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すぐ調べる習慣が物知りな子を育てる

ググればいいから知識は不要? いいえ、物知りは今後も社会で活躍します。物知りな子を育てるためには「すぐ調べる習慣」を身につけさせましょう。

はじめに

こんにちは!「こどもコーチのこーちゃん」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーと一部上場企業を経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。

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ググればいいから知識は不要? いいえ、物知りは今後も社会で活躍します。物知りな子を育てるためには「すぐ調べる習慣」を身につけさせましょう。

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◆調べる習慣が物知りを育てる

👦:ねぇお父さんって、色んなこと知ってるよね? 学校の先生に聞いてもわからないことでも、どうしてお父さんは知ってるの?

父:お父さんも知らないことだらけだよ 笑 でも確かに多くの人よりは物知りだと思う。何が違うかというと、一言で言えば、

・調べる習慣

の有無だ。わからないことに遭遇したときに、わからないままにしておくか、自分で調べるかの違いだ。

👦:自分で調べる習慣があれば物知りになれるんだね!

父:うん、まず一番大事なのはそれだね。今どきは誰でもスマホ持ってるから、知りたいと思えばすぐにGoogleで検索ができる。こんな恵まれた環境にいるのに、そこで調べる人と調べない人がいる。差は開く一方だ。

👦:「まず」ってことは、他にも大事なことがあるの?

父:鋭いね!笑 次の3つができていると普通に生活しているだけでどんどん物知りになれる。

◆物知りの習慣
1.すぐ調べる
2.調べたことを覚えている
3.気になったことを深く調べる

👦:へぇー! それぞれ詳しく知りたい!

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1.すぐ調べる

父:1つ目は「すぐ調べる」。これはさっきも言った通り、今はスマホやPCがあればすぐにいつでも誰でも簡単に何かを調べられる世の中になっている。わからないことに遭遇したときに、即座に調べてその不明点を解決することができる。

👦:ググれば大抵のことが出てくるもんね。Googleがなかった時はどうしてたんだろう。

父:図書館で本を調べたり、そのことについて詳しい人に話を聞いたりって感じだったのかな。なにか一つ知らないことに遭遇して、それを解決するのに何日も掛かってしまうっていう世界観だ。今では考えられないよね。

👦:ネット検索があるのが当たり前だったけど、なかった時のことを想像すると如何に恵まれてるかってのがわかるね。

父:ほぼ皆んなスマホを持ってるわけだから「調べたいのに調べられない」って人は非常に少ないはずだよね。とすると「わからないことに遭遇した時に自ら調べるか」って差になってくる。

👦:わからないことに遭遇したら取りあえずググるようにする!

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2.調べたことを覚えている

父:2つ目は「調べたことを覚えている」だ。すぐに調べる習慣がついている人でも、1ヶ月後にはスッカリ中身を忘れてしまっている人も多い。折角調べてもすぐに忘れていたらもったいないよね。

👦:前に調べたことがあるのに「中身を忘れちゃったからまた調べる」ってなる子は結構多いって聞いたことある!

父:調べた内容を覚えてなくて、同じものを何度も調べてしまう子が結構いるんだ。そうならないための記憶技術としては下記3つが有効だ。

仮説を立てた上で調べる
・既知のことと結びつける
アウトプットする

👦:仮説、結びつける、アウトプットの3つか。

父:まず「仮説」に関してだけど、思考を経ずに調べたことはなかなか記憶には定着しないって言われている。自分で何らかの仮説を立てたり、答えを予測をしたりした上で調べることで記憶に残りやすくなるんだ。仮説が当たっていたら「やっぱそうか!」って記憶に残るし、違ったら「本当はこっちだったのか!」って記憶に残りやすい。

👦:自分なりの予測をするってのが大事なんだね。そういえば前にも同じこと書いてたね。

父:次は「結びつける」。すでに知っている何かに結びつけて考えると覚えておきやすいって話だ。「鬼滅の刃でいうと◯◯」とか「この考え方は□□と同じ」みたいな思考ができると忘れづらくなる。

