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映画好き一般人のKです。メジャー・マイナー、新旧問わず心に残った映画の感想日記です。芸…

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映画好き一般人のKです。メジャー・マイナー、新旧問わず心に残った映画の感想日記です。芸術や創作全般に興味があります。

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  • Kのおススメ洋画【《超》短文紹介】

    マニア必見映画(K主観)を集めました。おススメしたい人に当てはまった場合はとりあえず観るべき!…かもです。

  • Kのおススメ邦画【短文紹介】

    お気に入りの邦画を短文紹介。よくあるエンターテイメント映画に飽きてきた方は是非観てください。

  • Kのおススメ洋画【短文紹介】

    定番からマニアックな作品まで、単なる映画好きの感想日記。

  • Kのおススメ洋画

    おススメ洋画の感想日記です。文化人やシネフィルではなく、ただの映画好きな一般人ですので同じ目線の方に読んでもらえると嬉しいです。好きな要素はファンタジー、サスペンス、夢、生と死、哲学など。苦手なのはアクション、スプラッター、犯罪、脱獄、銃撃戦、カーチェイスなど。好みが似てるならきっと損しない映画ばかりですよ!

  • Kのおススメ邦画

    おススメ邦画の感想日記です。文化人やシネフィルではなく、ただの映画好きな一般人ですので同じ目線の方に読んでもらえると嬉しいです。好きな要素はファンタジー、サスペンス、夢、生と死、哲学など。苦手なのはアクション、スプラッター、犯罪、脱獄、銃撃戦、カーチェイスなど。好みが似てるならきっと損しない映画ばかりですよ!

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Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『イタリア式離婚狂想曲』超短文紹介

【イタリア式恋愛コメディ映画】 離婚のため妻に不倫をけしかけるラブコメだが、、ハリウッド的な《笑いあり、友情あり、ラストHappy!》とは大違い。《シュール、ブラック、最後は、、、》てのを好む人におススメ。 イタリアの二枚目大スター、主演のマストロヤンニ。しかし演ってる事は三枚目エロオヤジ。。『女の都』『欲望の館』などこの手の役で右に出る者は、、レスリー ニールセンとか? 『甘い生活』がキーとなるのも気が利いてる。 哀れなのはどっちか…。  #イタリア式離婚狂想曲 #甘

    • Kの向くままにおススメ映画『福田村事件』短文紹介

      【船頭は扇動されない映画】  ↑ 上手いぞ!船頭なら先導しなきゃ。この時点で既に8割紹介完了!、て軽い感じで始めましたが、、映画タイトル渋過ぎ。。Kのように情報弱者の場合、ジャケとかタイトルは食指を動かす重要なポイントなんだからもう少し何とかしてくれ。 『福田村ピンク事件』てのは?、、違うな…タイトル難しいね。。 …それでは内容について。 Kが映画に求めている事の1つは普遍性。本作も「扇動される民衆と、その人たちによる朝鮮人虐殺」というなかなか骨のある重い史実ではあるの

      • Kの向くままにおススメ映画『質屋』ネタバレあらすじ感想日記

        こんばんは。キリギリスなKです。今回は『質屋』。一言で表すと「人の心を取り戻す映画」です。 こんな人におススメ  要注意点まとめ  こんな映画です 原作はエドワード ルイス ウォーラントの同名小説。 主人公ソルの仕事は質屋。だが、質屋を営むお話ではない。 「神や人間は信じない、金がすべて」ていう彼の心の闇を表す職として、また後述しますが民族を代表する職として適当だったのでしょう。 真っ当に質屋を営んでいる人には申し訳ないけれど、、安く質入れさせて高く請け出すのがコツだと

        • Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『トゥモロー ワールド』超短文紹介

          【人類の子供を守り抜く映画】 原作はP.D.ジェイムズ『人類の子供たち』。 2027年イギリス。18年もの間、原因不明で赤ちゃんが産まれない、人類滅亡カウントダウン中のディストピア。そんな中、奇跡的に産まれた一人の女の子を主人公たちの命のリレーにより守り抜く。 そして《ヒューマン プロジェクト》、、コレがどんなプロジェクトなのか一切明かされないのでハッピーENDなのかは判断できない。しかし、命の尊さは伝わる、、とか言いつつも登場人物死に過ぎでしょ。ほぼ全員死亡。。 SFと

        Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『イタリア式離婚狂想曲』超短文紹介

        • Kの向くままにおススメ映画『福田村事件』短文紹介

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          20本
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          Kの向くままにおススメ映画『女相続人』短文紹介

          【財産を守り抜く映画】 ウィリアム ワイラー監督と言えば『ローマの休日』『ベン ハー』などなど。そして本作はまた違った魅力、かなり多才。 亡き母の遺産で毎年凄い金額が自動で入るキャサリン。そして、父オースチンが亡くなればその遺産も莫大。 キャサリンはパーティーで突然求婚されるのだが、、当然の如くお父様は「財産が目当てだ!」と一蹴。「そんな二枚目にお前が好かれるはずがない。」……酷くないか? 婚約は破棄になりお父様との確執も修復不可能。キャサリンは重度の人間不信(男性不信?

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          Kの向くままにおススメ映画『田舎司祭の日記』短文紹介

          【聖職者の苦悩の映画】 田舎の町に赴任した若い司祭。しかし、この町の人たち教会に全然来ないし神を信じてない様子。。そしていくつかの揉め事や誤解によって司祭は孤立。終盤で胃癌という事が発覚し、心身共に疲れ果てて死んでしまう。 …ソレ面白いの?て言われそうですが、、生真面目で不器用だけど、若さ故か俗っぽいところもある司祭には共感できました。 聖性と俗、人間の二面性ですね。 確かに、聖衣脱いだら普通(?)の若者。生真面目で不器用、人の話をよく聞くが寡黙で口が堅い、女好きで男も好

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          Kの向くままにおススメ映画『怪物』ネタバレあらすじ感想日記

          こんばんは。人間の脳じゃないかもしれないKです。今回は『怪物』。一言で表すと「親子と友情の映画」です。 こんな人におススメ  要注意点まとめ  こんな映画です 小学生2人の友情。自転車で駆け回って廃トンネルを探検し、秘密基地を作って遊ぶ、そんな微笑ましい日常… もう少し詳しく …なんだけど、大人が色々とややこしくしてくる。子ども2人の視点と周りの大人の視点では同じ世界なのに全く違う事が起こってます。 親子、恋愛、大人と子ども、LGBTQIA、先生と児童、学校と保護者、

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『カインド ハート』超短文紹介

          【貧乏貴族の復讐映画】 公爵家に復讐を誓い、その地位を強奪的に相続したいルイ。しかしそれには自分より上位の継承者と現在の公爵、計8人が邪魔。確かに就職どころではない。 冒頭で復讐の遠因となる家の不義理が説明されるので罪悪感は薄い、どころか応援。 そしてラストは、、人生最大の失敗&究極の選択。。何事も冷静さで切り抜けてきたシリアルキラー ルイだが、、 どこかで聞いたセリフ、、この修羅場、どう切り抜ける?  #カインドハート #復讐 #殺人 #公爵 #シリアルキラー #結婚

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『サムライ』超短文紹介

          【フランスのサムライ映画】 格好良い!…けど、フランス人は勘違いしている、サムライ違うよ。。どちらかと言えば忍者。孤独感Maxな暗殺者の映画だから。 どれくらい孤独か一言で説明すると、、唯一の友が鳥。合格!おめでとう!でもヒロインも同じくらい良い。『大砂塵』、『グロリア』良かったとかはまあ聞くけれど(シネフィル以外にも配慮すれば『バイオハザード』のアリスとか『フュリオサ』とか?)、そういう銃ぶっぱ系ヒロインの格好良さではなくて、現実的世界の女性として男性目線では多分最高。な

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『セブンス コンチネント』超短文紹介

          【実話ベースの鬱映画】 ハネケ監督の映画デビュー作。この時点で既に確立。。 一家で「第七の大陸(オーストラリア?)」に移住する映画なのだが、、ん?オーストラリア大陸て地球の6つの大陸の1つだよね? 何の不自由も不満もなさそうな中流家庭。全てを捨てて移住するとは、まあこういう生き方もあるという事か。 自分の人生は自分で決めれば良い事だけど、娘はまだそんな選択できる年ではなかった気がするぞ。 人生変えたい人におススメ、、してはいけない作品ですね。。 衝撃体験したい人はどうぞ

