みやさん/人と家族の関係

建築士/家づくりの仕事に携わって12年。一緒にお手伝いしたオーナーは120件を超えてき…

みやさん/人と家族の関係

建築士/家づくりの仕事に携わって12年。一緒にお手伝いしたオーナーは120件を超えてきました。すべては『聴く』事で一緒に解決出来ると考えています。 家族と人、場所、夫婦関係や、全ての事が『家』が基礎になるんだなと知りました。その『家』から元気を作り出したいなと思っています。

最近の記事

流動的な空間を作り出すこと。

水や空気は、常に動いている存在と言うのは、分子レベル原子レベルの話として一般的な知識としてあると思います。 人間も動物も、風も空気も植物も、成長や衰退をしながら、考えてみれば止まっているようで、全く止まっていないことがよくわかります。 つまり、常に流れている、流動的な状態という方が本当は健全なんじゃないかなと思うのです。 住宅や、ビル、事務所店舗、等々建築物は止まっている状態と思われがちですが、建物自体は、空気が流れていたり、水やお湯が流れていたり、電気が流れていたり、

    • 密閉しないことの大切さ

      何となく閉塞感を感じたり 気ぐるしさを感じる事があると思いますが、それは思っている以上に建物の影響もあるのかなと個人的には思います。 以前のブログにも書きましたが 現在の住宅は、かなり高気密に力を入れています。 工事現場を目にする自分としても 発泡スチロールで なおかつ隙間をテープでバリバリと密閉している現在ですから、当然ながら空気の動きは少なくなります。 漆喰・樹木・木材・紙・砂・セメント 壁や天井・床 材料が張られたとしても それらには微量の隙間があり 空気や湿度も

      • 空き部屋をプチアトリエに。

        アトリエに行った事がある人は どれくらいいるでしょうか? 書斎とは違って アトリエはクリエイティブを 生み出したり 様々なジャンルでの 創造を生み出す場所です。 自分がそんな場所を作ったら 実は、ぐっと『自分の好き』に 触れられると思うのです。 ・・・ 私は建築という仕事をしていますが 僕たちは、空間を作っても 活用してもらわないと意味がない 仕事になります。 自分の実体験も含めてですが 住宅の多くは子育てが終わると 当然ながら夫婦だけになることが多く 4人や5人だった

        • 仕事や生活の空間は多拠点でも良い。

          こんにちは。 仕事の関係で、リノベーションなどが盛んな 尾道で、いろいろと外観デザインなどを参考に 家族と町ブラをしつつ デザインの構想に思案中の自分なのですが 仕事を一つの場所で行うことなく 僕たちのような様々な空間を提案・提供 そして、モノづくりとして 具体的に場所を作っていく立場の人間としては 一つの場所を拠点として 活動していくのは 人生の中の貴重な時間として もったいないのかなと ここ最近感じています。 集中して活動するアトリエの空間も持ちつつ 新しい出会いや景

        流動的な空間を作り出すこと。

          テクスチャー『素材』はホンモノを。

          こんにちは。 身近な素材には、本物とウソものがあります。 ホンモノはできるだけ 自然のもの そのもので表現するほうが やはり、高級感があります。 それは、素材そのものが 高い・安い じゃなくて ホンモノを使う事が安っぽさを 軽減してくれます。 例えば 草花と造花は、違いますし 壁紙とホンモノの紙は違いますし 石とタイルは違うし 砂と砂を表現したシートは違う。 鉄とプラスチック 油絵とコピーの絵 などなど、現在のほとんどが フェイクの素材として 表現され、それが普通にな

          テクスチャー『素材』はホンモノを。

          家の中・外に植物を

          こんにちは。 新しい職場で仕事をして数日経過しました。 ありがたいことに、非常に楽しみながら 仕事をさせてもらっています。 さて、植物は枯らしてしまって どうも苦手で、、、。 という方も 個人的には家にグリーンを 置いていただきたいなと思います。 それは何故かというと 彼らが確実に 空気を『調和』してくれるからです。 調和というのはどういうことかと言うと 個人的には 人間関係の中にも、空気のよどみというのが あると思っていまして イライラした時や 慌てている時 悲しい

          過度なルール・規則がもたらす弊害。

          会社に行くのが憂鬱な人が多いですよね。 僕も多分に漏れずその1人でした。 そんな僕が悩んでいたのは、どうやら人では無かった事に気づいたんです。 会社に行くのが憂鬱になるその理由の大半は、コミュニケーションと思われていると思いますし、会いたくない人がいたりするのが理由です。 しかし、そんな会いたくない人も、同時にコミュニケーションに悩んでいたりします。 その歪みを生んでいるのは、『過度なルール』にあるのでは無いかと思うのです。 そもそも 様々な会社のルールは何のために

          過度なルール・規則がもたらす弊害。

          『音の重要性』

          こんにちは、小さき世界の一つとして『音』があると思います。 音は目に見えないですが、常時影響している非常に重要なものだと、僕は考えます。 例えば会話は音を通して交わします。 そのテキストとしての中身だけでなく、音の中から伝わる感情の方が実はコミュニケーションでは大きく影響します。 たとえば 焦り・怒り・安心・冷静・侮辱・喜び・不安・嫉妬 などなど。挙げればまだまだありますが、それが音を通じて伝わります。 それが言葉で無くても、音楽でも表現されるし、自然の中で生きる動物

