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農家って最高!!って思うこと5つ

いつもお読みいただき、ありがとうございます!

自然栽培農家 -そよかぜ農園-
米粉のおやつ -イツモノ- です。


いつも「ほんと、農家、最高だなぁ〜」
と思っているのですが
『何で最高と思うのだろう?』
と自分に問いかけて出てきた答え"5つ"を
今回は書いてみました。

私たちは、どこにも属していない
まるっきり個人でやっている個人農家
そして、無農薬多品目栽培をして
やさいセットをお届けしています。

なので、誰と比較するとかではなく
ただそういう立場として
自分が感じていること、それだけです。



-うちの畑-

-根底の安心感がすごい-

生きていく上で欠かせない""
それを仕事にしている"農家"というのは
根底の安心感がすごい。

「まぁ、何かあっても生きてはいけるな」
と、なんとなく思えて
それは"軸がブレない"という強さなのだ。

"確かなものをやっている"
という感覚があり
それはとても幸せなことだなぁと感じる。

その安心感があると心の豊かさも増すのだ。

お米が収穫できたときなんて
なんとも言えない
安心感、しあわせ感、安堵感だったりは
ちょっと桁違いでもある。

逆に、しあわせ感はあっても
収入は少ないでしょ?
と言われれば、その通り。

つく尽く感じるのは
私たちのやっているような農業は
労働と収入が比例している、ということ。

投資みたいに、勝手にお金が増える!
みたいなことはない。

しかし、その着実さがあるからこそ
きっと私たちは農業に"確かさ"を感じ
しあわせを感じているのだ。

そう、やさいや木のように
根をぐっと張っている、そんな感覚がある。



-いつかのお昼ごはん-

-やさいが美味しい-

当たり前だけど、毎日美味しいって感じる
それだけで最高。

やさいはうちの畑で採れたもので
お米もうちの田んぼで採れたもので
旬のものを、とっても新鮮な状態で
食べられちゃうってすごい。

私的にはしあわせ。

それは、そのやさいが育つまでの過程も
すべて見てきていて、分かっているからこそ
やっぱり愛おしく感じるし
きっと美味しさの感じ方も違う。

例えば、長ねぎなんて、2月に種をまき
春•夏と何度も除草に入り
やーっと冬に美味しく食べられる。
(農家の中でも、長ねぎの除草の大変さは
話題になるひとつ)

台風がくる!となれば急いで土寄せし
それでも折れちゃったりしながらも
懸命に育ってくれている姿は
健気であり、本当に逞しいのだ。

それを経て食べるのだから
それはもう美味しい!の感じ方が違う。

また、そういう事をお客さまに
ちゃんと伝えることで
みなさんが感じる美味しい!
も倍増してもらえると思うので
上手くいっこと、失敗したことも
すべてお伝えしている。
(やさいセットのお便りにて)

紆余曲折あったけど、やっと育った
その有り難さをみんなで共有できたら
とてもしあわせなのだ。



-収穫祭-

-お客さまとダイレクトに繋がれる-

そよかぜ農園のやさいセットは
畑から自宅にそのまま届く。

仲介のECサイトも使っていないから
本当にそのまま届く。

別にそっちを否定しているとかではなく
農家の中でもそれぞれ合うやり方がある。

そよかぜ農園の場合は
"人間関係を築けるような仕事がしたい"
と決めているので、流通を通さない。

食べてくれている人たちが分かる
反応があるって、作り手にとっては
とてもやり甲斐に繋がるのだ。

そして、どっちが上とか下とかではなく
対等な関係性を築いていきたい。

農園に何回も来てくれて
リアルに会っておしゃべりしている方々とは
お客さまだけど、いい意味で違くて
それ以上の関係というか
お互いが高めあっていっているような
そんな有り難い関係性を築けている。

結局、"個人でやっていく"ということは
自分自身の人間性が試されることなので
自分を磨かざるを得ない。

どんどん変化していき(していっちゃうし)
考え方•思考を広く持ち
でも軸はブラさないで
「付き合っていきたい!」と思える
そんなチャーミングな人間で在り続けたい。



-セルフビルド中の家-

-自由-

本当にやりたいことが出来て、自由だ。

人生すごく楽しいし、しあわせだ。

しかし、自由であるということは
"すべての責任が自分たちにある"。

やさいが天候などの影響で出荷できなくて
収入がなくなったって自分の責任だし
お客さまが何かの影響で激減しても
それも自分の責任。

そう覚悟の上で、今のやり方をしている。

ただ、誰かに期待することもないので
失望することもないし
ストレスはかなり少ない。
(こども達に対してもそうでありたいけど…)

"人を不機嫌にするのは「叶わない期待」"
だとも聞いたことがある。

ほんとそうだなって思う。

また、自由である上に、自然と共にあると
"ちょっとした違和感に気付く"

物事の本質が自然と見えてきて
「それって本当かな?」
「嘘って言われてるけど、本当にそう?」
「なんかこれ違うかも」とか。

それが正解かどうかは別として
何かの違和感があったときに
"ちゃんとそれに気付いてあげられるか"
"拾ってあげられるか"
というのが大切なのかもしれない。

自由な生き方が合う人と
ある程度どこかに属している方が合う人と
それぞれだから、これはあくまでも
私たちの場合。



-お菓子でもしあわせを届けたい-

-感謝があふれる-

私たちのような農家って
本当に自然とともにあるから
感謝が溢れてくる。

やさいを育ててくれている大部分は
土であり、自然であり、地球であるから
農家は育ちやすい環境をつくったり
それを収穫して、収穫の喜びを分け合う
そんな立場なのではないだろうか。

そして、食べてくれる人たちと
ダイレクトに繋がっているからこそ
みなさまへの感謝も深い。

自然の恵み
多様な生き物
家族
仲間
お客さま
友だち

みーんなに自然と感謝が溢れてくる
そんなことって最高なのだ。

これまでの苦い経験も
今思えばかけがえのない経験で
それにすらも今なら感謝できる。

そして
そよかぜ農園をやらせてもらっていること
そよかぜ農園と付き合ってくれていること
それに心からの感謝を。


農業を始めて11年
農家になったことを後悔したことは
一度もないけれど
10年以上経ってようやく
人生楽しい!と思えるようになりました。

新規就農からの手探りの日々
遠回りしてきた道のり
紆余曲折、山あり 谷ありを通って
やっと、ここまできたな、な感覚なのです。

本当にそよかぜ農園に関係するみなさま
いつもありがとうございます!

これからも、よろしくお願いいたします。


今回もお読みいただき、ありがとうございました。

感謝を忘れず、今日も過ごしたいですね。

-そよかぜ農園-

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