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孤独に歩む。

人生は孤独との戦いだ。

自分のやりたいようにやっていくなら
孤独はつきものだし
協調性を守って他人に合わせて行くのも
また、本当の自分を理解してもらえないという集団の中の孤独があると思う。

どちらの人生を選ぶにしても
いかに孤独と上手に付き合えるかが
人生のカギかもしれない。

家庭というのもある意味  集団で
最小でその分、濃い人間関係を求められる
最も難しいコミュニティかもしれない

私が育った家庭は三世帯同居で
大人同士の関わりが強く
大人とこどもの線引きがきっちりされていた

大人達の決めたルールをこどもが守る
嫌なら出ていけという昔ながらのスタイルだった。
働く事もできない無力なこどもにとっては
孤独=死   だった。

社会に出て働く事で自由を手に入れた。
やりたいことをやるには責任がついてくる。
自由とは責任だと教わった。

自分の意見を通せば対立する場面もあり
孤独を感じる事もあったけど
自己責任の孤独はそれほど苦ではなく
全てが経験で学びだった。

結婚をして愛とは孤独だと学んだ。
夫はアスペルガーで妻はカサンドラ。
15年もの歳月がかかったけれども、今では
どちらが辛いのかを競うのではなく
お互いの孤独を分けあえたらと思う。

適度な距離感を持ってお互いを尊重して
自分軸でひとりの時間を楽しむ。

家族間でもプライベートは尊重されるべきで夫婦間、親子間でも適切な距離感を保たなければ健全な関係は作れない。

夫婦は最小単位で最も濃い関係の『集団』
だけど、常に集団行動をするとなると
自分のやりたいことを我慢したり、
自分を押し殺して相手に合わせる事になり
集団の中の孤独   を強く感じるだろう。

少なくとも私達夫婦には向いてないと思う。
お互いにひとりの時間が必要だ。
パーソナルスペースがひとよりちょっと広い分、孤独感も大きいのかもしれない。

ひとりの時間を楽しみ、
それを夫婦の会話で共有する。

『ドライブへ行った先で飲んだ
    サイフォン式のコーヒーが美味しかった』
だとか

『◯◯に買い物に行って◯◯が安かったの』
だとか

最近では、些細な喜びを共有することが
夫婦時間の過ごし方になってきた。

ひとり時間の充実が
夫婦関係を豊かにしているのは事実で
プライベートの充実が
仕事へのバイタリティになっている。

最初は距離感に孤独を感じるかもしれないが、自分も楽しむことで充実感が得られ
孤独感は減っていく。

WIN WINな関係が築けたら孤独も悪くないなと思えるかもしれない。

孤独に歩め 。
悪をなさず、求めるところ少なく、
林の中の象のように。

ブッダ様もそうおっしゃっている。




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