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3歳で60-80年代の洋楽に出会った、音楽の教養はない一端のサラリーマンこと20代前半の私が洋楽について語ったら

皆さんこんにちは。みかんの美味しい季節。一段と寒くなった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

スカパー!社員のみかんです。


先日ヤバイTシャツ屋さんについて語った記事が投稿されてからあっという間に1ヶ月以上経ってしまいました。読んでくださった皆さんありがとうございました。


余談ですが、後日当該記事がヤバイTシャツ屋さんの公式Twitterアカウントから投稿されていたことに気づきました。三度見し、あまりのうれしさに泣きながら仕事をしました。そのとき感じた喜びを胸に、1人でも多くの同じ「好き」を持つ人の気持ちに寄り添えるよう、今日も私は張り切って自分の「好き」について語りたいと思います。


人生で初めて「この曲が好き!」と思った曲が何か、皆さんは思い出せますか?


正確に思い出すのはきっと難しいこの質問。私もよくわかりません。でも、幼い頃の音楽に触れたエピソードを振り返ったとき、親の運転する車の中での記憶が真っ先に浮かびます。車が発進するや否や、後部座席のチャイルドシートに座る私が「CD聞かせてください!」と魔法の呪文のように唱えると、間もなくして車内に音楽が流れ始める。とても幸せな瞬間でした。

あるCDについてはトラック1と4が特に好きで、流れ終わると「もう1回流して!」と、また魔法の呪文を唱え、目的地にたどり着くまで繰り返し聴いたものです。また別のCDについては、今に至るまで私にとっての「夏うた」と印象付けられた曲が詰まっていました。

「あるCD」とは数年前に映画で話題になったイギリスのロックバンドQueenのアルバム’JEWELS’

トラック1が’I was Born to Love You’で、4が’Don’t Stop me Now’

「別のCD」はThe Beach Boysの’Endless Summer’。
中でも一番私が夏を感じるのはトラック2の’Surfer Girl’で今でも夏には欠かさず聴きます。

他にもたくさんのCDを聴いていました。そのほとんどが洋楽、特に60-80年代の洋楽たち。

前述のQueen、The Beach Boysに加えてThe Beatles、Journey、Michael Jackson、EAGLES、Simon & Garfunkel、Carpenters。今のようなクリスマスの時期にはWham!、Celine Dion、(主に2000年代のアーティストですが)Britney Spearsなど、名だたるアーティストのクリスマスソングが連なったアルバムを流すのが習慣でした。

完全に親の英才教育ですが、あの時車に乗って聴いていた曲たちが洋楽じゃなければ、私はここまで洋楽が好きになっていなかったかもしれません。(その後成長し、中学生で海外ドラマ’Glee’に出会い、洋楽の沼にどんどんハマっていくのですが、それはまた機会があれば…)


洋楽は、気が付いた時にはごく自然に、私の人生の一部になっていました。なので、「洋楽が好き」という感覚に気付くことすら難しかったのですが、どうやら私は洋楽が好きらしいのです。音楽のサブスクサービスを見ても圧倒的に洋楽の量が多いのです。
では洋楽の何が好きなのでしょう?魅力を語れと言われたらなんと答えるのでしょう?

アーティストの個性、声、歌唱力、歌唱方法。紡がれる音にぴったり乗った歌詞。気持ちを代弁してくれるかのような曲。息をするのを忘れるくらいのライブパフォーマンス。魅力はたくさん浮かびますが、これは洋楽に限ったことではありません。なので、特定のアーティストならまだしも、「『洋楽』はこれがいい!」「『洋楽』のここがすごい!」とはなかなか語れないのが正直なところ。もっとその道のプロの方や私よりもっともっと研究されている方であれば、「この時代の洋楽アーティストのこのメロディはこうすごい」など語れるかと思うのですが、悲しいかな感覚だけで音楽を聴いてしまっている私には、メロディは「なんか好き!なんかすごい!」で終わってしまっているわけで…

(余談ですが、そんな「その道のプロの方」達が洋楽について語る「洋楽FREAK」という番組がスカパー!番組配信で配信中ですのでぜひチェックしてみてください。何度こちらに出演されているゲストの皆様と同じ時代に生きていられたらと思ったことでしょう…※配信期間にご注意ください。)


でも強いて語ってみるのなら、洋楽の歌詞が好きです。
中学生のとき、英語の授業で「英語はリズムを好む言語」と教わりました。「言語」が「リズム」を好むというのはなんとも不思議な感覚です。どういうことだ?私は日本語を話していてリズムを意識したことはさほどないぞ、強いて言うなら五七調が心地いいなと思うくらい。(かっこよく言ってみたけど五七調という言葉が存在することは恥ずかしながら最近知りました。)

そう思って洋楽を聴いてみるとなるほど納得。リズムが良い、すごく心地よく言葉が紡がれている、ということに気が付きます。ちょうどここの文章を書いているときに流れてきたので、誰もが一度は聴いたことがあるであろうBon Joviの名曲’Livin’ on a prayer’のサビの歌詞でリズムの良さを感じてみましょう。


Whoa, we're half way there

Oh-oh, livin' on a prayer

Take my hand, we'll make it, I swear

Oh-oh, livin' on a prayer


注目していただきたいのは各歌詞の最後の単語です。
’there’、’prayer’、’swear’。声に出してみてください。声に出すのが嫌であれば本家の曲をぜひぜひ聴いてください。一応もう一度言います。本家を、聴いてください。すべて同じ音で言葉が終わる、つまり、この歌詞たちは俗に言う「韻」が踏まれているのです。

「ふ~ん…それで…?」と思われるかもしれません。でも私はこの歌詞の紡がれ方がとっても好きです。なんてきれいなのだろう、なんて楽しいのだろうと思います。だって、同じ音で終わるのに、しっかりそれぞれで意味合いが違うのです。予定調和で連れてこられたわけではなく、作詞家が意図して連れてきた言葉たちのはずなのです。

そして更に奥深いのがすべて一音ということ。日本語で一音に乗せられるのは基本的には「言葉」ではなく「文字」1つだけ。洋楽ではたった一音に言葉を乗せられる、音以上の情報を乗せられる。そして言葉遊びのように同じ音を出す言葉をうまくはめながら、最終的に伝えたい思いをメロディに乗せる。

う~~~~ん!!英語!!美しいじゃないか!!

こんなことをあのいかつめな彼が鉛筆を紙の上に滑らせながらウイスキー片手に「このワードの後に来るのは…」とか考えていると思ったら!!

ロマン!!乾杯!!ありがとうございます!!


では全ての曲、全ての歌詞がこれに則っているかと言われれば違うと言わざるを得ません。でも韻を踏む以外にも、英語のリズムの良さが感じられる歌詞はたくさんあります。かの有名なThe Beatlesは特にこのリズムを大事にしている気がするし、そのために恐らく文法もわざと間違えていることもあると思うけれどもあくまで私の推測ですし、この時期に各所で流れる英語のクリスマスソングも耳を澄ませてみれば「なるほど納得」となる歌詞が多いです。


そんな風に精巧に作られた歌詞で紡がれる洋楽。「英語よくわからないし」と敬遠されている方もぜひ英語という「音」を楽しむと思って聴いてみていただきたいです。

スカパー!では洋楽を楽しめる番組を放送中!ぜひこちらからチェックしてみてください!


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