一流の上司は自分より優秀な人財を育てる

社長が率先して人を育てている組織は、部下も見習って社員を育てるもの。

しかし、リーダーが、やれ付き合いだ何だと出かけて不在がちな組織だと、部下も鬼のいぬ間にと、手を抜くのが人情だ。

織田信長が部下を鼓舞し、自ら先頭に立ったからこそ、一丸となった矢は数万の今川を破った。

まさにこれがいい例だろう。

リーダーは酒など飲まずに、先頭に立たないと、殺られるのです。

今回は、そんな人を育てるという話。

過信がやる気をなくさせる。

ある経営者の人は、自分の会社の○○さんがこんなことしてくれたとか、いつも誰かの名前を出して褒めている話題。

またある経営者の人は、自分が車を買った、年代物の酒を買ったという話題。

部下を褒める人は本当に、ありがたいと想い、会社や写真を想うのが伝わるが、自分の話ばかりする人は、話す内容にスゴいとは思うけど、品物がスゴいだけで、人としてスゴくはない。

ここは自分がナンバーワンと過信してるところに落とし穴があるのだ。

部下であっても、ある才能では自分より、優秀な人もいるだろう。

そこをなんでも俺が、俺がと出られては、部下は興ざめしてしまうものだ。

人と人の適正を見極め、弱みを補い、強みを掛け合わせる。

ここに経営者の絶妙の技が垣間見えるのである。

リーダーの仕事は問題処理屋さん

いろんな人と仕事をする中で、すぐに人のせいにする人と、防波堤となり受け止めてくれる人がいる。

経営者も、内弁慶で外面は菩薩で、社内では無敵弁慶というひとがいる。

何か問題が起これば、怒り倒し自分は逃げる。

俺は知らんと、自分が出した指示をも忘れてしまう都合のいい機能をお持ちなのだ。

率先垂範して事に当たり、果実は部下に与え、自分は縁の下で支える。

そこをしっかり部下はまた見ていて、粋に感じ支え合いが生まれるのだ。

予告人事のススメ

人はどうも3年という区切りが必要なようだ。

学校も、中学高校など3年で卒業させる。

実に理にかなっているのではないかと思うのだ。

そう思っていたら、スタジオジブリの宮崎駿さんがある対談で、ひと作品3年が限界ねという話をされていて、いろいろ試したけどそれが限界で飽きるという話を聞き、合点がいったのだ。

水も入れ替わらなければ、澱んで悪臭を放つように、人も循環させなければ、効率も悪くなるということなのだろう。

部下が優秀なら上司も優秀

中国の皇帝劉邦が、部下の将軍と会話していて、自分はどれぐらいの兵を率いることができるか尋ねたそうだ。

すると、将軍は陛下なら10万程でしょうと応えた。

そこで、皇帝は逆に君ならどのくらいの兵を率いることができるかを尋ねた。

将軍は、私の場合は多ければ多いほどうまく率いることができると応えたそうだ。

皇帝はおかしいなと、将軍に優秀な君はどうしてわたしの部下になっているのか聞いてみた。

すると、将軍はひれ伏しながら、恐れながら、陛下は将の将たる御方だからですと応えた。

つまり、劉邦が天下を取れたのは、兵を率いることが誰よりも得意な者と軍略を練ることが誰よりも得意な者、そして、政治を行うことが誰よりも得意な者を束ねることができたから。

最後に

いつも嬉しそうに社員の話題をしてる社長さん。本当に会社が好きなんだなと思いますし、○○さんがんばってるなと応援したくなります。

人はおカネではなく、愛情という心の水を撒かなければ決して育ちはしないのです。

思ったこと感じたことがあればコメントまでよろしくお願いします。

最後までありがとうございました。

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