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同じ価値観の認識を強要… オーストラリアの国民性から日本を考える

こんにちは。在住4年目を迎える馬の人です。今回は、私がオーストラリアで一番強く受けた良い印象について話します。

オーストラリアは移民国家です。原住民以外みんな割と最近の移民家系。その中でも移民一世・二世が多いので、よほど内陸の田舎でなければ街では様々な言語が飛び交っていますし、日本みたいな「常識」は通用しない。

だから、それぞれ自分の考えを持って、自分が思うように行動しています。

対立する価値観で行動をしていても、誰も何も言わないし、何も思わない。その人のバックグラウンドとか、見ただけじゃわからないし。素敵と感じることも、そうじゃないことでも、日々視野を広げてくれて勉強になります。

仲良くなると、価値観について語ったりしますが、同じオーストラリア人でもそれぞれが由来する国は様々なので、押しつけは起こり得ない。

強いていうなら、自分の価値観が受け入れられるのが当たり前と思った上での言動だけは、多くの人がネガティブな感情を持つと思います。

例えば、季節感に合わせた服一つとっても、バラバラ。真夏でも真冬でも、UGG(に、めちゃ短い短パン)を履いている人もいれば、ビーサンを履いている人もいますし、万年裸足の人も多く見かけます。逆にそんなに寒くないのにめっちゃあったかそうなダウン着てたり。

私がインストラクターをしていた時の友達は真冬の期間も一日中常に短パン半袖裸足で、その状態で焚き火にあたったりしていました。

日本だと、みんなが服の季節感を変えるタイミングが一気にあって、それに合わせようと周りの人たちの服装を見てタイミングを探っていた記憶があります。それが1ヶ月くらいずれていたら、変な目で見られるように思うのは私だけではないはず。

それ以外にも、春に秋服着てたり、秋に春服着てたりするのって、相当な抵抗感ありました。でも、そもそも季節が真逆で、移民も多く、且つそんなに気温の変動がない、プラス他人のことは見ないし見られないオーストラリアでは、秋冬も春服もほぼ存在しません。本当に服が好きな人たちくらいなら多少変化つけることもあるのかもしれませんが、秋服だなあとか、春服だなあなんで感じたこと一度もない。

実際、今一番寒い時期のオーストラリアですが、ダウンの人もパーカーの人もいれば、黄色いチューブトップで腕・肩・おへそ丸出しの人もいるし、ノースリーブのお花柄ワンピース着てる人も、頭に大きなリボンつけてる人もいます。

みんな幸せそうで、楽しそうで、素敵です。目が合うと、いや合わなくても、知らない者同士おしゃべりが始まります。

日本では、みんな同じ価値観を共有・認識することを強要されがちだと思います。

もちろんオーストラリアはオーストラリアでイージーゴーイングすぎるし、日本の食べ物や商品や、共感性の高いあの感じも素敵なので、どちらが良いとかはないと思います。

でも、もうちょっと、違うことを受け入れられる社会だったら、もっと住みやすく、それぞれの素晴らしさが見えるのになあ、とか。まあ、見た目が似ていたり、純日本人同士の関わりがほぼだから難しいところでもありますよね。

こんな社会もあるんだなあ、と、何かを感じる・考えるきっかけの一部になれれば幸いです。

では今日はここまで。

最後まで見ていただき、ありがとうございました☀️



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