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テレワークや在宅勤務ができない職種

電車に乗っていると、

「厚生労働省からのお願いだといって、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにテレワークや時差出勤を要請しているので、お客様のご協力をお願いします」

というアナウンスが聞こえてくるが、「そうしたいけれどできないんだよ…」と思い、
泣く泣く無視して聞かなかったことにしてしまっている。


「ご協力お願いします」と言われたところで、会社の近場で感染者が出ても会社からは在宅勤務しろとか出勤停止しろとか何も言われていないから、こうやっていつもどおりに朝の満員電車で通勤しなければならない。

特に法律事務(いわゆる法律事務所の事務員)の仕事なんて、テレワークや在宅勤務とは程遠い仕事なんだろうなとつくづく思う。
何せ紙をよく使う。
全国的に見るとペーパーレスが浸透してきているのに、世の中の風潮に抗っているのかペーパーレスとは程遠い。
裁判所に提出する書面にしろ、送られてくる書面、弁護士会から届くお知らせなど。
まあこの業界は本当によく紙を使う。
依頼者とのやり取りにメールを使うことはあるが、裁判所、相手方代理人などへメールを使うことはまったくない。
法律事務がする仕事なんて、裁判所に提出する書面の作成補助、来客対応、電話対応、事務所のお金の管理、事務所内の清掃、郵便処理など、
単なる雑用から弁護士の仕事の補助まで色々とやる。

とにかくどんな仕事をしているか挙げてみたところで、いずれも在宅でできる仕事はない。実際に職場に行かないとできない仕事ばかり。

だが、上司(弁護士)は口では「テレワークをやりたくても業務上できない」と言っているが、ウェブ会議の設定などをさればテレワークはできなくない気がする。が、新しい仕事様式を実践していくのがめんどくさいからテレワークに消極的なだけだと私は思っている。

テレワークができる体制が整っても法律事務の仕事は通常時よりも可能な仕事の範囲が狭まるだろうが、弁護士なら在宅勤務は可能だと思う。
書面を書いたり、依頼者とのやり取りをメールですることなんて、パソコンとネット環境さえあれば場所を選ばずにどこでもできる。

有給休暇を使って休みたいけれど、まあみんながみんな自由に休めるわけがない。
休む人がいると現場に穴が開いて仕事が回らなくなるという問題もある…。


もうここまで来るとどうしようもない。
不要不急の外出はなるべくしないようにするが、仕事には行かないといけない。


新型コロナウイルスに感染することも恐怖だが、いちばん怖いのは新型コロナウイルスに感染していることに気づかず、
無意識のうちに他の人にウイルスを伝染してしまうこと。

その時に伝染ってしまった人が重篤な症状にでもなってしまうことを考えるとゾッとする。

法律事務所で働く誰かが新型コロナウイルスにでも罹れば、消毒作業のため全員が出勤停止になるだろうし。
万が一のことがあっても弁護士なら在宅勤務ができるだろうが、法律事務は在宅勤務ができない。
働きたくても働くことができなかった日数の給料も心配だが、他の社員の家族にまでウイルスを伝染してしまってしまう可能性を考えると、重責を感じて胸が苦しくなってくる。


ああ、本当に世知辛い…。

確実な休業補償でもあれば出勤停止になっても安心なのに、
そういう補償をしてくれるような会社でもなければこちらから自主的に出勤停止するが。
ただ、仕事を休めば他の社員に迷惑がかかる…。
職場の人から嫌味を言われ、会社から自分の居場所がなくなる→退職になるのも早くないだろう。

日本人は本当に働きすぎだ。
残念な日本人の性。
この社畜精神。
自分の命よりも仕事が大事だなんて。

命あってこそ仕事ができるものだと思うが。
どうやらこの国では間違いだと言われることが多いかもしれない。


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