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Photo by ibaraki_nakai

2023年ますとばい！

しゅとろーみなん

伊集院光氏が深夜ラジオの中でやっている「ベストバイ」企画が好きだ。
リスナーから募った「今年いちばん買って良かったもの」を伊集院が紹介して実際に試してみる（大抵は食べてみる）企画である。
今年をふんわり振り返っていたら、それをリスペクトして書いてみたくなったので書かんとす。
ちなみにいちばん好きなコーナーは「空脳アワー」である。


りるあちゃん部門

チロリアン×シナモロール

りるあちゃんの住まう地こと福岡の銘菓・チロリアン。何気に初めて食べた。
夏のばっしょー周年ライブ帰りに一度福岡空港で見かけたもののぐっと我慢。
その後行った東京の「ふわふわシナモロール展」のグッズ売場で出会ってしまったので、これは呼ばれているなあと思い購入。コーヒー味がうまい。
多分来年から福岡に行ったら必ずチロリアンを買うであろう。
りるあちゃんは新しい世界を広げてくれるね🌏

ライブ用耳栓

ばっしょーにずぶずぶになると決めたこの一年は、ライブハウスに足繁く通う一年となった。
夏のBATTEN音楽の日あたりで耳の線毛が心配になってきたので、持続可能なりるあちゃん推しであるために購入。
耳に直撃する音圧を和らげつつ、ライブ自体は今までと遜色なく楽しめるので、これはまじでベストバイ！
（ライブ後に耳が聞こえづらくなる、という現象が一切なくなった！）

明太子部門

めんたいしなもん

ばっしょー周年ライブ前日にキャナルシティのお土産屋で購入。えもいえぬフォルムが愛おしい。
過日の特典会でりるあちゃんが「私もほしい！」と言ってくれたのでよりお気に入りになった、モン૮ .  ̫ . ა
尚、この子ぐぐっても全然出てこないのだが…

原口海産物専門店の明太子

大手の明太子しか知らなくて明太子は刺さるような辛さがあるものだとばかり思っていたけど固定観念を崩される。出汁の旨みがジュワッと広がったのちに優しい辛さが後を追いかけてくる。汁まで飲みたくなる、という表現を明太子に対して思ったのは初めて。明太子の概念が変わった。と、美味しんぼばりに言いたくなってしまう逸品。
尚、店主のおじさまはばっしょーをご存じ。
大手のはそれはそれで好きです。

マンガ部門

違国日記

今年最終巻が出たけどまだ違国日記ロスをしている…もっと朝と槙生さんを見守っていたかった…
次巻が最終巻と知った時に「あれ？パパの話解決してなくない？」と思ったけど、現代人はパキッとした答えを求めたがるからいけないね。
最終話の朝と槙生さんのやりとりが、好意をこんなにも美しく表現できるのかと泣いた。滂沱。
ロス初期に会社の人に、ヤマシタさんの他の作品は覚悟して読んだ方がいいと言われたけど、本当にその通り過ぎて笑ってしまった。

株式会社マジルミエ

君に出会えてよかったオブザイヤー。
故に人に勧めまくってる。
「魔法少女」という職業のお仕事ものマンガ。職業としての「魔法少女」の解像度とリアリティラインがすごい。
魔法業界EXPOの話での、二子山くんが一皮剥けてエンジニア勢が協力する姿が特に好きだし、登場人物各々のポリシーがしっかり見えるのがよい。とか思っていたら第二部で急展開になるわアニメ化が決まるわで絶賛翻弄されている。
来年も翻弄してほしい。あとカナちゃんきゃわきゃわ。

文芸部門

国書刊行会50年の歩み

周年記念の無料配布本。無料とは思えない厚さだけど、国書刊行会の本はもっと分厚いので相対的には薄いのか…
読み物としてのボリュームも面白さも濃厚。思い出話かと思いきやしっかり怖い話があったのは笑った。

流浪の月

なかなか新しい作家さんを開拓できなくなったなあ、と思っていた中で出会う。てかもっと早く読んでおけよ私！と思った。本屋大賞の作品は数年遅れで読む癖がついている。
人間のエゴイズムを純度の高いストーリーで覆いくるんでいるように感じられて美しかった。
美しい彼は来年読む、きっと、絶対。

文芸はここ数年あまり新しい出会いができていないなあ、という寂しさがあるので来年はもうちょいガツガツ読みたいなあ。

ますとばい！

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