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デザインという営みにコピーを与えてみる。

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このマガジンでは、デザインにコピーを与えるという目標に向かって「デザインを語ることば」を集め、分類し、デザインとは何かを再解釈する学習プロセスを記録しています。
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#広告コピー

第6回「必然ということばは社会的で、偶然ということばは個人的である」(寺山修司『幸福論』より)

第6回「必然ということばは社会的で、偶然ということばは個人的である」(寺山修司『幸福論』より)

このマガジン「デザインという営みにコピーを与えてみる」では、デザインにコピーを与えるという目標に向かって「デザインを語ることば」を集めています。第5回では安部公房の「小説というのは、まだ意味に到達していないある種の原型を作者が提供し、読者はそれを体験する」を紹介しました。

さて、第6回でご紹介し、書き留めておきたいのはこちらです。

必然ということばは社会的で、
偶然ということばは個人的である。

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第5回「小説というのは、まだ意味に到達していないある種の原型を作者が提供し、読者はそれを体験する」(安部公房)

第5回「小説というのは、まだ意味に到達していないある種の原型を作者が提供し、読者はそれを体験する」(安部公房)

このマガジン「デザインという営みにコピーを与えてみる」では、デザインにコピーを与えるという目標に向かって「デザインを語ることば」を集めています。第4回ではディーター・ラムスの「良いデザインの10カ条」を紹介しました。

さて、第5回でご紹介し、書き留めておきたいのはこちらです。

「小説というのは、まだ意味に到達していないある種の原型を作者が提供し、読者はそれを体験する」

これは「砂の女」や「箱

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第4回「良いデザインの10カ条」(ディーター・ラムス)

第4回「良いデザインの10カ条」(ディーター・ラムス)

このマガジン「デザインという営みにコピーを与えてみる」では、デザインにコピーを与えるという目標に向かって「デザインを語ることば」を集めています。第3回ではいけばな草月流初代家元・勅使河原蒼風の言葉「ウソをつけよ、ウソがまことなのだ。」を紹介しました。

さて、第4回でご紹介し、書き留めておきたいのはこちらです。

「良いデザインの10カ条」
これは、BRAUNのプロダクトデザイナーとして数々の名作

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第3回「ウソをつけよ、ウソがまことなのだ。」(勅使河原蒼風『花伝書』より)

第3回「ウソをつけよ、ウソがまことなのだ。」(勅使河原蒼風『花伝書』より)

このマガジン「デザインという営みにコピーを与えてみる」では、デザインにコピーを与えるという目標に向かって「デザインを語ることば」を集めています。第2回では「あたくしはお取り次ぐするだけ」という八代目文楽の言葉を紹介しました。

さて、第3回でご紹介し、書き留めておきたいのはこちらです。

「ウソをつけよ、ウソがまことなのだ。」
いけばな草月流の初代家元・勅使河原蒼風の言葉です。前後の文章があってこ

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第2回「あたくしはお取り次ぐするだけ」(鈴木康之『名作コピーの教え』より)

第2回「あたくしはお取り次ぐするだけ」(鈴木康之『名作コピーの教え』より)

このマガジン「デザインという営みにコピーを与えてみる」では、デザインにコピーを与えるという目標に向かって「デザインを語ることば」を集めています。しばらくは、わたし個人がデザイナーとして影響を受けたことばを振り返る作業になりそうです。よろしければお付き合いください。

さて、第2回でご紹介し、書き留めておきたいのはこちらです。

「あたくしはお取り次ぐするだけ」こちらは、寄席の名人、八代目文楽の言葉

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デザインという営みにコピーを与えてみる。第1回 これから書いていきたいこと

デザインという営みにコピーを与えてみる。第1回 これから書いていきたいこと

はじめにキャッチコピーやボディコピーをつくりながらデザインを進めると、なぜ頭の中が整理されるのだろう。そんなことを考えたことがあります。

言い換えると、デザインする対象に関する広告コピーを考えることが、本質を捉える作業を促す感覚があるのです。

コピーを考えるということは、本質を捉えるために、多くを捨てる作業だからかもしれません。モノを取りまく人や環境をひっくるめて、たったひとつの感動に集中する

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