バイアスがかかっている、現代住宅

現代住宅を作りながら、さてはて　断熱性の向上、デザイン性、おしゃれ、日当たりや、空気の流れ、導線計画、収納計画などなと。

数多のデザインコードが存在する住宅建築ですが、競うように性能と効率を求めるのは、現代社会を映していると思うものです。

もしかしたら、質感にこだわった家の方が、満足度が高い場合もあるかもしれないし、

家自体を使い込みながら、味わいを増していく家の方が好ましい場合もあるかもしれません。

ふと立ち止まって
現在指標にしている、良いと言われる建築デザインが、もしかしたら、良いと思わされているのかもしれないと考える。

そうした立ち止まりが、僕らがあくせく働くだけの人生と、住宅建築と、その価格に躍らせられない

表現と新しい建築を目指せるのかなと考えるのです。

家庭内で、それぞれの文化を作っていく事で、社会と交わる際に、生きる上での　芯を作っていけるのかなと思います。

それを無意識に習慣化出来る装置が、建築なのではないかなと。