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立呑屋と居酒屋に惹かれていったことを軽く考察🏮

そもそもは、学生の頃にコの字居酒屋でアルバイトをしたことがきっかけだと思う。

それ以来、立呑屋や居酒屋に引き寄せられるようになった。

誰にも何にも悩まされたり干渉されたりすることなく、美味しいお酒をちびちび飲みながら美味しい一品料理を食べる。気のせいかお店の人もお客さんも穏やかな表情をしている。
店内の空間も騒がしすぎず、昔のホーロー看板やポスターが貼ってあったり少し古臭さやや渋さを感じる雰囲気であるならなおよい。
とにかく肩肘張らず、自分らしさを取り戻してお店が好みである。
あつあつの関東煮のおでん、新鮮な刺身、季節ものの野菜を使ったおばんざい…
メニューは店内カウンターの頭上あたり、長細い短冊のような紙に縦書きで書かれたものが横一列に隙間なく並べられている。
どの料理にしようか目移りするが、どの料理も美味しいからなかなか決められない。
今日はどの料理とお酒の組み合わせで、至福の時間を楽しもうか。
迷っている時間さえも幸せに思う。
やっとこさ決めた一品料理いくつかと、仕事やアルバイトで疲れた身体をさらに癒すための仕事終わりの一杯。
幸せというのは遠く離れた場所ではなく、わりと身近な場所に転がっているものだと聞くがそれは正しいと思う。

そんな至福の時間を、たまたま応募して人手不足だという理由で採用されたコの字居酒屋で知ってしまった。

いま思えば、社会人になってから自分の趣味や休日の過ごし方にしろ、アルバイトしていた当時は未来の自分のことなんか想像できなかった。
実際のところ、ターニングポイントを過ぎてしばらく経ってから、あの時点が自分のターニングポイントだと気づくことが多い。
思わぬことがきっかけで自分のライフスタイルが形成されていくものだと気づいたし、幸せな時間を1つでも見つけられたことは今後にとって大きな収穫だったなあと今では思う。
精神的につらいことがあっても、自分だけの至福の時間を過ごすことで心が救われたことは何度もあった。

家にいる時の居心地のよさとは違う。
外にいるけれど外にいるとは思えないほどリラックスできる。
何がいいかうまく説明できないが、自分の場合は見栄を張って着飾ることに違和感を感じる性分だから、どこか最先端をいってる風の見栄を張ってる感じで華美でおしゃれさを重視した空間にいてもどうも落ち着かないし、飾らない雰囲気の立呑屋や居酒屋であれば誰かへのマウント取りをしたりされる必要もなく常に穏やかな気持ちでいられるからこそ好んでしまうのか。
別に華やかでおしゃれな店が嫌いなわけではないが、最近は居心地のよさを優先してしまいがち。
落ち込んでる時、何か仕事などで悶々としたことがあった時は立呑屋や居酒屋を選ぶことが多い。そういう負のストレスを家に持ち帰っても自分の殻に閉じこもって更に暗い気持ちになるだけだから、ストレスは持ち帰らずなふべく外にいるうちに発散してしまいたい。
私にとっての外での発散方法の1つが飲み屋で一杯やることなのだろう。

とにかくストレスを溜めなければ何とか生きていける気がする。
それにストレスの発散方法はいくつもあるほうが飽きもこなくていいかもしれない。


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