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『アフターサン』超短文紹介

          【涙の太陽の映画】 トルコのリゾートで夏休みを満喫する父と娘の微笑ましい数日間、、しかし終盤異変に気付く(鋭い人はもっと早いと思うけど)。 娘視点では確かに楽しい休暇、でも父に起こっていた《何か》が本作の肝。 なので父の視点でもう1度観てみたくなるはずですが、、ご安心ください。 リンチ監督作品のように何回観ても「??」ではなく、2回目でほぼ回収の良心的映画。《ラストダンス》の切なさは、、涙。。 子役の演技がパーフェクト、歌声も素敵でした。 娘のいる父親、または父親のいる娘は

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『ホーリー マウンテン』超短文紹介

          【伝説のカルト映画】 錬金術師が仲間を連れて聖なる山の賢者から不老不死の秘術を奪おうとするお話。この仲間というのは富豪や為政者。金や権力を持つ者ほど生への執着が強いから選ばれたのです。 強欲、性欲、支配欲、物質、肉体……そういった物からの脱却こそ不老不死より価値があるという事をインモラルな映像で訴えます。 主題は簡単、でも《伝説》の名に全く恥じない問題作。 …ん?、チョット意味が。。 マニアな人、若しくはただのネタ好きな人にもおススメしときます。  #ホーリーマウンテン

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          Kの向くままにおススメ映画『ペーパー ムーン』ネタバレあらすじ感想日記

          こんばんは。人を騙す事が下手なKです。今回は『ペーパー ムーン』。一言で表すと「詐欺師親子の絆の映画」です。 こんな人におススメ  要注意点まとめ  こんな映画です 原作はジョー デヴィッド ブラウンの小説『アディ プレイ』。 詐欺師の男モーゼが、交通事故で母親を亡くした少女アディを伯母の家に送り届けるロード ムービーです。 もう少し詳しく こういう映画は子役の演技にかかってるけど、それが最高だから映画も当然最高。 モーゼとアディは実は親子かも、と思わせといて曖昧に

          Kの向くままにおススメ映画『ペーパー ムーン』ネタバレあらすじ感想日記

          Kの向くままにおススメ映画『ホーリー モーターズ』短文紹介

          【美学を実践する映画】 人生て、本作みたく色々な場所で様々な役割を演じる事ではないでしょうか。その原動力が行為の美しさというのも共感できました。 まあ現代は他人の評価やフォロワー数が人間の価値を左右する(と思われている)世の中なので、誰も知らない所で美的行為を実践しても意味がない。人の評価が存在価値なら、低評価の場合やそもそも認識されない場合は無価値、という事になりますが、、。 そういう考えにKは違和感を覚えます。 自分の人生は自分で点数を付ければ良いのではないでしょうか。

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『アンドレイ ルブリョフ』超短文紹介

          【偉大なイコン画家ルブリョフの伝記映画】 という体ですが、実際には監督の考える《芸術家》像をプロットしたような作品。伝記と言うより芸術、哲学、神学…そっち方面で感銘を受けました。 ルブリョフの『至聖三者』、歴史か美術の教科書にも載ってましたよね?? で、《芸術家》とは何か、Kなりに解釈すると、、自然と生物、神と人間、聖人と民衆…そういうものを芸術により仲介するいわゆる預言者。タルコフスキー監督もその一人。単に画を描いたり音楽作る人ではありません。 神秘的な事に惹かれる人

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          Kの向くまま≪一部の人に≫おススメ映画『ゴーン ガール』超短文紹介

          【仮面夫婦の死闘の映画】 皆さんそのように解説しており、男がク〇だとか女が〇ソだとか、、まあ確かにそういう映画ではあるけど、Kが納得したポイントはそこではなくて… 《SNSや報道に一瞬で扇動される一般人》 映画でもなければどっちがどうとか判り得ない事象を、多くの人は拡散や噂、感情とかイメージ、そういうバイアスがかかった言わば《他人の感想》みたいなもので判断しているという事です。この映画感想文も大概バイアスですけどね。 結婚に希望を抱いている人には非推奨。。あとフェミニスト、怖

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