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喧嘩したら負けないという自信が子どもの性格に与える影響2/2
昨日の続きです。実際にケンカをするわけでも暴力で解決するわけじゃなくても「もしケンカをしたら負けない」という自信が有るのと無いのとでは、色んな場面での発言力が変わってきます。小学生時代のその積み重ねが性格形成に影響するのでは、という話を小学生と議論してみました。
はじめに
こんにちは!「コーチのこーちゃん」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。
東工大院卒、ITベンチャーと一部上場企業を経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。
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実際にケンカをするわけでも暴力で解決するわけじゃなくても「もしケンカをしたら負けない」という自信が有るのと無いのとでは、色んな場面での発言力が変わってきます。小学生時代のその積み重ねが性格形成に影響するのでは、という話を小学生と議論してみました。
◆「ケンカしたら負けない」の価値
👦:ねぇお父さん! 昨日のつづき教えてよ!
「ケンカしたら負けない」
って思えることにどんな意味があるの?
父:学校とか習い事で、他の子に意地悪してる子とか嫌がらせしてる子とか見たことない?
👦:見たことある。
父:そういうときに「やめなよ!」って本当は言いたいけど、なかなか言えなかったりしない?
👦:うん。言えたこともあるけど、言えなかったこともある。
父:あるよね、お父さんもある。「言ったら自分が何かされるんじゃないか」って思うと怖くて言えなかったりするよね。誰しも1回や2回はあると思うんだ。けど、こういうことが何度も何度も続くと「見て見ぬフリをする」のが当たり前になっちゃう危険性があると思っていて。
👦:見て見ぬフリ?
父:本当は自分にできることがあるのに知らないフリをしちゃうってことだ。助けを求めている人が近くにいて本当は手助けすべき場面でも、何もせず見なかったことにしてスルーしてしまう。
👦:たとえば?
父:例えば、電車で杖をついたお年寄りが乗ってきても席を譲れないとか、親とはぐれて泣いている子どもに声をかけられないとか、道に迷った外国人に道案内できないとか。
👦:そういうのね。でもそれって「言ったら自分が何かされるんじゃないか」って心配はなくない?
父:うん、そういう心配がなさそうなのに「見て見ぬフリ」をしてしまうようになるのが問題なんだ。「言いたいことが言えなかった」っていう経験が積み重なると自分に自信が無くなってしまって、色んな場面で消極的になってしまうんじゃないかなって。
👦:自分に自信がないと積極的にはなれないよね・・・。
父:でももし意地悪してる子に対して「ケンカしたら負けない」って思えてたら、きっと「言ったら自分が何かされるんじゃないか」って怖くならずに、言うべきことが言えそうだよね。「やめなよ!」って。
👦:たしかに。「ケンカしたら負けない」って思えてると言いたいことが言えて「見て見ぬフリ」をする大人になりづらいのかもしれないね。
父:さっきは「意地悪されてる人を見たとき」の話だったけど、自分が意地悪される側になることもある。「やめてよ!」って言えるかどうかと「ケンカしたら負けない」はきっと関係があるよね。
👦:そりゃそうだよね。「ケンカしたら負けない」と思ってたら普通に言えるだろうね。「やめろよ!」って。
父:「やめろよ!」ってハッキリ言うとケンカになりそうな気がするんだけど、実際言ってみると殴り合いのケンカになることはあまりなかったりする。もちろんなることもあるけど。
👦:でももし相手が自分より体重が重かったらどうするの? 昨日の話によると、ケンカでは勝てないんだよね?
父:そうだね 笑 そういうときは走って逃げて大人に言うしかないね。空手やってれば防御方法をちゃんと習うから、勝てなくても致命傷を避けることはできる。
👦:そっか、お父さんも走って逃げるって言ってたね。そこは大人でも子どもでも同じか。
◆大人にもメリット
父:そう、大人も子どももそんなに変わらない。「ケンカしたら負けない」と思えることは、大人にとってもメリットが大きいんだ。Twitterで筋トレを推奨してる有名アカウントTestosterone(テストステロン)さんが、こんなこと言ってたよ。
自信が無い人は筋トレをして下さい。
— Testosterone (@badassceo) June 1, 2015
1.身体がカッコ良くなる
2.異性にモテる
3.テストステロンというホルモンが溢れて気分上々
4.上司も取引先もいざとなれば力づくで葬れると思うと得られる謎の全能感
5.恋人に裏切られてもバーベルがいるという安心感
以上の理由から自信が付きます
4.上司も取引先もいざとなれば力づくで葬れると思うと得られる謎の全能感
👦:葬れる? なんて読むの? どういう意味?
父:「ほうむれる」だね。本来の意味は「死者を埋葬する」って意味だけど、この文脈では「ボコボコにやっつけられる」って意味だね 笑 会社の上司とか取引先が嫌なヤツで精神的にヤラれそうになっちゃうときでも「ケンカしたらボコボコにできる」と思えれば乗り越えられるって話。
👦:実際にボコボコにしたら捕まるよね?
父:捕まるね。実際にはやらないけど、そう心のなかで思えるだけで精神的に救われるって話だね。これはお父さんも実感してる。
👦:実感してるんだ。
父:結論としては「ケンカしたら負けない」という自信があると、
・積極的になれて人助けもできる
・精神的に辛いときにも乗り越えやすい
ってことだ。実際に暴力で解決しちゃったらダメなんだけど「もしそういう場面になっても大丈夫」と気構えができていると、いろいろメリットが大きいね。
👦:でもこれ男の話だよね? 女の子は違うんじゃない?
父:世の中の流れ的に「性差別はダメ」って流れなんだけど、今回の「ケンカしても負けない」ことによって自信がつく話は、ホモ・サピエンスのオスとして本能と関係している気がするね。だからキミの指摘通り、女性には当てはまらないかもしれない。
さいごに
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