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【富山・金沢PR】 富山発ケロリン桶は誰がどうやって儲けているのか?

このふろ桶を、皆さん一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。

ケロリン。

幼い頃、銭湯の黄色い桶に書かれたこの4文字を見て、「ケロリンてなんだ?」と思ったことを、今この記事を書きながら思い出しました。

ケロリンは、富山の製薬会社「富山めぐみ製薬」が販売する解熱鎮痛薬。胃に優しく、また眠くなる成分が入っていないのが特長です。思わず脱力してしまう商品名とふろ桶というユニークな組み合わせが、絶大な広告効果をあげています。

ところで、このふろ桶を広告媒体にした商売って、一体どんな仕組みになってるんでしょうか?

それは、「広告会社」「広告主(製薬会社)」「桶業者」「銭湯」の四者で成り立っています。

  1. 広告会社が広告主と広告契約を結ぶ(例:桶1個あたり広告費400円)

  2. 広告会社が広告付き桶を業者から仕入(例:桶1個あたり600円)

  3. 広告会社が広告付き桶を銭湯に販売(例:桶1個300円)

広告会社の収入は、広告主からの広告費と、銭湯からの桶売上。
一方、支出は桶業者に支払う桶原価。
つまり、広告会社は、広告費400円+桶売上300円−桶原価600円=100円の儲けとなり、また銭湯は、600円のふろ桶を300円で購入できる訳です。

このビジネスモデルは、東京の広告会社・睦和商事がゼロから作り上げたものですが、経営者の高齢化に伴い、広告主である富山めぐみ製薬に事業承継されたそうです。

ケロリン桶は、JR富山駅の駅ナカ商業施設「とやマルシェ」のグッズコーナーでも買うことができます。富山土産にいかがでしょうか。

ケロリン桶(関東型) 税抜1,300円

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