の出願が終っている

or

その時期から勉強を始めてもさすがに間に合わない人が多い。

じゃあ、来年度の阪大医学部学士編入試験にしようと試みると思いますが

秋から冬に行われる学士編入の後半戦、一般入試で合格される確率が高く、来年の阪大医学部編入試験までに合格してしまうから。

一般入試の偏差値のデータから東大理系で私立医学部や、後半戦の難易度の低めの国立医学部学士編入試験合格されないのは考えにくいです。

また、来年の阪大医学部編入を目指していたら、今年の弘前大学医学部学士編入に合格したという話はよく聞きます。

結論

①~③の理由が考えられますが、④⑤の理由も個人的に大きいと分析しています。

さいごに

日本一難しい編入試験を突破して医学生になりませんか?

2025年度大阪大学医学部編入試験まであと約一年となりました!

あなたの挑戦をお待ちしております。

すこーん

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