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デマを拡散する大人にならない方法

「新型コロナはお湯で予防できる」デマが拡散されていましたね。子どもがデマを拡散しない大人になる方法を書きました。

はじめに

こんにちは!「コーチのコーチャン」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーを経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。

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「新型コロナはお湯で予防できる」デマが拡散されていましたね。子どもがデマを拡散しない大人になる方法を書きました。

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サイエンス知識の欠如

👦:ねぇお父さん!「新型コロナは熱に弱いからお湯を飲めば予防できる」っていうデマが拡がってたんでしょ?

父:そうだね。「中国武漢のコロナウイルス研究者が26−27℃で死ぬと言っている」みたいな話がSNSで流れてたね。

👦:人間の体温が36℃あるのに、26℃で死ぬってそんなワケなくない?

父:うん、意味わからないよね・・・。でもそれを信じちゃう人がいるって事実をまず受け止めないとだよね。
 コロナの話は一旦置いておいて、サイエンスの知識が足りなすぎることによって騙される、ってのはこれまでも沢山起きてるんだ。

👦:サイエンスの知識が足りないと騙されちゃうの?例えば?

父:例えば水素水ってのが少し前に流行ったんだ。水素は水にほとんど溶けないってのは中1の理科で習うはずなのに、水素が溶けている水が美容にいいよって高く売られてたんだ。

👦:ほんの少し溶けているだけでも効果があるとかじゃなくて?

父:水素水に溶けている量の何千倍も多くの水素が「おなら」に実は含まれてて、血液中にも溶け込んでるんだ。身体の中にたっぷり水素あるのに外部からほんの少し飲んで効果があるとは考えづらいよね。

👦:なるほど。サイエンスの知識って大事だね。

父:そうなんだ。水素水の例だけに限らず、日本人のサイエンス知識が足りなすぎるからそれを改善したくて、お父さんは理科教育の会社を9年前に作って頑張ってきてたんだ。でも「そもそも、そういうレベルの問題じゃないな」って気づいて、今の事業を始めたんだ。

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そういうレベルの問題じゃない

👦:どういうこと?

父:今回のデマの話に戻るけど「人間の体温は36℃ある」って誰もが知ってるよね?なのに「新型コロナは26℃で死ぬ」ってのを信じちゃう。これは最早、サイエンスの知識とかそういう問題じゃないってことだ。

👦:たしかに。知らなかったわけじゃないのに騙されちゃったんだね。

父:そうなんだ。冷静に考えれば「おかしいな」って誰もが思えるはずのことなのに、そう思えなかったことが問題なんだ。

👦:なんで「おかしいな」って思えなかったんだろう?

父:「コロナウイルスの研究者が言ってる」ってのがポイントだったんだろうね。専門家が言ってるんだから正しいんだろう、って盲目的に信じてしまうのはあるあるだからね。

👦:専門家が言ってたらボクも信じちゃいそう・・・。

父:今回の話は2つのことが混ざっちゃってるから分けて考えよう。

1.情報ソースが不明瞭
2.専門家(に見える人)の意見だからといって盲信してはいけない

1.情報ソースが不明瞭
「26℃でウイルスが死ぬ」ってのはそもそも専門家自身が発信した情報じゃないんだよね。又聞きみたいなメッセージが出回っていて、情報ソースが明らかになっていない。

2.専門家(に見える人)の意見だからといって盲信してはいけない
専門家だからといって、必ずしも正しいとは限らないってのは覚えておかなきゃいけないね。血液クレンジングに効果があるかのように言ってた悪徳医師のように意図的に騙してることもある。それから専門家でも間違えちゃうことは全然ある。STAP細胞の事件みたいにね。

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どうすれば騙されないか

👦:どうすれば騙されないの?

父:ここで登場するのがやっぱり「問う力」なんだ。「ん?なんか変だぞ?」と疑問に思えるかどうか。それがデマを拡散しちゃう人と、しない人を隔てる一番の違いだ。

👦:「変だな?」って少しでも思ってたら、拡散したりしないもんね。

父:うん。「デマだ!」と自信を持って発信するにはそれなりに知識とか根拠が必要になっちゃうけど、「なんか違和感あるな」と思うこと自体はそんなに難しくないはずだよね。

👦:「違和感あるな」のときに一歩踏み込んで、自分で調べて正しい情報にたどり着けるようになるには、この間お父さんが教えてくれた4つの力が必要なんだよね。

父:」の経験から「10」学ぶ、の話にも繋がるよ。同じデマに遭遇したときにどれだけ学べるかってのは、例えばこんな感じかな。

デマに遭遇するという「1」の経験から、
・騙されちゃう人 → 「0」しか学べない
・変だなと気づくだけの人 → 「1」しか学べない
・違和感あるから自分で調べる人 → 「10」も学べる

👦:おー!「問う力」があって「自分で調べる力」もあれば、日常の出来事からどんどん学んでいけちゃうんだね。そうじゃない人と差が開く一方だね。

父:その通り。だから出来るだけ若いうちに身につけておくべき力なんだ。勉強ってのは人に言われてやるもんじゃない。自分でやりたくてやるものなんだ。

👦:ところでお父さんが理科教育の会社じゃなくて、今の事業を始めたのとはどういう関係があるの?

父:いい質問だね。こどもオンラインコーチングは「自分で決めて実行する」ことをサポートしてるんだ。人に言われたことを受動的にやるのではなく、自分の頭で考えて主体的に生きるための訓練をしてる。
 訓練した子たちは「専門家が言ってるから」ってだけで信じず、自分で調べて納得した上で行動できる大人になるはずだよ。

デマを拡散しない大人になる方法まとめ

デマを拡散しない大人になるには、

・情報ソースがどこなのか確認する
・専門家の意見だからといって盲信しない
・なんか変だぞ?と思える力「問う力」を鍛える →方法はこちら
自分で調べられるようになる →方法はこちら

さいごに

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