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田んぼづくり〜お米が採れる人になる様子

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微生物を活かした有機栽培でお米を栽培。 畑を田んぼに作り替えるところから始まった、サンシャインファームの「お米プロジェクト」。 田んぼ初挑戦の著者が、「お米が採れる人」になって… もっと読む
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お米づくり始まってます。

お米づくり始まってます。

自給自足を目指す者にとって、お米の栽培は重要なテーマ。
なんと言っても主食ですからね。

お米の栽培には田んぼが必要(畑で育つ陸稲もあるようですが。。)で、ハードルが高い気がしますよね。

しかし、稲自体はとても強い植物で、育てるだけならそんなに難しいくないと言うから希望が持てます。
それでも美味しいお米をたくさん採るのは、簡単ではないようです。

実はサンシャインファームでは、去年から密かに準備

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種籾の準備〜播種。稲作2023の始まり

種籾の準備〜播種。稲作2023の始まり

沖縄の稲作は早い。

新暦のお正月が終わるとすぐ、種籾の準備が始まる。

2023年の稲作も、1月14日にスタート。
塩水選別(種籾を塩水に浸けて、沈んだものを種籾として使う)、温湯消毒(種籾を60度のお湯に約10分浸けて、いもち病などの病原菌消毒と、発芽を促す)の後、約2週間の浸水。

種籾は、ぷっくりお腹が膨れたようなかたちになっていき、発芽(発根)が始まる。
その間浸水しているバケツの水は毎

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稲刈り・ハザかけ・脱穀・籾摺り

稲刈り・ハザかけ・脱穀・籾摺り

梅雨明けから約1ヶ月。

台風も二つほどかすめましたが、被害はほとんど無く。
夏真っ盛り、7月中旬頃の稲刈りになりそうだと、日程をひとまず7/9に決定。

7/2、稲刈り作業がしやすいように田んぼの水を抜きます。  
低水位よりも低い、全排出です。

そして、予定通りの7/9。
稲刈りです。
集まってくれた人たちと一緒に、鎌を持って田んぼに入ります。。

感無量です。。。。

突然の雨にも耐えられ

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収穫まであと少し。梅雨明けの田んぼ。

収穫まであと少し。梅雨明けの田んぼ。

現在2022年12月17日。
今年の秋は天気がかなりおかしい。
今年の秋というより、ここ数年か。。。

11月から12月の雨が多すぎ。

まるで梅雨のようです。

そう、今年の梅雨も、雨の多い晴れ間の少ない長い梅雨でした。
長さは「平年並み」な感じでしたが、雨が多かった。
豪雨もあった。
今までも「豪雨」はあったけど、今年は特に強烈だった。

「農」にとっても厳しい環境になっていくんだろうなぁって

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出穂と中干し。水位の調整と2度目の追肥。

出穂と中干し。水位の調整と2度目の追肥。

出穂。
「しゅっすい」と読みます。

読んで字の如く、穂が出ること。

ヤゴからトンボが現れる頃。

穂からは花が現れて。。

最初の追肥を終えて、水位を上げてからは大雨で水が溜まりすぎないように、排
水口の高さでオーバーフローする水位を調整。
それでも記録的な豪雨など、今年の春先〜梅雨の天気には悩まされました。

水を管理して、たまの草取り。
気にはかけてるけど、世話はほとんどする必要がない感じ

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田植え後、追肥と水位の調整

田植え後、追肥と水位の調整

水田での稲作、第一歩を踏み出した2022年3月26日。
苗が小さな活着前は、水かさが上がり過ぎないように、排水口の高さと井戸水の給水量、降水量にも気をつかいながら慎重に水管理。苗が水没したり、浮いてしまっては元も子もありません。。。

補植もしながら、活着を待ちます。

コレは無事活着したなと感じたのは、4月11日頃。
田植えから約2週間後の苗は、かもしだす雰囲気も違います。

さらに1週間ほど経

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稲作の旅の第一歩。田植え。

稲作の旅の第一歩。田植え。

お米。

自給自足を目指す僕にとって、主食のお米を採れるようになることは、10年来の目標でした。

借家にも関わらず、自宅の庭に穴を掘り、ビニールシートで水を溜めて作ったミニ田んぼを何度か作ったりしました。
何の知識も経験も無く始めた「庭田んぼ」でもお米が採れ、稲の生命力に驚かされたものです。

そして今年、畑を掘るところから始めた「9坪田んぼ」。
米農家の先輩に一から教わりながら、初めての本格的

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田植えに向けて最終調整。田んぼづくりは間に合ったのだった。

田植えに向けて最終調整。田んぼづくりは間に合ったのだった。

僕にとって田んぼ元年となった2022年。
1月の種下ろしと共に始まった田んぼづくり。

いよいよ田植えに向けて準備は加速します。

当初3月19日に予定していた田植えでしたが、鶏ちゃんの凶行でフリダシに戻ってしまったのですが、頭を抱えている暇はありません。
田んぼの先生に連絡を入れると、「そんなに大した量じゃないからなんとかなるよ」とあたたかいお言葉。
「ヒトメボレ」と、沖縄の在来種の赤まい「アハ

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畑を田んぼにメタモルフォーゼ。

畑を田んぼにメタモルフォーゼ。

種籾をタフぶねにまいた1月15日。
田んぼの方はと言うと。。。

↑こんな感じ。。。(写真は1月6日)

畑だったところを、まさに掘りだしたところ。
しかもスコップで手掘りです。

春のお彼岸あたりに田植えの予定なので、頭の中にはいつも「間に合うのか?」という声が。

それでも苗の準備が始まったことで、ようやくエンジンがかかり、1月18日の写真がこれ↓。

この時頭にあった段取りは、田んぼの場所を

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お正月明け早々の種下ろし。沖縄の米づくりはスタートが早いのです。

お正月明け早々の種下ろし。沖縄の米づくりはスタートが早いのです。

お米づくりを始めようとなった去年の夏。
ちょうど2期作目が始まる頃に、タフぶねで作った簡易田んぼに、いただいた苗を植えてつくっておいた種籾。

いよいよ本格的にスタートする田んぼプロジェクトは、種籾を発芽させるタネ下ろしから始まるのでした。。

とは言え、何をどう始めたらいいのかも分からない、田んぼ素人。
そこで、沖縄本島北部でお米とコーヒーを育てている先輩ハルサーに農場までご足労願い、いちからお

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梅雨のどんより気分を晴らす、ニュースが田んぼから。

梅雨のどんより気分を晴らす、ニュースが田んぼから。

雨の日が続く沖縄。
畑の作業は遅々として進まず。。
気持ちは焦るのですが、自然には逆らえません。。。
が、やはり焦るのです。。。。

そんな気持ちを知ってか知らずか、田んぼに動きがあったのです。

「お米づくり始まってます。」で紹介した通り、今年からサンシャインファームに現れた田んぼ。
3月26日に田植えをしてから約2ヶ月。
5月21日の朝、出穂を確認!
お米の穂が出ていたのです。

長雨で参って

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