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Kの向くままにおススメ映画『シャイニング』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。筆が進まないKです。今回は『シャイニング』。一言で表すと「キング オブ サスペンス映画」です。



こんな人におススメ 

心理サスペンスが好きな人
オカルトが好きな人


要注意点まとめ 

▲現代のホラー映画に比べたら随分穏やかですが、それでも心臓の弱い人は控えた方が良いかもしれませんね


こんな映画です 

原作はスティーヴン キングの同名小説。
コロラド州ロッキー山脈にある展望ホテル。小説家のジャックはこのホテルに管理人職として採用され、家族を連れて訪れた。ホテルが閉鎖される冬の5ヶ月間、雪の被害を抑える為、ボイラーを燃やして毎日違う場所を温めるのが仕事。
支配人のアルマンは《いわく付き》と語ったがジャックは全く気にしない。その《いわく》とは、以前の管理人が孤独に耐えられなくなり気が狂って家族を惨殺し、自殺したというもの。しかしジャックは、新作の執筆に孤独な環境は好都合だと、喜んで引き受けた。

…もうこれだけでどんな展開になるのか判りますよね。


もう少し詳しく 

『シャイニング』とは《超能力》の事。原作者スティーヴン キングは本作品(映画)を酷評したそうです。何故なら原作を改変し《超能力》が物語の中心ではなくなっていたから。でもKは大絶賛。超能力ともとれるし妄想ともとれる。オカルトが好きならそのように観れば良いし、心理サスペンスでも良いのです。勿論、Kの解釈ではホラーでもオカルトでもなく、完全にサスペンス映画。
「全然怖くなかった」という感想もあるようですが、、Kもホラー映画として心霊的には特別怖くないと思います。しかし、心理サスペンスとしてはどうでしょうか?実際に起こり得るお話として非常に怖ろしいと感じました。

作中ではあまり触れていませんが、どうやらジャックは作家として成功していないようで、他の仕事を得るのにもやっとのような背水感が漂っており、「筆が進まない作家の苦悩」が焦りを加速させていきます。
更に案の定、孤独や孤立感から精神を病んでいき、以前自殺した管理人と同じような状況に陥るのでした。
こういった現実的なテーマをやっておいてそれを《超能力》で上書きするのは少々勿体ない気が……。


観た後はこんな気分になりました 

「映画って本当に素晴らしいな、面白いな」とKが感じた最初の作品です。水野晴郎は毎週素晴らしい映画に出会ってたみたいですけどね。
…でこの後色々な映画を観て現在に至る訳ですが…コレが基準となるとなかなか同等以上に素晴らしい作品が出て来ないんですよ。

本作の展開自体は最序盤で全て判ってしまいますが、その観せ方とか芸術性、カメラワーク、演技演出など、流石巨匠の作品。
主演のジャック ニコルソン、彼の狂気の演技は今更説明の必要はなし。しかし、それをも凌駕する怪演、妻ウェンディを演じたシェリー デュヴァル。演技とかを超えてる。本当に殺されかけたんでしょ?ママー怖いよー、ジャック ニコルソン以上に恐怖。

それから、赤い液体が大量に流れ出るシーン、そこだけで芸術点を+1して良いレベルです。(ただし、ラストのジャックの氷漬けは減点対象)

総評、こんな高レベルなサスペンス映画は稀です。キング オブ サスペンスだ!そしてキング オブ スティーヴン!更にシェリー デュヴァルはクイーン オブ サスペンス!だから主人公が《ジャック》なんですよ(偽情報注意)。


心に残ったセリフ 

ハロラン料理主任 :「何かが起こると必ずその跡が残るものだ。トースト1枚焼いても匂いが残る。出来事に依っては特別の跡を残す事もある。誰にでも見えるものではない。シャイニングが必要だ。」

このセリフのようにあからさまなオカルトアピールも多いからKは敢えての逆を行くサスペンス解釈なのです。天邪鬼かな?しかし、、サスペンスでは説明がつかない場面が1つだけ。それは、食料庫の鍵が開くシーン。鍵は初めから閉まりきっていなかったのでは?とか、、強引?まあでも、リアルでも科学や物理だけでは説明できない事が多々あるからね……。

映画好きを自称している人で未観の人はあまりいないと思いますが、もし未だなら観るべき作品ですよー。


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