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「アプリ×抽選」で不正購入防止&売上UP。Forget-me-notsが推進するブランディングとしてのDX


Forget-me-nots

株式会社スタージョイナスが運営する、自分らしく生きる女性のためのアパレルブランド Forget-me-nots。人気が高まると同時に生じた課題が、転売目的の不正購入だった。この課題をDXで乗り越え、いまでは売上UPにまで繋げているという。その詳細について、EC運営部の大野さんに話をうかがった。

ストリート×エレガント。女性のための新たなブランド

—Forget-me-notsというブランドについて教えてください。

“Street is beautiful Sneaker is elegant”というコンセプトのもと、アクティブで自立した女性を応援していきたいと思い立ち上げたブランドです。2021年2月にEC、3月に実店舗をスタートさせました。
スニーカーなどのストリートスタイルと女性らしいモードなスカートやエレガントな装いをミックスさせた、今までありそうでなかったスタイルを提案しています。

ブランディングの一環としてのDX推進

—実店舗より先にECをスタートさせたのはなぜでしょうか。

PRとしての狙いもありましたが、一番はブランディング的な側面が大きいです。Forget-me-notsでは国内外のアイテムを幅広く取り扱っていますが、その中でも人気が高いのはNIKEを中心としたスニーカーです。
温度感の高い人気のスニーカーを取り扱っているという強みを活かしてまずはForget-me-notsという新しいブランドとそのコンセプトを幅広く知ってもらう為にブランディングの一環としてECから先にスタートさせました。

不正購入を無くす鍵は “アプリ”での抽選販売

—ECでは、どのように抽選販売をされていますか。

最初は、Shopifyのプラグインを駆使して抽選販売をしていました。けれど転売目的の不正購入が多くて、らちが明かない状況になってしまったんです。

そのことをWeb制作会社のR6Bさんにご相談したところ「Appifyでスマホアプリを作ってみたらどう?」とご紹介いただいたんです。イニシャルコストもかからなかったので、すぐに社内でアプリ化を進めようとなりました。

その結果、アプリでの抽選販売で不正購入を無くすことができました。Forget-me-notsを本当に好きでいてくださる方、スニーカーでおしゃれを楽しみたい方に届けることができるようになったことに加え、当初は不正購入の照合をひとつひとつ手作業でやっていたので、その労力がなくなったのは本当に大きいです。

アプリからのプッシュ通知で売上UP

—アプリにすると、お客様にとってはダウンロードする手間がかかりますよね。そのことで売上などの数値に影響はありましたか?

確かに手間は増えましたが、同時に利便性も上がったのでお客様が離れていったということはありませんでした。むしろアプリからのプッシュ通知が簡単に送れるようになったので、抽選会の時の売上が上がりました。

以前は、メルマガで抽選会のお知らせを配信していたんですが、それだとコードを編集したりする必要があったのでどうしても時間がかかっていました。プッシュ通知は緊急性が高い商品が入ってきたときにもサクッと作れてすぐに配信できるのでスピード感が出せるようになりました。


本質的なカスタマーサクセスを実現するために

—最後に今後の展望について教えてください。

不正購入の照合などに生じていた時間が無くなった分、いまではお客様の問い合わせに対して親身に対応できる時間が増えました。今後も、効率化できる部分はテクノロジーを掛け合わせていき、そこで生まれた時間を使って本質的なカスタマーサクセスを実現していきたいです。

さらに、今後はAppifyの“VIP”を取り入れて、ロイヤリティプログラムを展開していきたいと考えています。ブランドのスタートから1年半がたって、Forget-me-notsを好きでいてくださるお客様も徐々に増えてきました。今後は、ファンでいてくださるお客様との関係をもっと深めて持続的なものにしていきたいと考えています。

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