【ジブリ新作】君たちはどう生きるか？　見てきた！ネタバレあり！！！

おこんばんわ。今日は、公開日初日ナイトデーにジブリ最新作の「君たちはどう生きるか？」を見てきました。水が印象的な、浮遊感のあるすごくユーモラスな映画でした。夢っぽい、、、パプリカかな、、。

ということで、宮崎駿さんの数年に及ぶ渾身の制作の映画を見させていただき感想（自分の思い出メモとしてサクッと。）を述べさせていただきたく思います。

心に残ったことを簡潔に並べると、(塔がスタジオジブリで、、、みたいな裏設定は他の方を参考にお願いします)

作画！！！（なんと言っても）

アインシュタイン

命と食べ物

母と息子と時空のずれ

嘘つきのパラドックス、悪意（別記事で書きます）

宮崎駿さんの戦時の体験

時間軸がバラバラだから救われる(帰着点)

って感じです！これが簡潔なのかは置いといて

予告やプロモーション一切なしのこの映画、どんな内容なのだろうか？とワクワクしていたのですが、内容が深くて意外と難しい。ジブリ作品に、このような時間のずれ？を科学的な話を、相対論的な話をベースに進むのでなんだかSFちっくなジブリって感じでした！

作画について

渾身の作画でした。もうね。どれくらい枚数書いてんだろうって感じで、アニメーターの意地を存分に見せつけられましたね。カエルのシーンや、顔が溶けていくシーンなどダークユーモラスな部分もありつつ、ジブリっぽいわちゃわちゃした作画から、自然の美しい風景から水の書き方、様式の家の様子から、もう芸術の、ジブリの最高峰って感じの絵でした。これを子供の頃に見れたらとってもラッキーだと思いますね。あのわちゃわちゃ感が健在なのはジブリならではです。サギの男も、描写がうまくて、鳥の動きとか、その中に人の顔が入っている所とか、所どころグロテスクですが、そこもよかったです！

アインシュタインに関して

物語、途中から、髭をボサボサに生やしたプリンストン大学で教鞭をとっている時代のアインシュタイン博士のような主人公の先祖のおじさんが出てきました。そのかたは一振りで世の中のバランスを変えちゃうパワーを持ったおじさんという設定です。（紹介の仕方）

そのおじさんが先ほども言いましたが、アインシュタインに妙に似ていて、宮崎駿さんが伝えたかった一つに時間の問題があった気がしました。わかりやすいところで言うと、主人公と主人公の母親(少女の頃)が、最後に別々の時空へと変えるシーンからも強く感じました。なんというかバック・トゥ・ザ・フューチャーに少し似てました。

うん。結局この世は、時間軸がたくさんあって、君の名は　でもみつは　のおばちゃんが言ってたけど時間軸が交差するらしいです。意識はある意味一つの時間軸を定めるためのものかなとも映画を見ていて、思い出しました。

そして次に　命と食べ物

この映画では、色々と立場が逆転をしている世界でした。天国と地獄。食う物、食われる物。そういう部分で僕らが何気なく機械的に食べたりする鶏肉。その鶏肉の、鳥さんから逆に食われそうになったり（まあ今回はインコちゃんですが、鶏ちゃんじゃなくてよかった、、）、自分で魚の腑を捌いたりと、デジタル社会になって忘れている命の感覚をもう一度、問われている気がしました。うん。

その次に、母と息子と時間のずれ

上記で書いたので別段、書く必要はないかなあーと思いますが、母と息子の部分、そして夏子さんと言う義母であり、母の妹？との主人公のやり取りで「雀の戸締り」のタマキおばさんを思い出しました。あの微妙な関係性に限ってドンぱちなるのはなぜなんだろうね。表現で言うと、プラズマ持て余してる雷みたいに、微妙な関係性の時は毒が出るのかもしれません。おそらく。

そして最後に　宮崎駿さんの戦時の体験

宮崎駿さんは1941年生まれで、戦争真っ只中でお生まれになりました。その体験、その時の奥にある心の体験が、序盤にふんだんに取り込まれていると思いました。夜も警戒して、空襲の火事が起これば、すぐさま消しにいく。そんな今では考えられないようなこと。その緊張感、緊迫感がとても伝わってきました。

やはり千と千尋のハクが駆け抜けていくシーンと同じくらい躍動感がありました。
他の部分でも「ああこれ、千と千尋に似てるなーとか、紅の豚っぽいとか、トトロみたい！」色々オマージュぽくもありジブリ好きな自分としてもそのへんも楽しめました。

と言うことで、簡単にメモをして終わります。

なんかアインシュタインぽいおっさんが出てくるのは驚きました。ひょっとしたら私の勘違いかもしれませんが、ポニョでもそんなおっさんが出てきた気もしたから、、、。あの所ジョージさんの声のおじさん。

そして物語の救いとして

時間軸がバラバラだから救われるってのもいいと思います。

時間軸がバラバラだからあの頃の僕も私も、別人だから、辛いことがあってもそれは、別時空間のことだと思えば、

とっても楽になります。そんなことを案に観客に伝えてきているのではと思いました！だからお母さんと離れても寂しくなかった気がしますね。さすが宮在駿さん！そしてアインシュタイン？

それではおやすみなさい！

追伸
ワラワラは可愛いけど、、魂見たいで、ふわふわしてて、、私はこだま派です😌もののけ姫と千と千尋LOVE！音楽に関しては、なんと言うかもののけ姫や千と千尋ほど誘われる感じはなかったですね、、、。個人的にですが、、、🥲。静かに感じました。