理屈と感覚の狭間で。

とある場所で施術者をしている者が、 つらつらと普段練習していること、 勉強していること…

理屈と感覚の狭間で。

とある場所で施術者をしている者が、 つらつらと普段練習していること、 勉強していることを書いてます。

マガジン

  • ②自分から身体に対してアプローチしている状態

    稽古の段階の②のステップの回顧録です。 ご興味あれば。

最近の記事

  • 固定された記事

連鎖反応。

先日、Yから股関節の特徴的な回し方を教えていただいたことを記事にした。 そして、この股関節回しを次の営業日にお店で練習していたところ、 とある「連鎖反応」が発生した。 何の「連鎖反応」か。 学び(or気づき)の「連鎖反応」である。 「連鎖反応」とは、辞書的には 「ひとつの反応が他の反応を誘起し、さらにそれが次の反応の原因となって、同じ反応が繰り返して進行する現象」(goo辞書より引用https://dictionary.goo.ne.jp/word/連鎖反応/)をいう。

    • 大局を読む。

      今の法務の仕事に帰ってきて早2ヶ月が経とうとしている。 ありがたいことに6月から任せていただける仕事が増えそうである。 少しずつではあるが、 自分の目標にしているストラテジックなこともできる法務への階段を徐々に進めている感覚はある。これからやる仕事も現場での経験があるからこそ任せていただける側面もある。 ただ、特殊なことをしているかと聞かれると、 そうでもない。 稽古の時と変わらない。 目の前のことに対して愚直に取り組み、 たまにオーバーヒートしながらも前に進んでいく。

      • クオリティ。

        最近、時間ができたこともあり、 3月末くらいから動いていた、アパレル系の写真の準備がようやく落ち着いてきた。 施術で現場にいた時の経験は、 ここでもしっかりと発揮されている気がする。 準備にあたり、 まず最初に、ビジネス書やYouTubeで勉強してみた。 ただ、あまり参考になるような話はなかった印象である。 確かに、抽象度の高い話やスキーム、理論は学ぶことができる。ただ、1番重要な具体論だったり、経験論というのは、高尚な本にはほとんど書かれていない。 さらに1番まずい

        • 軸。

          解聞鏡で、「軸」が取り上げられていた。 僕の方からも少しこのテーマで書きたい。 軸を説明しようとした時、その説明の仕方は色々ある。 解剖学的に説明をするのか、 稽古の中での感覚で説明するのか、 それらを噛み砕いて抽象化して説明するのか、 などなど。 多分、上の記事での軸の説明は、稽古の中での感覚を説明しているものが多い。 なので、知らない人が読むと何を言ってるのか、 全くを持って意味が分からないと思う。 少し噛み砕いていこう。 軸は稽古の中で1番大事な基礎。 守破

        マガジン

        • ②自分から身体に対してアプローチしている状態
          11本

        記事

          重心。

          下のブログを読んで、なんか違和感があった。 そういえば、稽古では重心の話してなかったなぁと思う。 重心が変われば世界が変わる、 とどこぞのYouTubeで話されていたくらい重心は大事。 現場にいた頃にはお客様に僕も重心の話は毎回のようにしていた。 重心をどうやって変えるか。 お客様の状態によるが、大体の方はふくらはぎが硬くなりすぎて、つま先に重心が寄りがち。 だから、ふくらはぎのストレッチをすると、重心はいい位置にいきやすい。 当然、それ以外にもやることはある

          構え。

          キックボクシングをしていて、 ここ最近で1番変わったところがある。 それが構え。 キックボクシングの場合、 キックを自分の脚でカットしなければいけないから、 あとむやみやたらに斜に構えると、 それこそローキックをバシバシもらうことになる。 そして、脚でカットするには、 ストレッチの時のように地面に根っこを生やすような立ち方、構え方では戦えない。 だから必然的に少し後ろ足に体重が乗ってくる。(どちらかというと両足に50/50くらいでかけているのがいいかもしれないが)

          自由。

          いつも言ってるから知ってる人は知ってると思うが、 僕はもういつ消えてしまってもいいと思っている。 そう言いながら、しっかり積立NISA積み立てて老後資産は確保してるのだが…。多分、今の時代生き延びちゃうから…笑 ネガティブな意味ではない。 大学、大学院、社会人と、 やりたいことを本当にやらせてもらってきた。 周りと家族の協力に恵まれた。 だから周りで環境に愚痴を言ってる人を見てしまうと、 なんでこの環境を選んだの? と、素直に疑問に思う。 大概、こういう人のほとん

          クリエイティビティ。

          ストレッチの技術がなぜ面白いのか。 それはきっと知識をクリエイティブに使えたからだと思う。 今日図書館でたまたま見かけた本に、 「クリエイティブ整理・収納術」という本があり、 また別の雑誌のコラムに「秘密基地」に関してのコラムが載っていた。 今まで家の掃除や片付けは本当に嫌いで、 最後の最後にやるだけだった。 そんな自分がなぜか、 自ら率先して片付けを今まさに行なっている最中である。 片付けをするのでなく、 秘密基地を作る、 と目的が変わった途端スイッチが急に入

