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石川県出身、富山県在住です。 富山と金沢について、「へぇ、そうなんだ」と思ってもらえる…

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石川県出身、富山県在住です。 富山と金沢について、「へぇ、そうなんだ」と思ってもらえるような記事、富山・金沢に来られる方の参考になるような記事、さらには、読んでくれた方が富山・金沢に来たくなるような記事を発信していきたいです。 よろしくお願いします。

最近の記事

【金沢旅行】 期間限定‼ 金沢・氷室まんじゅう 【お土産】

前回の記事で、金沢の初夏の風物詩・氷室開きについて書きました。 加賀藩が毎年6月30日に氷室から氷を切り出し、江戸の将軍家に献上したことに由来する伝統行事です。 そしてもう一つ、氷室開きとワンセットで現代に伝えられたものがあります。それが『氷室まんじゅう』です。 ■ 溶けないで〜! 6月30日に切り出された氷は、加賀飛脚と呼ばれる超人たちがわずか4日で江戸まで運んだそうです。 そうはいっても、7月初めであれば北陸・金沢であっても日中最高気温が27℃前後にもなります。長

    • 【富山・金沢PR】 金沢・湯涌温泉 初夏の風物詩「氷室開き」

      地球温暖化の影響か、まだ6月だというのに、北陸でも気温30℃近い日が毎日のように続いています。 本格的な夏を迎えようというこの時期、金沢の風物詩になっているある伝統行事が、金沢の奥座敷・湯涌温泉で執り行われます。 「氷室開き」です。 ■ 徳川家への「氷」の献上に由来 冷凍庫のない時代、氷は非常に貴重なものでした。 加賀藩では、冬場、「氷室」と呼ばれる藁葺き小屋に雪をつめ、旧暦6月1日にそれを切り出して江戸の将軍家に献上していました。 「氷室開き」はこの行事を再現したもので

      • 【富山・金沢PR】 王者・8番らーめん 【ご当地グルメ】

        金沢のご当地グルメと言えば、金沢カレー、ハントンライス、金沢おでんがありますが、もう一つ欠かせないのが「8番らーめん」。 8番らーめんは、石川県加賀市に本店のあるフランチャイズチェーンですが、富山・福井県でも多くの店舗を展開しています。北陸で知らない人はおらず、「金沢のご当地グルメ」というより「北陸のご当地グルメ」と言っても良いでしょう。 ちなみに、多くがロードサイド店であり、店名の「8」は北陸の大動脈・国道8号線からとったものです。 ■ 北陸ラーメン業界のトップランナ

        • 【観る将】 伊藤新叡王誕生!

          いや〜、本当に驚きました。 まさか藤井七冠からタイトル奪取する棋士がこんなに早く現れるとは思いませんでした。 藤井七冠と伊藤叡王の対局は、今シリーズまでに11局あり、藤井七冠の10勝1持将棋。両者の力量には、まだ大きな差があるのかなと思っていました。 しかし思い返してみれば、藤井七冠自身もプロ棋士となってしばらくの間、当時のタイトルホルダー・豊島将之九段にまったく勝てませんでした。それが第62期王位戦第二局の勝利をきっかけに、以降は白星が黒星を大きく上回っています。これ

        【金沢旅行】 期間限定‼ 金沢・氷室まんじゅう 【お土産】

        • 【富山・金沢PR】 金沢・湯涌温泉 初夏の風物詩「氷室開き」

        • 【富山・金沢PR】 王者・8番らーめん 【ご当地グルメ】

        • 【観る将】 伊藤新叡王誕生!

          【富山・金沢PR】 富山名物・赤巻かまぼこ 【お土産】

          ■ 「かまぼこ」を思い浮かべてみてください きっと殆どの方が、上の写真のようなものを思い浮かべたと思います。 もし北陸の方なら、下の写真ではありませんでしたか? 富山の名物かまぼこ「赤巻」です。子どもの頃、うどんに入っている赤巻の、この紅い皮をクルクル剥がしながら食べました。 わたしは生まれてから何十年もの間、この赤巻こそが、世の中におけるかまぼこの共通イメージだと思っていました。それが、実はそうではないと知った時の驚きたるや。「うそっっ⁉」と大きな声が出たほどです。

