しゅとろーみなん

女の子は誰だって心の中に石原さとみを持っているんだ。 アイコンはもずねこさん。

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最近の記事

今のばっしょーを目に焼き付ける〜ネタバレの少ないTRYツアーのはなし(たぶん)〜

ばってん少女隊のツアーで東京がいちばん最初なのは珍しいと思いながら、会場には慣れたけど治安の悪さには慣れないzepp shinjukuへ足を運ぶ。 (いつもと道順を変えてみたけど、歌舞伎町は歌舞伎町だった。) ちゃんせたが「感想(ふふん多めでお願い♡)お待ちしてます🫶」と呟いてたので、フンフンしながら感想を書く。 不安な人は薄目で見てくれ👀 ⚠️曲名は伏せますがまあまあしっかり書いてます 本編のおはなしちゃんせたの卒業が発表されてから一ヶ月足らず。 まさかこんな早々に今

    • 百済のステップを追い求めて〜ばってん少女隊「トライじん」より〜

      立っているだけで汗がじわじわ染み出してくる蒸し暑い7月の日、汐留の地下歩道でのリリイベで初披露された「トライじん」の振付は、ばっしょーらしいかっこよさと難易度の高さで息を詰めながら見入ってしまった。 リリイベの中でメンバーが言った「百済のステップ」という言葉がやけに耳に残った。 (アイドルのコメントで「百済」という単語が出てくるとは思えず聞き間違いかな?と思ったけど、その後に出たインタビュー記事でしっかり書かれていた。) 「百済のステップ」って、なんだ? リリイベではさら

      • いままでとこれからと〜unSea1周年の日〜

        7月15日はunSeaの日である。 自分の中ではすっかりその意識が根付いているが、実は海の日にライブをやるのがまだ2回目ということに驚く。 ここ数ヶ月で足繁くリリイベに通っていたこともあって、もう数年は追いかけている気持ちになっていた。 渋谷のごみごみした喧騒の中にあるduo MUSIC EXCHANGE。 かつて初めて訪れたライブハウスがこのduoでのまなみのりさワンマンだったなあ、と懐かしい気持ちにもなる。 最前ブロックはVIP券用のため赤ベルトのパーテーションで区切ら

        • 不寛容さと向き合う

          感情の瞬発力がなくなったと気づいた時、私は大人になってしまったなと思った。 まだ少女だった頃、理不尽に会えばその場で怒り、不遇に会えばすぐに泣いたりしていた。 しかし、社会に出たら理不尽も不遇もそんじょそこらに転がっている。転がりまくっているそれらにいちいち感情エネルギーを使うことを諦めていたら、いつしか反射的に溢れる感情というものは少なくなってしまった。喜怒哀楽が一泊遅れてやってくる。それが私にとって大人になるということだった。 しばらくぶりにコントロールしきれない感情に

        今のばっしょーを目に焼き付ける〜ネタバレの少ないTRYツアーのはなし(たぶん)〜

          九州で立ち続けるアイドルたち〜ばってん少女隊9周年記念ライブ〜

          ばってん少女隊の周年ライブは私にとって非日常である。 飛行機に乗って福岡空港に降り立つと、建物内にほのかに充満するとんこつラーメンの香りを鼻が拾う。 この香りを嗅ぐと、今年も福岡にやってきたなあという実感が一気に迫ってくるのだ。(ちなみに飛行機酔いした場合はなかなかつらいものがある香りである。) 非日常だけど、ルーティンも出来上がりつつあって不思議な気分である。ばっしょーの周年ライブの前日は屋台でおでんを食べて、ライブ後はもつ鍋を食べながらひたすら感慨に耽る。屋台で九州の出汁

