桜が咲いたら、君はまた遠くなる。
引っ越した近くの道沿いに、桜が咲いていたと彼から聞いたのは3日前くらい。
昨日、何もできてないなということを書いていたけど、コンビニで必要な書類のコピーをとって、その帰りにコンビニの側に咲いていた桜を楽しんだ。暗くてあんまり見えなかった。
カメラのフラッシュをたいて、まぁ見えるかなという感じ。本当は昨日、彼から教えてもらった場所に桜を見に行くつもりだったんだけど、暗いし怖いし諦めた。
そして、今日は郵便局だけのはずだったけど、外に出たら結局楽しくなってしまって、散歩をすることにした。
そうだ、彼に教えてもらったところに行ってみよう。
自転車の練習に付き合っている親と練習する子を横目に、向かう。
この辺はあまり歩道がないから、「大丈夫かな。引かれませんように…!」といつも思ってしまう。
横断歩道を縦と横に渡ると、目的地はもう目の前。小さな橋を渡ると、目の前には桜並木が続いていた。
淡くて儚い色だ。
そして、可愛らしい花びらが風に吹かれてふわふわと舞う。
なんだか、桜が空から降ってきそうだ。
それにしても、満開の桜を見るのはいつぶりだろう。日本一早咲きの桜の街にいたけれど、もうずいぶんと見ていない気がする。やっぱり綺麗だ。
そういえば、桜が咲いている時に、大好きな友人を撮影したなぁ…。とか思い出すのはそういうことばかり。昨日も桜を理由に連絡をした。相変わらず元気そうで何より。
春って寂しい。でも春って嬉しい。
最近、就職を理由にBARのスタッフも何人か辞めていった。
桜を見るたび、綺麗だと思うけれど。その度に悲しいことも過ぎる。
平成最後の桜を、もう少し堪能していたい。
お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。