👦:脳の中で何かとつないでおけば、辿って思い出せるってことだね。

父:最後が「アウトプット」。アウトプットが記憶定着につながる話は先日したよね。調べて自分だけで閉じるのではなくて、誰か人に話したり、文章にしたりすると記憶に残るようになってくる。

👦:確かにこの3つができていればちゃんと記憶できて、同じことをもう一度調べる必要がなくなりそうだね。

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3.気になったことを深く調べる

父:ものしりになる3つ目の習慣は「気になったことを深く調べる」だ。例えば今回のコロナ問題。世界中の人が同じようにウイルスによって翻弄されているわけだけど、この中で「そもそもウイルスってなんだっけ?」ってのを本で勉強した人がどれだけいるか。

👦:そこまで調べる人はほとんどいないだろうね。

父:そこで勉強する人としない人の違い。ただググるだけだとピンポイント知識になりがちだけど、深く調べることによって全体像を把握した上で各論も理解できるようになる。この差は大きい。

👦:深く調べると全体像が理解できるんだね。

父:他にも例えば、東日本大震災で原子力発電所の事故があって、放射能汚染が社会問題になった。ここでそもそも放射線ってなんだっけ? 放射能ってなんだっけ? 被爆ってなんだっけ? っていうのをどれだけの人が調べたか。テレビで簡単な解説はあったけど、それ以上に突っ込んで知ろうとした人がどれだけいたか。

👦:コロナと同じように東日本大震災ででもそういうのがあったんだね。

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◆物知りの習慣の例

父:コロナとか地震とか大きなことで説明をしたけど「物知りになる習慣」の実践の場は日常に溢れている。たとえばレストランに行ったときに飲み物がいいグラスで出てきたとする。グラスには「RIEDEL」と書いてあった。

👦:それを「すぐ調べる」のが1つ目の習慣だね。

父:RIEDELをちょっと調べるとオーストリアのグラスメーカーだとわかる。ワインの味がグラスの形によって変わることを世界で最初に発見した会社だ。フォークやスプーンが金属なのか木なのかプラなのかで味が変わると思ってたから、それの飲み物バージョンだなと瞬時に理解したんだ。

👦:既知のことと結びつけることによって「調べたことを覚えている」んだね。2つ目だ。

父:本当に違うのかなって気になったから、色んな種類を買って実際に試したんだ。ボルドーワインのグラス、ブルゴーニュワインのグラス。シャンパンのグラス、日本酒のグラス、ビールのグラス、テキーラのグラス・・・。

👦:本で調べるとかじゃなくて、実際に使ったんだね。これも「気になったことを深く調べる」だよね。3つ目の習慣だ。

父:これは実際にお父さんがやったことだ。そのお陰でグラスについて結構詳しくなった。こういう感じで日常の生活の中で知らないことに遭遇したときに「どういう態度を取るか」が物知りになるかならないかを分ける。

👦:調べるか調べないか、ほんの小さな違いだよね。

父:その小さな違いの積み重ねが大きな差になっていくんだ。とにかくまずは「調べる習慣」をつけることだ。Googleですぐに調べる。そしてそれを忘れないようにする。これを続けていけば物知りになれる。

👦:深く調べるのはやらなくてもいいの?

父:それは、そのうち勝手にやりたくなってくるはず。別に意識してするもんじゃないかな。調べる習慣さえ身についてたら、いつの間にかもっともっと知りたくなってくるはずだから。

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◆ググればいいなら物知りは不要?

👦:なんでもすぐにググれるようになったら「物知り」の価値が下がる気がするんだけど、そんなことないの?

父:昔の「物知り」の価値とは変わってくるだろうね。辞書的に色んなことを知っているだけだとキミの言う通り今後は価値はなくなっていく。でも「物知り」の価値はこれからも下がらない。

👦:どうして下がらないの?

父:何か新しいことを生み出すにはベースが必要だからだ。例えるならば、レゴのパーツ種類を沢山持っているのが「物知り」だ。自由に使えるパーツが多い人と、一つ一つ調べないとパーツを増やせない人がいたときに、どっちが新しい作品を作れるかって話。

👦:物知りになるってのは、自由に使えるレゴのパーツが増えるみたいなもんってことか。確かに色んな種類を持ってる方がいいものを作れそうだよね。

さいごに

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