          九州で立ち続けるアイドルたち〜ばってん少女隊9周年記念ライブ〜

          うつくしきもの〜月岡芳年とエミール・ガレ〜

          美術館を訪ねるたびに東京の文化資本を感じる。 国立や都立の大きい美術館だけでなく、私設だったり図書館の脇にちろっとある小さな美術館などバリエーションに溢れている。 電車を乗り継いだり、場所によっては歩いて幾つかの美術館をはしごできたりする。 美術館に行くためには車が必須、そのため親が納得する理由が必要または親も興味を持つ展覧会をプレゼンしなきゃいけなかった田舎に住んでいた身としては、東京はまばゆいばかりの土地である。 大型連休や転職時の有休消化期間は美術館をはしごするのが

          うつくしきもの〜月岡芳年とエミール・ガレ〜

          恋の賞味期限は3年か?〜ばってん少女隊・春が来てureshiinoツアー〜

          「ureshiino」のリリースから始まり、ツアーとリリイベが並走するureshiinoまみれの2024年の春は、りるあちゃんに恋に落ちてからちょうど3年が経った春である。 3年という年月は、「恋は3年が賞味期限」という俗説や「3年目の浮気」という曲のタイトルからの通り、恋愛感情の一区切りという印象が思い浮かんでしまう。 りるあちゃんを好きになって3年、ばってん少女隊をがっつり追いかけ始めてから3年。自分の気持ちの今の位置付けに思いを馳せながら、名古屋に、そして羽田に足を運

          恋の賞味期限は3年か?〜ばってん少女隊・春が来てureshiinoツアー〜

          なまずになりたいお年頃〜ばってん少女隊ureshiinoツアー於名古屋〜

          春です。春といえばばっしょーの春ツアーです。 息をするようにZepp Nagoya公演のチケットを買い、会社に行くよりも早起きをして新幹線に飛び乗ります。 この辺りで一度、お財布と見つめ合って「東京だけでもよかったような…」と一瞬思うのですが、名古屋公演が終わる頃には「春ツアーは複数箇所行くのが醍醐味だよな!」という興奮に完全に上書きされます。 春という季節が気まぐれな気持ちを起こさせるのでしょう。 というわけで、二部はネタバレ控えめな名古屋興奮記録。 ネタバレ気になる人

          なまずになりたいお年頃〜ばってん少女隊ureshiinoツアー於名古屋〜

          私とボーと朧げな境目と〜ボーはおそれている〜

          アリ・アスター監督という存在を知らぬまま生きていきたかった一方で、彼の作品を一度見てしまうとそれ以降の人生で「彼の新作を見ない」という選択はもはやできなくなる。 己の意志判断を容易くも覆われてしまうこの感覚は、人生をそこそこ生きてきたもののおそらく初めて味わう類のものであり戸惑っている。 とはいえ、「上映時間179分」という表記に慄きつつも、約3時間を彼の世界に浸らせると決めたのは紛れもなく自分の意思なのだ。 物語構造 即ち アリ・アスター監督の箱庭 「ボーはおそれてい

          私とボーと朧げな境目と〜ボーはおそれている〜

          さよなら、さよならあの初夏の日〜ukka・川瀬あやめ卒業公演〜

          「推し」という言葉は便利で厄介だ。 「推し」という言葉は私たちの好意を分かりやすくしてくれた。応援したくて、姿を見ると嬉しくなって、胸がぎゅっとなって、でも恋情とはちょっと違う形。 ただ、「推し」という言葉でラベリングがされることで、「推し以外」という存在が同時に誕生してしまった。「好き」という言葉の上に「推しじゃないけど」という副音声がたまに聞こえる。推しじゃないから見なくていいの?推しという言葉をエゴイズムのために振り回していないか? そんなふにゃふにゃ蠢く感情は、常に

          さよなら、さよならあの初夏の日〜ukka・川瀬あやめ卒業公演〜

          2023年ますとばい!

