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人事に関すること

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記事の中から、人事に関することをまとめました。
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2020年6月の記事一覧

ノリ突っ込みで生きる

ノリ突っ込みで生きる

自分はマネジメントにおいて、「企業=小学校」説をとなえている(半分ネタですが)。

班とか係とか、朝礼とか、表彰とか、掲示物とか垂れ幕とか、誕生日会とか、お別れ会とか、やり方が似ているし、あの小さくて丸いカラーシールで何かの成果をグラフで表していくなど、企業か小学校でしかあまり見ない。

おそらく、アラインメントを強くしようとしたら、ああ言うマネジメントになるんだろう。拡散、多様化を志向する時は、

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「不安産業」について

「不安産業」について

「不安産業」という言葉がある。

「これこれこうしなければ、こうなるぞー」というホラーストーリーを語って、相手を不安にさせて、モノやサービスを買わせることを指す。

そのホラーストーリーが真実であれば、それは全く真っ当な商売であり、いわゆる「予防」の仕事である。

しかし、そのホラーストーリーが偽りであれば、詐欺に等しい商売である。人の恐怖心につけこんだ卑怯な仕事である。

ただ、難しいのが、ホラ

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究極の人材要件、上向きのリーダーシップ

究極の人材要件、上向きのリーダーシップ

世の中の様々な企業が、各社独自に求める人物像や人物要件を策定している。

僕もそういう仕事をしているので多少言うに憚られるところがあるのだが、いろいろ個別にそういう人物要件を検討しても、大概は同じような結論になる。

無論、細かい違いはあるし、それが大事な局面はあるのだが、本当に優秀な人と言うのは、ある程度はどこへ行っても優秀、言いかえればどの会社の求める人物要件は似てきておかしくないのかもしれな

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新人はつらいよ

新人はつらいよ

このコロナ禍の中、当社も新卒新人を迎え入れることができた。入った時期は本当に大変なものの、大変めでたいことである。

新人さんが入社すると、もちろん育成コストはかかるのだが、それにかえがたい多大なメリットが組織に得られる。

いろいろあるが、例えば旧人が新人にモノを教える機会が増えることで、自身の持つ暗黙知を顕在化させることができる。潜在的な不文律は意識できないので変えにくいが、顕在化されれば意識

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ストレスに強い人ばかり採ってよいのか

ストレスに強い人ばかり採ってよいのか

よく採用における求める人物要件で、「ストレス耐性」というものが挙げられる。特に、メンタルヘルスの問題が大きくなってきてからは、とみに「ストレス耐性の高い人を採れ」と喧しい。

しかし、一概に「ストレス耐性」と言っても、いろいろある。筋の良いものと悪いものがある。

例えば、鈍感な人はストレス耐性が高い。自分に対する攻撃やダメ出しに気づかないのだから、ストレスをストレスと感じないから、耐性は高くなる

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「人材」と「人財」

「人材」と「人財」

よく
「名は体を表す」
と言うが
本当にそうかな
と思う。

怪しい会社の商号は
結構、まともな感じだったりするし。

結局、志を語る言葉よりも
無言の行動の方が強い。

でも

元詩人志望の自分としては
社名に対しては並々ならぬ思いがある。

弊社は
「株式会社人材研究所」
という一見平凡な名前です。

結構、「人材」という言葉について
様々な方からアドバイスを受ける。

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「自責」に逃げるな

「自責」に逃げるな

長年採用担当をしていて一番悲しいことは、現場の方に「なんでこんな人を採ったんだ」と言われること。

一つはもちろん、期待をかけて採用した人を貶される悲しさ、腹立たしさですが、本質的には受け入れ側の責任逃れな気持ちを感じて悲しい。

もちろん採用担当者としても「自責」で考えるのであれば、現場の人の声を真摯に受け止め、いくら認めたくなくても「採用ミス」と捉え、求める人物像や採用基準を変更・修正

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