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満ちてゆく日々

最近、松浦弥太郎さんの本を色々読んでいる。
暮しの手帖社から出てる『暮しのヒント集』は読んだことあるけれど、他のエッセイは読んだことがなかった。
どれも心地よく読めるので、就寝前にもおすすめ。

最近読んだのは、
『泣きたくなったあなたへ』
『今日もごきげんよう』
『ベリーベリーグッド』


へこたれそうな日も、疲れて動けないときも、先々が不安になるときも、読むといつのまにか大丈夫になっている。
不思議。
現状はあまり変わっていないのに。


落ち込んだ時は、行けるところまで、とことん落ち込めばいい。そこに次のステップへの扉があるのだから。

『ベリーベリーグッド』



書き溜めておきたい言葉がたくさん見つかる。
日々のお守りになっていきそうな言葉。

アン・モロウ・リンドバーグという人の『海からの贈物』という本が紹介されていて、気になって早速、買ってみることにした。
これもエッセイ。読むのが楽しみ。


12月になると、
自分のための本を用意したくなる。
もう少ししたら、年末年始に読む本を借りに来る人もいるだろう。

年末年始の休みは5日と決まっていて、本当なら本を読む時間はあまりない。
それでも本を置きたくなってしまう。
いつものことだけど、どれにしようか悩む時間を含めて好きなんだと思う。
自分のなかのささやかな贅沢。
(そうそう、本棚の整理もまたしなければ)

何事も全力で、なんていうのは長く続かない。松浦さんも時間に余白を残しておくそうだ。
それが最終的に、何より自分のためになるから。

遊びがある方が物がスムーズに動くのと一緒かな。遊びというのは、ゆとりのこと。
心のゆとり、体のゆとり。
それを生みだしてくれるのが、時間の余白なんだろう。


12月の異名は師走でいかにも忙しそうだけど、それは江戸時代以降の俗説という話もある。

本当は「物事が果つる」で「しはす」なんだとか。
年満月としみつづきという異名も好き。
月のように満ちていく一年。

色んな思いが積み重なって月日は過ぎていく。
あっという間に過ぎた日もあるし、悲しかったことも感謝したことも、嬉しかったこともあるはずだ。

どうしても悲しい記憶の方が心に残りやすいから、日々を振り返る時間を持ちたい。
それは意識しないと生まれないものだから。
心の余白を積極的につくりたい、と思う。
瞑想する時間もそうだし、ヨガに行くのもそう。日記やnote を書く時間も。


今年はなかなか小説が書けなくて、それが心残り。
どんなに書けなくても書きたいと思ってしまうから、来年もきっと書いているんだろう。

少しずつ満ちていく一年を振り返りながら過ごしたい。




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