          【富山・金沢PR】 富山名物・赤巻かまぼこ 【お土産】

          【富山・金沢PR】 変な家・二階の不可解な間取り

          亡くなった祖母の法要に出席するため、富山県氷見市にある、今は誰も住んでいない祖父母の家へ。 法要もつつがなく終わり、中庭を眺めていると、懐かしいものが目に入ってきました。 窓にしては少し背の高いこの扉、実は二階の玄関です。 1963年(昭和38年)、北陸地方を中心に東北から九州にかけての広い範囲で記録的な大雪となりました。いわゆる『三八(さんぱち)豪雪』です。 金沢181cm、富山186cm、そして伏木(富山県高岡市)では225cmもの積雪になりました。 大雪で一階が埋

          【富山・金沢PR】 変な家・二階の不可解な間取り

          【観る将】 「貴族」と呼ばれている男

          普段、富山・石川を知っていただく記事を書いていますが、たまには全然関係ない記事も書いてみたいと思います。 天才・藤井聡太八冠の出現で盛り上がる将棋界。藤井八冠を筆頭とした現役プロ棋士約180人が、日々しのぎを削っています。 ▼ 「貴族」と呼ばれる棋士 佐藤天彦九段は、将棋界最高位の一つである「名人」を三期獲得した超一流棋士ですが、一方で、その個性的な嗜好でも知られています。 クラシック音楽や絵画への深い造詣、シャンデリアやバロック調の家具に囲まれた自宅、ファッションブ

          【観る将】 「貴族」と呼ばれている男

          【富山・金沢PR】 ケロリンは、ありますっ!

          以前に、富山発・ケロリン桶のビジネスモデルについて書きました。 今や、商品よりも広告自体のほうが有名なケロリン。 どこで売ってるのん? ケロリンそもそも実在するん? と言いたくなるくらいレアですが、灯台もと暗し。 会社の売店で売ってました↓↓↓ もちろん、今もケロリンは製造されています。 1925年(大正14年)販売開始だけあって、パッケージもレトロ感があって洒落てます。 ちなみにこのケロリン、かつての国民的映画『男はつらいよ』の寅さんも、例のあのトランクに入れて持ち歩

          【富山・金沢PR】 ケロリンは、ありますっ!

          【富山・金沢PR】 越前・越中・越後・・・「越」ってどこよ?

          若き天才・藤井聡太八冠が5連覇をかけて臨む、第95期棋聖戦・五番勝負が2024年6月6日に開幕しました。挑戦者が人気棋士・元祖西の王子こと山崎隆之八段であること、また、藤井八冠の史上最年少での永世棋聖資格獲得がかかっていることもあり、大きな注目を浴びています。 将棋のタイトル戦は、各地の古刹や名門ホテル・旅館で開催されることが多いですが、第95期棋聖戦の第二戦は、新潟市岩室温泉にある旅館「高志の宿 高島屋」が会場。タイトル戦に相応しく、格調高い雰囲気が漂っています。 とこ

          【富山・金沢PR】 越前・越中・越後・・・「越」ってどこよ?

          【富山・金沢PR】 富山ブラックラーメン・胃に優しい名店 【ご当地グルメ】

          以前、富山名物「富山ブラックラーメン」を記事にしたところ、これまでで一番多くの方に読んでいただくことができました。そこで、今回は富山ブラックラーメンの第二弾をお届けします。 紹介するのは「麺家いろは」。 JR富山駅南口正面の複合商業施設、CiCの地下一階にあります。駅から歩いて約3分の好立地です。 さて、この麺家いろはですが、「東京ラーメンショー」(2022年より「東京ラーメンフェスタ」に改称)で2009、2010、2011、2012、2014の5度にもわたり売上数第一

          【富山・金沢PR】 富山ブラックラーメン・胃に優しい名店 【ご当地グルメ】

          【富山・金沢PR】 おすすめ富山みやげ・絶品! 鹿の子餅 【お土産】

          今日は、富山みやげに最適な一品を紹介します。 富山県西部・高岡市に店舗を構える不破福寿堂の銘菓、「鹿の子餅」。 地元産の餅米と新鮮な卵白を原料に、北海道産蜜漬け金時豆をあしらった和菓子です。 餅菓子らしいもちもち感とマシュマロのような口溶けが同居した食感に、金時豆の上品な甘みがほどよいアクセントになっています。絶品です。 富山銘菓としてメディアで取り上げられることも多く、たびたび入手困難になることも。特に、「今でしょ!」の林修先生のテレビ番組で先生推薦の和菓子として紹介

          【富山・金沢PR】 おすすめ富山みやげ・絶品! 鹿の子餅 【お土産】

          【富山・金沢PR】 富山発ケロリン桶は誰がどうやって儲けているのか?

