「文章を書く」ことで生まれる出会い│純喫茶・カフェ巡りのエッセイ
Mar.2023
どうしてなのか、文章を書くことが好きだ。
だれに頼まれたわけでもないのに、気がつけばこうして文章を綴っている。
はじめて書いたのは Twitter で、ミニブログのような使い方をしていた。140字に自分の感じたことを簡潔にまとめるのは難しいけれど、それが楽しくもあった。たった4枚の写真を選び、美しくレイアウトすることも。
けれど入ってくる情報があまりにも多く、必要のないものにまで時間をとられてしまうのが何だか勿体ないように思えてやめた。そして140字にまとめる時間をかけるなら、感じたことを たくさん書いてもいいと思えた。
Twitter をやめた次は、Instagram を はじめてみた。写真を撮るのも好きだし、文字数の制限もない。けれどなにか、自分の思うような記録の仕方ができなかった。文章が "添え物" のように感じられてしまい、これも情報に溢れているのでやめた。2週間ももたなかった。
それからは、SNS を 使うことがなくなった。
というよりも、SNSに割く時間がなくなったという方が正しいのかもしれない。
旅をして、海をみて、美味しいものを食べて、友人たちと一緒に過ごして… 自分にとって大切なことだけに、大切な時間を使っていきたいと思ったから。
それでも変わらずに、「文章を書きたい欲」はあった。
旅する暮らしをはじめてから、日記を毎日かかざず書くようになっていた。東京にいた頃は、3日と続かなかった日記。それが今では、B5のノートの見開き2ページを毎日書いてしまえる。それだけ覚えておきたいことが、日々のなかでたくさんあるのだ。
お読みいただき、ありがとうございました。 あなたにとっても、 素敵な日々になりますように。