          小さな世界で、大きなものを発見する。

          僕たちは、どうしても大きな世界に飲み込まれやすいと思います。 世界情勢の影響 お金の流れ 自然災害 TVやメディアの影響 政治 教育 国、自治体、市町村 交通ルールやマナー それらは非常に重要であり同時に重要では無い事も多いです。 何故なら、個人の住む世界や、行っている行為は非常に小さなものだからと思うのです。 一日に大きな変化は無いし、突然大きなお金が舞い込んでくる事はほぼ稀で、少しづつ積み重ねたり、逆に削っていったりという作業がほとんどだからです。 建築という仕

          小さな世界で、大きなものを発見する。

          自然には逆らわず、流れを上手に掴むことが大切。

          自分が13年強務めた会社を辞め新しい職場と環境で、仕事をスタート致します。 これからは、売上と生産と利益を追い求める世界から少し離れて、本当の意味でものを作る世界で活動していきます。 どうぞ、宜しくです。 年始の休みを利用して、家族で北国への旅行をしてきました。 『夏の方が気持ち良いシーズンなのに』という言葉も聞こえますが、西日本に居ると体感できない世界を経験することの方が、色々発見があると思い、旅行をしてきました。 日中マイナス8度というのはなかなかピリッとくる気温

          自然には逆らわず、流れを上手に掴むことが大切。

          今の時代と日本の苦しみ

          自分はサラリーマンとして43歳の年齢で働いています。 家づくりの仕事をする中で また、大きな予算の中でそれぞれの家族の人生を左右する大きな金額を一緒に考えていきます。 この場面で感じるのが、家を建てる方の悩みの多さです。 43歳になると、人生折り返しになったと感じつつ、微力ながら、自分が社会に何か役に立てるようなことをしたいなと思うようになりました。 その中で、常々感じるのは、日本で生きていく息苦しさです。 小さい時から、様々なルールに縛られて生きていかざるを得ないよう

          今の時代と日本の苦しみ

          家の起源は竪穴式住居

          家に住んで、快適になればなるほど 外の環境が分からなくなり、音も・空気も止まってくることが 良しとされていきます。 その日その日で 食料を調達し 自然の中で生きていた時代は 狩猟して・食べて飲んで・休んで・排泄して・寝る。 それが基本でした。 文化の無い時代ですが、そんな昔に 戻る事も出来ないし、戻る必要もないわけですが どうやらその時代の生き方にも 多少なりともヒントがあるのではと考えます。 その時代の住居 竪穴式住居は 今で言えば ワンポールテントのような形状で 雨

          家の起源は竪穴式住居

          昭和の良さを取り戻せ

          家の進化はめざましく、新しい設備や材料が色んな会社から発売され なかなかその情報量も多く、対応するために 日々勉強が必要だったりします。 特に最近感じるのは、デジタル化しすぎた家ならではの 家に振り回されている感です。 ネットでつながった家電関係から始まり 情報が流れ続けるメディア媒体 TV 携帯・タブレット 家事・炊事などをいかに短縮できるか 清掃性を上げるための家 温熱環境に過敏に反応する家 細菌・雑菌などを対策する家。 うんざりするぐらい、脳的にリスクヘッジを促す

          昭和の良さを取り戻せ

          家に住んで3年目の感想。

          こんばんは。 現在、夜の23時。 外気温は摂氏0度に近くなり、今は暖房を使わず、室内は19度に保たれています。 朝起きても、15度から、14度位に室内の温度は保たれています。 この冬も、寒い時間が長かったですが、暖かい日差しが入れば、それなりに暖かくなり、暖房コストも思いのほか安く上がりました。 太陽光パネルのおかげで、よく聞く光熱費のことに悲鳴が上がる事は、我が家ではなく、 ガスと電気の併用住宅で、そこまで光熱費に悩まされる事はありませんでした。 家を建てた諸先輩

          家に住んで3年目の感想。

          断熱合戦の罠にかかるな。

          こんにちは、1月に入ってから関わるお客様の量も多くなってきました。 一つ一つの物件に、真剣に向き合ってみると、12年も家づくりの仕事をしていますが、気づくことも非常に多いです。 僕は仕事柄、なかなか他の会社のしている家作りを見ることができませんが、お客様の話から非常に感じるのは.競うように断熱性能や、空調の性能、推し進めている住宅会社の多さに、疑問を感じています。 関東から、九州にかけての多くの平野部では、日本海側の地域を除いて、穏やかな気候のエリアが多いです。 その

          断熱合戦の罠にかかるな。

          住まいはあなたの内側を示している パート①

          本日はつぶやき形式の noteになります。 文字ばかりなのは ご了承下さい(笑) 家づくりやインテリアの打合せを行う中で 詰まるところ、まったく同じ家にはならないなと痛感します。 その理由の一つが、家は思考の内側を表しているからだと思います。 ・ 外観や外部空間は、人の目も気になりますし、交通事情・交通ルールが発生します。 そのため、ある一定のルールや、見栄を張るか張らないか(笑)という観点で 外部空間は作られていきます。 かなりアーティスティックな思考の持ち

          住まいはあなたの内側を示している パート①