          このふろ桶を、皆さん一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。 ケロリン。 幼い頃、銭湯の黄色い桶に書かれたこの4文字を見て、「ケロリンてなんだ?」と思ったことを、今この記事を書きながら思い出しました。 ケロリンは、富山の製薬会社「富山めぐみ製薬」が販売する解熱鎮痛薬。胃に優しく、また眠くなる成分が入っていないのが特長です。思わず脱力してしまう商品名とふろ桶というユニークな組み合わせが、絶大な広告効果をあげています。 ところで、このふろ桶を広告媒体にした商売って、一体

          【富山・金沢PR】 富山発ケロリン桶は誰がどうやって儲けているのか?

          【富山・金沢PR】 暴力‼ 富山ブラックラーメン 【ご当地グルメ】

          今日は富山名物の一つ、富山ブラックラーメンを紹介します。 富山ブラックは、濃い醤油味&まっ黒スープが特徴のご当地ラーメン。その昔、食堂への飯の持ち込みが当たり前だった時代に、飯のおかずとして作られたのが始まりです。 発祥の店の名は「西町大喜」。JR富山駅の駅ナカ商業施設「とやマルシェ」にも出店しています。食べ物メニューは、「中華そば」「ごはん」「生たまご」のみ。潔いです。 そして、その西町大喜の富山ブラックがこちら↓↓↓ 見た目インパクト抜群のスープとストレート太麺の

          【富山・金沢PR】 暴力‼ 富山ブラックラーメン 【ご当地グルメ】

          【富山・金沢PR】 ラン活ソリューション mont-bell「わんパック」

          最近、「ラン活」という言葉を知りました。 「ランドセル活動」の略語で、子どもの小学校入学に伴うランドセル購入のための一連の活動のことを指します。入学の1年以上前から活動を開始し、平均購入額は5万5千円を超えるそうです。 まっ先に思い出したのが、アウトドア用品の国内メーカー「mont-bell」が2022年に販売開始した通学用バックパックの「わんパック」。登山用バックパックのノウハウを存分に活かし、一般的なランドセルより15〜30%も軽量で防水性も高く、子どもの使いやすさを考

          【富山・金沢PR】 ラン活ソリューション mont-bell「わんパック」

          【富山・金沢PR】 立山黒部アルペンルート魅力倍増プロジェクト by星野リゾート

          以前の記事で、立山のTHE NORTH FACE直営店について書きました。 この直営店は、富山市の立山黒部貫光が運営する「ホテル立山」内にあります。日本屈指の高所に建つ、ハイシーズンには一泊5万円超のリゾートホテルで、どの予約サイトでも高い口コミ評価を得ています。 そんなホテル立山が、星野リゾートに譲渡されることになりました。 星野リゾートと言えば、「星のや」「界」等のブランドで日本や海外の宿泊・日帰り施設を展開するリゾート開発・再生企業。運営する施設はどれもハイセンス

          【富山・金沢PR】 立山黒部アルペンルート魅力倍増プロジェクト by星野リゾート

          【富山・金沢PR】 THE NORTH FACEとあの伝説的漫画

          前回記事で、あのアウトドアブランド「THE NORTH FACE」の企画・製造・販売会社が富山県小矢部市の企業であることを紹介しました。 自身もわりと古くからのノースフェイスファンなのですが、このブランドを知ったきっかけは、「めぞん一刻」という漫画でした。このとおりです↓ めぞん一刻は、1980〜1987年にかけてビッグコミックスピリッツで連載された高橋留美子先生の初期代表作(先生の作品はどれも代表作ですが)で、'80年代ラブコメの金字塔と言える作品です。 物語の中盤、

          【富山・金沢PR】 THE NORTH FACEとあの伝説的漫画