マガジンのカバー画像

サッカートレーニング

4
運営しているクリエイター

記事一覧

ランニングと競技パフォーマンス(有酸素性能力を測定するフィールドテストは、連続的多段階トラックテストと、最大努力による多段階シャトルランテストの導入によって変革を遂げた)

ランニングと競技パフォーマンス(有酸素性能力を測定するフィールドテストは、連続的多段階トラックテストと、最大努力による多段階シャトルランテストの導入によって変革を遂げた)

有酸素性能力を測定するフィールドテスト
ランニングと競技パフォーマンスに対する関心が増大した1980年代、有酸素性能力を測定するフィールドテストは、連続的多段階トラックテストと、最大努力による多段階シャトルランテストの導入によって変革を遂げました。

これらのテストはいずれも強度が次第に増加して、テストが終わる頃には、被験者の最大努力による運動を必要とし、通常は、録音された音に合わせて運動を行ない

もっとみる
サッカーにおける間欠的運動能力(サッカーの試合におけるエネルギー需要のうち98%は有酸素的に賄われるが、 勝敗を決するのは、ゴール前の競り合いなどで行われるスプリントやジャンプといった、残り2%の高強度な無酸素的活動になる)

サッカーにおける間欠的運動能力(サッカーの試合におけるエネルギー需要のうち98%は有酸素的に賄われるが、 勝敗を決するのは、ゴール前の競り合いなどで行われるスプリントやジャンプといった、残り2%の高強度な無酸素的活動になる)

間欠的運動能力
サッカー選手は、1試合(90分間)を通して9~12km程度の距離を移動しますが、試合時間の70%以上はウォーキングやジョギング、あるいは静止に費やされ、それらを休息としながらスプリントやジャンプなどの高強度運動が繰り返されます。

したがって、サッカーの試合におけるエネルギー需要のうち98%は有酸素的に賄われます。

しかし、サッカーで勝敗を決するのは、ゴール前の競り合いなどで行わ

もっとみる
サッカーにおける高強度持久力運動の重要性(トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要がある)

サッカーにおける高強度持久力運動の重要性(トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要がある)

高強度インターバルトレーニングサッカーは高強度運動を繰り返し行う間欠的なスポーツとして特徴づけられます。

そのため、トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要があります。

高強度インターバルトレーニング(HIIT:High-intensity interval training)は、同じ力学的運動と持続時間を使って連続的に行う

もっとみる
サッカーの試合中の運動強度と持久力との関係

サッカーの試合中の運動強度と持久力との関係

 90分という時間の中で、 ジョギングなどの低強度運動とスプリントなどの爆発的な高強度運動が何度も繰り返されるのがサッカーというスポーツ。

近年では、様々な研究が行われており持久力とサッカーの試合中の走力との関係が示されています。

 今回は何故走るのか、走るのが苦手なのに何故トレーニングは負荷をかけていくのかと、走ることへの疑問を持つ選手、また、更に高みを目指す選手や指導者の方にも読んでいただ

もっとみる