          クリエイティビティ。

          バトントワリング。

          1週間ほど前になろうか。 友人に誘っていただいて、 初めてバトントワリングを鑑賞しに行った。 友人いわくその劇団の方々は、 世界でもトップオブトップの方々らしい。 そんな人たちの演技を観れる機会なんてそうそうないと思い、チケットを買って参戦。 友人は相当興奮していたのか、 自分から積極的に話すことはあまりない人なのだが、 珍しく饒舌でいろんなことを教えてくれた。 感じたのは、無駄のない動き、そして、脱力感。 洗練されているという表現が1番しっくりくるのだろう。

          わけもわからず。

          今日はいつもと違う時間のキックボクシングのクラスに参加してみた。 当然、勝手は分からない。 そもそも初めて1ヶ月も経ってないから、 ほとんどボコボコにされるのではないかと心配になる。 ミットの受け手をやっても、受けるレパートリーがないから、経験者の人を困らせてしまうのではないか。 そんなことを思ったりもする。 でも新しいことに取り組む、チャレンジするという、 一歩踏み出す経験はこれからも続けていきたい。 それができなければ何も変わらない。 刺激のない人生になってしま

          足。

          今の身体でストレッチや施術をするには、 必ず足のスイッチを入れる必要がある。 元々は勝手に入っていたスイッチだが、 デスクワークが続くと入りにくくなっていく。 キックボクシングも基本的には下半身を使うが、 使い方が違うし、上半身で捌かなければならない要素もある。 下半身が入っていないと、手が作れなくなる。 フィット感が出ない。 そんな調子の悪さからデスクワークしてる人が腰が痛くなる理由がなんとなくわかる気がしてきた。

          記事を書くということ。

          これからしばらくの期間は、 自分の中の今まで培ってきたことを、 棚卸ししていく作業をしたい。 自分の中の理屈、知識と感覚、そして、デスクワーカーであることを活かして、 (1)頭が1番冴えるためのコンディショニングについて。 (2)施術者として身体を変えるために技術で意識していたこと。 これらを書き出してどんどん棚卸していく。 今年は昨年以上に色々なことを経験したいと思っているし、法務としてというよりも様々なことに首を突っ込んでビジネスマンとしての経験値を上げたいと思っ

          記事を書くということ。

          役得。

          今日はありがたいことにほぼ4時間くらい頭の施術の受け手をし続けるという機会に恵まれた。 まさに役得。 今終わって電車に乗っているのだが、肩が軽い。 肩の力が抜けていて、驚きなのは足の踏ん張りも効くようになっている。 頭蓋骨が真っ直ぐ頸椎の上に乗ったからかもしれない。 現場を離れて、ありがたいことに色んなことを経験させてもらっている。 前も書いたことだが、新しい経験は新しい気づきを与えてくれる。 もう試行錯誤は始まっている。 とりあえず今、非常に眠たい。笑

          本質。

          本質が分かってくると、 余計なものを削り落としていくことができる。 施術もそう。 今の法務の仕事もそう。 法務の仕事で大事なのは、 僕の脳みそが120%回っていること、 コミュニケーション能力、 そして、的確なタイピング能力。 これができれば、というかこれに尽きていく。 つまり、身体1つあればいい。 現に出勤はほぼ手ぶらである。 何も持たずに会社に乗り込んでいく。 施術もそう。 余計なものはいらない。 複雑なことをやっているように見えるのは、 す

          落ち着き。

          最近、ようやく落ち着いてきたのか。 帰りの電車でもバテずに物事を少しずつ考えられるようになってきた。 頭の中が煮詰まってきたときは全く別のことを考える。 それも昨日の場所を変えるのと同じでかなり頭がスッキリする。 今であればとにかく血管の位置の把握。 動脈、静脈、それだけでなく、 そのざっくりとした位置を把握することによって、 どの部分が詰まりやすいのか、 どの順番で流すのがいいのか。 それに付随して血管に直接アプローチをする手技も関連して学ぶ。 法務とは180度異

          刺激。

          法務の仕事をしていると、 集中力が落ちてくる。 頭の回転がトップスピードになるのは、 大体12〜13時頃。 そこから段々と集中力が落ちてくる。 集中力をどう回復させるか。 そのひとつが方法そのものを変えること。 最近気づいたことだが、 疲れとか集中力が切れた、というのは実は同じ作業を続けすぎて、飽きているだけなのではないか。 と思う時がある。 実際、場所を変えて行うだけで文字が目に入りやすくなる。 稽古はだいたい2〜3時間、長いともう少しやってる。 この時間では飽き