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文具店が最近のパラダイス

ビジネス街にある文具専門店に立ち寄って、店内の商品をくまなく眺めながら店内をまわること。


文具専門店といえども、今時でどこか気取った風のお店ではなく、10年以上前からある昔ながらの文具専門店で、気取った風の外観ではなく品揃えが豊富さとお買い得さが売りの文具店である。


ビジネス街にある文具店だと、個人では使わないが会社でしばしば使われるような文具がたくさん揃えられているし、筆記具、ファイルなど個人で使うような文具でも種類が多い。
この豊富な品揃えに私は魅力を感じて、仕事終わりに吸い込まれるように文具店に寄ってしまう。

ほしいものがあって文具を買いに行く目的でお店に立ち寄ることもあるが、店内の商品をただただ眺めるだけで終わることも多い。

それに、文具専門店だと懐かしの文具もわりと置かれていたりする。
実家や親戚のおばさんの家に置かれているようなテレフォンリスト。
あ行〜わ行までインデックスが分かれていて、あ行のところを開けば、あ行の名前の人の電話番号をすぐにチェックできる。
昔はよく固定電話の近くに、ハローページやタウンページと一緒に置かれていた。

私が小中学生の頃に好んで使っていたシャープペンシル、色ペン、消しゴム、ノート、ファイルなども、普通に文具専門店には売られており、商品を見ているだけでも楽しいし懐かしい。
あの当時は自由に使えるお金がほとんどなかったし、親に買ってもらったり学校などからもらった文具を大事に使っていたから、文具に愛着を感じていた。
ほしくてもなかなか買えない文具については、時々行っていた近所の文具店でひたすら見ていた。

そんなこともあって、文具といえども私にとってはなかなか思い入れが強いもので、社会人になって嫌なことがあったりした時は文具店に行って気持ちを落ち着かせたり、懐かしさを感じに行ったり、生きていくためのヒントを藁にもすがるような思いでもらいに行ったりしている。

コロナ禍前なら居酒屋やカラオケに行ったりすることを楽しみにしていたが、コロナ禍で以前のように楽しめなくなってしまった今は、仕事終わりに文具店に行くことを楽しく感じてしまって、職場圏内に文具専門店がないのはあり得ないと思うように。

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