![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69184613/rectangle_large_type_2_608f67a51bd78ccc286d2d92e9c031a0.jpeg?width=1200)
青春の後ろ姿#4 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜時代別国語大辞典 上代編・ 古語大辞典・ 日本古典文学大辞典
左から
『時代別国語大辞典 上代編』(三省堂)
『古語大辞典』(小学館)
『日本古典文学大辞典』(岩波書店)
左端の『時代別国語大辞典 上代編』は、国語学や万葉集を専攻していたわけではなかったので、ここまでは必要ありませんでした。ほぼ使用しませんでしたけど、
「こんな辞書もあるなんて」
と、感動しながら手に取ったとても大切な本です。
その隣、小学館の『古語大辞典』は、よく引きました。やっぱり1冊本であることは大事です。『広辞苑』と共に机の右肩に置いて、ちょっと気になると調べました。
岩波の『日本古典文学大辞典』は、文学史の事典的な要素があって、大学院を終えて教職に就いてから大活躍しました。手軽だし、携帯版より詳しく語義を知ることができました。20代の頃、生徒の上を行くなら生徒と同じ辞書で調べていたらいけないと思っていました。
元々『源氏物語』とその周辺については自信がありましたが、若い頃は上代と中世のものを授業で扱うときは、教壇ではさも余裕という感じで授業しながら裏ではこの辞典を通読する勢いで自転車操業で勉強して間に合わせていました。もう必死でしたけど、それが授業者としての貯金になりました。若いうちは意地と見栄と努力が肝心かと思います。ちなみに近世は弱かったです。今も近世は弱いです。
この記事が参加している募集
サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。