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ボクの暗さも明るさも愛すると誓いますか
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2019年3月の記事一覧

君のバックホームが欲しいんだと言ったら、

君のバックホームが欲しいんだと言ったら、なあにそれって笑った。

あたたかい日向のような香りの君は僕を救ってくれる

一生溶けることのない氷塊がメキッと音を立てていく気がするよ
#詩 #創作詩 #自由詩 #現代詩

生きるなら 好きにまみれて 生きてみろ #575 #俳句

10年前タイムリープ

10年前タイムリープ

もしも、あの時のわたしに会えたなら
何ができるかな

きっと何を言っても響かない
めちゃくちゃで
絶望の中の君に

大切な人を亡くして
また、亡くして
無くし続けて
闇の中にいる君に

何が言えるのかな
何も意味がない気がして
躊躇う

こうやって避けていたんだろうな
周りも
そう思って
苦笑いだ

それでも君を抱きしめて
わたしはこう言うよ。

「亡くなった●●の分まで生きよう、だなんて
クソみ

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幸せの温度

幸せの温度

しあわせ願えないよごめん
あなたが幸せだからごめん

そう言い切ってしまう
潔い心があればなぁ

普段だったら
スッと受け入れられる言葉も

今はノイズみたいだ

幸せの温度を手にしたら
わたしは泣くんだろうな

それが手を離れた時
今度は本当に凍てつく

去っていくなら
持ってこないで

わたしは
心が殺される
何度も 何度も

それならいっそ
君なら答えが分かってる

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すこし病んでいる僕は、生きることを迷っている。

すこし病んでいる僕は、生きることを迷っている。

人が行き来する交差点で立ち止まって
赤信号を待って
車が僕を跳ね飛ばしてくれることを期待するけれど
クラクションの音が
そんな僕のちっぽけな願望をかき消す。

人と同じふりをしたって
笑ってみせたって
心はカサついて
嘘をついて
同じだって
それで満足する僕じゃないんだ。

恵まれてるとか
生きてるだけでいいだとか
言いたいように周りは話す
外から見える僕のことなんて
大したことじゃない

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ハリネズミのジレンマのように

誰も分かってくれない

そう諦めてからどれくらいだ

心のドアに鍵をかけて

立ち入り禁止の看板を立てかけた

少し期待をして

傷を作るくらいなら

現状維持で生命を維持

選んだんだ

そうなんだけどさ

立ち入り禁止の看板をみて

立ち去っていく人たちの中で

爆弾を持ってる人がいて

ドアに投げつけて爆発させて

やっと開いたなぁ、なんて

笑ってくれるような人を

強行突破してくれる

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飽きるまで愛しちゃいたいんだ

飽きるまで愛しちゃいたいんだ

もう飽きたよ、というくらいに君を見ていたい。
ずっと目に焼き付けて
やめてよ恥ずかしいな、って言われるくらいには。

飽きるくらいまで考えてたい。
起きてる時間は全部。8時間睡眠の僕は、16時間を君に捧げる。

飽きるくらいに触れて君を感じていたい。
いつだって君はそばにいるようで、遠くに感じる。つらいな、こわいな、波打ち際を行ったりきたり。

君を飽きるまで愛しちゃいたいんだ、そうあと80年くら

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星と海に 包まれて眠るよ、今日は

星と海に 包まれて眠るよ、今日は

優しい声を久しぶりに聴いた

満天の星が

僕を受け止めていて

そんなこと知らずに、僕はいたよ。

いつだって ここにある

いつだって そこにある

心の海

星たち

忘れずにいたいけど

忘れてしまうんだろな

だけど今

この時の 胸の高鳴りを

この瞬間の やさしく泣きたい気分を

忘れないでいたい

本音だね
#詩 #自由詩

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色のない血液

ああ、今日で10年か、だとか。
誕生日とか、母の日とか父の日とか。
死んだのか。そうだろう?と街中の広告と友人とSNSは幸福に見せかけたナイフをチラつかせて
ああ僕は殺されていくんだね
ぐりぐりと、尖った先を心臓に当てられて
そう、僕は命が擦り減っていくな

ぽた、ぽた。
色のない血液。

日常を過ぎていくカレンダーを
破って千切って捨ててやろう

こんな気持ちを持って生きることに
何の意味がある

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好きなことは自分の生命維持活動

ぼくの遺書

ぼくの遺書

いつか終点に
着くのなら
この今の気持ちも
消えてなくなる

炎に焼かれて
雲になる
土に還って
眠りにつく日が

それが50年後なのか
それとも明日なのか
分からないけれど

さぁ
瞼を閉じて
カーテンを引こう

0のラインを
命の波が
凪ぐ
その時は
そこが終点だよ

残酷だね、人生っていうものは。

涙の分だけ
花が咲けばいいのに
#詩 #死
遺書のつもりで作った詩集 #ぼく

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2019/03/12 一日詩

8:49
海が近かった。朝起きて、海を見れるまでにたったの10分くらいじゃなかろうか。そんな世界があるんだと知る。起きたまま、ただ海がみたいがために家を飛び出して、その数分後には海にいる世界がここにはある。実際に生活した海のありがたみは日常に溶け込んで、風景の一部になっていくだろう。それは寂しくもあり、憧れでもある。ああ、海か。いつでも見れますよ。そこに、ありますから。
そう言える日がいつか来るの

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