記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

Kの向くままにおススメ映画『舟を編む』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。インドアKです。今回の感想日記は『舟を編む』。一言で表すと「マジメ君の成長の映画」です。



こんな人におススメ 

コミュ障インドア派を自称する人
家族で観れます
心温まる爽やか映画です


要注意点まとめ 

▲派手な演出を好む人には向かないかもしれません


こんな映画です 

原作 三浦しをん。辞書《大渡海(だいとかい)》の編纂の為、辞書編集部に異動となった馬締(まじめ)。彼は生真面目でコミュニケーション能力に欠けるが、言葉に対するセンスは卓越していた。
馬締と編集部員の情熱と執念により企画から15年を経て《大渡海》を完成させる。


もう少し詳しく 

監修者が合コンに出席して若者言葉を用例採取 って本当にあるの?とか、第三校であんなに修正あったらダメじゃない?バイト君の仕事は大丈夫?など、編纂経験が無いので疑問に思う場面がいくつもありましたが、この映画、辞書を完成させる事を本筋に据えている訳ではありません。
では本筋とは? 辞書完成までの15年間に経験する友情、恋愛、仕事への情熱、大切な人との別れなど。そして何より馬締自身の成長のお話です。天職に就けば15年は短いんですね。羨ましいなー。

ところで皆さん、《右》《左》を定義できますか?
【K辞苑】 右:マリオが進んで行く方向  ⇒  言葉に対するセンス0ですね
【K辞苑】 左:キラーが進んで行く方向  ⇐  ……。


観た後はこんな気分になりました 

「スポーツで頑張ってる人を見ると元気を貰える」とかよく聞きますが、頑張ってる人はスポーツだけじゃないんです!本1冊でも曲1曲でも1枚の絵でも、それに人生を費やして情熱的に頑張ってる人はいます。
Kと同じくインドア派の人は本作のような映画から元気を貰いましょう。

さて、そんなコミュ障インドア系映画ですが全くジメジメしておらず、逆に爽やか。嫌味な人物や悪人が1人も出て来なくて周囲は全員馬締の良き協力者なんです。
何故か?出て来ないと言うより、気が弱い馬締は極力敵を作らなかった、とも言えます。敵を作らない人生に賛否あるとは思いますけど。そして周囲は不器用な彼に半ば同情の心をもって協力したのではないでしょうか?そんな情けない人生にも賛否あると思いますが、、Kは共感できたので、観た後は非常に清々しい気持ちになりました


心に残ったセリフ 

馬締 :「間に合わなかったよ…」

自分のやってる事が無駄に思えて虚しくなる瞬間があります。しかし、このお話では故人の手紙の中に感謝の気持ちが書いてある事でそれを否定する、という解り易いラストです。リアルでもこんな手紙が送られて来たら心穏やかになるんですけどね。何でも真面目にやってれば間に合わなくても無駄なんて事はない、と思いたいです。
それにしても、辞書の名前が《大航海(だいこうかい) 》でなくて良かったですね。

地味だけどマジメに良い映画です。


#舟を編む #辞書 #情熱 #真面目 #不器用 #インドア #Kのおススメ映画 #映画感想文 #ネタバレ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?