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青春の後ろ姿#40 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜源氏物語の注釈書について

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 1000年に渡ってどのように解釈されてきたか、これをまとめたものが注釈書です。
 大体、主語が誰なのかわからないままの所もありますし、どこからどこまでが地の文で、どこからどこまでが会話文や心内語なのかさえ永遠に決着がつきません。その捉え方によって大きく解釈が変わる箇所も多々あります。ですから注釈書をチェックすることは源氏を本格的に読む際に必須となります。
 大系本や全集本なども、注釈書のひとつです。
 『源氏物語』は、注釈書だけでも無数にあります。時代によって大きく2つに分けています。平安期から江戸までに書かれた注釈書を「古注」と呼びます。それ以降は「新注」です。ただ、最近(戦後)、研究者たちの手で刊行されたものは特に「現代注」などと呼んでいました。

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