「これ、好き。」という感覚を忘れるなかれ。

写真をカメラで撮るようになってから、変化があった。

ひたすら色を探している。いろんな色を。

今までも、iPhoneで好きな風景を切りとってきたし、自分の中で何となく「これ、好きだな。」というのを貯めていく感じだった。

それは思い出だったり、私の感情だったり。

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カメラは一瞬しか切り取れない道具だ。それなのに、それ以上の物語を与えてくれる。

人の写真を見て、勝手に想像なんかしちゃったりして。

そして、心が温まる気もするし、爽やかな風が吹くときもある。

私の写真にもそんな柔らかいものがあればいいなと思った。

今までは、私の写真は私だけの感覚で貯まっていった。別に誰かに向けたものでもなく、自分の宝物をそっと箱に詰めているような、そんなものだった。

デジカメを買ってから、こんなにも綺麗な写真が撮れるのかと驚き、それと同時にアウトプットしていくと、段々欲が出るというか、ワタシイロを探してさまよい始めたのだ。

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胸がキュッとするような写真をと思ったけれど、私は彩度の高い写真がやはり好きなようで、きっと蜷川実花さんの作品が、身近にあったからなのかもしれない。

そして、私はラッセンのような幻想的なイラストも好きで。

それらをイメージするように、レタッチをしてみた。

すると、自分でもお気に入りの写真になった。

夕焼け効果も相まって、グラデーションがどこかイラストっぽくて幻想的なものになった。

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まだ自分の色とは言えないけれど、もう少し突き詰めていきたい。

忘れないうちに、レタッチの方法をまとめたいと思う。

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