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短編小説 「昼下がりの君へ〜」

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滅びた国で楽しく暮らすダンとジュンのお話し。
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短編小説 「昼下がりの君へ〜赤い空の下、ダンとジュン」

短編小説 「昼下がりの君へ〜赤い空の下、ダンとジュン」

前回のお話↓昼食のタンパクサンドを食べ終え、庭でくつろぎながら、いつもの赤い空を眺めていると小さな黒い影が見えた。なんだろう、今回はなんだろう胸がうるさくなってきた。空を覗き込みながらそれが落ちてくるのを待った。昨日は「バンクボム」その前は「メモリーボム」今回のボムはなんだろう。プレゼントをもらうときはこんな感じなのかな。

次第に影はだんだん大きくなって、それともに静かになっていった。あれはダン

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短編小説 「昼下がりの君へ〜いつものダンとジュン」

短編小説 「昼下がりの君へ〜いつものダンとジュン」

前回の話↓ボォドォーン、昼食のタンパクパスタを食べ終え、庭でダンとサッカーをしていると、隣りの更地に金属製の円盤が降ってきた。見上げるといつもの赤い空が見えた。僕が産まれる前は空は青かったらしく、ダンは最後の青い空を知っている。ダンはいつもアニメのTシャツを着て、背が低くちょっと太っている。

「ダン、なにか落ちたよ」僕はそれに駆け寄った。昨日、手紙が入った金属製の球体『メモリーボム』が降ってきた

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短編小説 「昼下がりの君へ〜ダンとジュン」

短編小説 「昼下がりの君へ〜ダンとジュン」

前回のお話↓ダンとジュンは空から降ってきたメモリーボムを開けた。中身は滅びた国の文字で書かれた手紙だった。手紙を読んで夜空に青い花火を打ち上げた。

ヒュー、ボォーン、夜空に打ち上がった青い花火を見届け終わると、僕とダンは家の中に戻った。ダンは二階の自分の部屋に戻り、僕は自分の部屋ダイニングのソファーに寝転んだ。天井のケチャップのシミが人が叫び声をあげる姿に見えた。

「ダ〜ン!」叫べばすぐに駆け

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短編小説 「昼下がりの君へ」

短編小説 「昼下がりの君へ」

コトッ、昼食のタンパクサンドを食べ終え、庭でくつろいでいると、芝生に金属製の球体カプセルが降ってきた。見上げるといつもの赤い空が見え、飽きもせず太陽が輝いていた。僕が産まれる前は空は青かったらしい、とはいえ、金属が落ちてくるのは珍しいことだった。

こういう時は、ダンの出番だ。ダンは僕の友達、そして、僕の家族。ダンは家の二階全フロアを自分の部屋として使っていた。僕の部屋は一階のこの庭に出入りしやす

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