          伊集院光氏が深夜ラジオの中でやっている「ベストバイ」企画が好きだ。 リスナーから募った「今年いちばん買って良かったもの」を伊集院が紹介して実際に試してみる(大抵は食べてみる)企画である。 今年をふんわり振り返っていたら、それをリスペクトして書いてみたくなったので書かんとす。 ちなみにいちばん好きなコーナーは「空脳アワー」である。 りるあちゃん部門チロリアン×シナモロール りるあちゃんの住まう地こと福岡の銘菓・チロリアン。何気に初めて食べた。 夏のばっしょー周年ライブ帰りに

          2023年ますとばい!

          きみ(たち)に何度だって恋をする〜ばってん少女隊年末公演「今宵はヒナタのジングルベル」〜

          ばってん少女隊のライブは良質なミステリ小説のようである。 ライブ中に、私の中に突然書評家もどきが現れて、したり顔でそう語り出した。「OiSa」〜「わたし、恋始めたってよ!」の流れに恍惚としている最中だった。 ノックスの十戒というものがある。 推理小説を書く上でのルールとして提唱されているものであり、「犯人は物語の最初に登場していなければならない」「探偵は読者に提示していない手がかりで解決してはならない」など、推理を楽しむ物語のためのガイドラインのようなものである。 今回のば

          きみ(たち)に何度だって恋をする〜ばってん少女隊年末公演「今宵はヒナタのジングルベル」〜

          Part of your world〜unSea新体制の日〜

          夏の重たい暑さの中行った無料定期ライブ。 ライブの終わりに12月のワンマンとその場での手売りチケットの発売開始が発表されて、遠路はるばる西永福まで来て良かったなあ、と思った。 (あとたまたま入った中華料理屋がめちゃうまだった。) 季節を1つ挟んで、仕事の繁忙期の影がひっそり忍び寄ってきた頃、2回目のワンマンで透明写真の3人が卒業して5人体制になることが発表された。 原宿RUIDOは初めて訪れたが、入り口は赤が基調となっており、メルヘンな雰囲気と地下に降りていく様から不思議の

          Part of your world〜unSea新体制の日〜

          徒然ゴジラ2023

          「ゴジラ-1.0」は今まで見たゴジラの中で最も無慈悲だった。 相まって、ゴジラ映画の展開はわかっているはずなのに、この後どうなるんだ⁉︎と手汗握ってハラハラしっぱなしになり、最高の特撮映画体験でもあった。 この映画をもう一度見たとしても、このハラハラ感はもう味わえないと思うと頭をぶん殴って記憶を消したいくらいだし、何なら鑑賞から数日経ってしまって当日の興奮そのままにはもはや文章を書けないことをとてももどかしく思う。 (りるあちゃん特典会→ゴジラ→お酒の流れで興奮しすぎた体にア

          りるあちゃんは16歳

          16歳。 高校2年生。 センチメンタル・ジャーニー。 りるあちゃんの今の年齢。 私はいつだってりるあちゃんに恋に落ちている。 恋の落ち方に大小はないけど、大か特大か爆大かはあるようだ。 ⚡️ 「あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜」のリリイベが発表された時、今年の夏があんどこに、りるあちゃんに染まれることに胸が高鳴った。 恋に落ちる時の表現って「キュン」とか「ドキッ」だけど、りるあちゃんのそれは「ギューーン」や「ドーーンッ」である。圧倒的な強さで抵抗する間もなく陥落す

          りるあちゃんは16歳

          君たちはどう生きるか

          やっとこさ見た。 宮崎駿氏の作品は「風立ちぬ」が好きで好きで好きすぎるがゆえ、あらすじは分からないし感想もふんわりしたものしか聞こえてこない中、「この作品で駿さんにがっかりしちゃったら嫌だなあ…」と何とも傲慢な気持ちを持ちながら足踏みしていた数ヶ月。 伊集院光氏がラジオで奥さまと一緒に鑑賞した際の話に触れ、「奥さんが「これは生前葬なの、人のお葬式に良いとか悪いとか言わないでしょ、そういうものなの」という感想を言っていた」との言葉に背中を押されて、そこから更に少し間が空いてよう

          君たちはどう生きるか