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2/13 合併号【Project KGSDGs Vol.116 】&【童夢 Arts沼 #34 】 コロナ × 部活動 バンド × 文藝部#22

〈1〉コロナ禍 × 文化部部活動#1〜3
〈2〉日本の強みはやっぱりこれ#1〜9
〈3〉新しい仕事のスタイルと社会構造について
  ①パートナーシップ型・プロジェクト解決型が意味するものは?#1〜4
  ②ボリュームゾーンの崩壊
  ③未来の学校はたぶんこうなるから今から準備しておかないとたぶん生き残れない要件#1〜2
〈4〉未来人たちについて(たぶんこんな社会になるのかな)#1〜6

〈4〉未来人たちについて(たぶんこんな社会になるのかな)#3

 Yamaは、インタビューの終わり三分の一で盛んに同じ言葉を口にしています。

 それは「救い」という言葉です。

 人が救いを求める段階は、半端なく追いつめられている段階です。Yamaは本当に追いつめられたから、すがる思いで歌を唄ったのでしょう。追いつめられて、救いを求めて、もがくことで初めて少し自信が持てるようになる。少なくともYamaの発言からはそのように受け止められます。
 「追いつめられる」と言うのは、宿題や勉強に追いつめられるといった種類のものではないです。もっと本質的な、アイデンティティを見つめる行為、「私は何者か?」を考える行為、そうすることで初めて得られる「自信」「自己肯定」、つまり自分を大切に思う、ということ、そこにたどり着きます。
 
 これを「自己分析」と呼びます。
 一般的な自己分析の手法は、大体人生のふりかえりをします。ふりかえることで「私」を俯瞰します。
 どのようにふりかえるかというと、一般的には成功体験とともに失敗体験を言語化し視覚化します。ちょっとした人生史を年表形式で書く場合が多いです。そしてプラスマイナスをざっくりしたグラフにして、上がり下がりの分岐点ごとに人生の出来事を書きます。そういえば、慶應義塾大学 総合政策学部の横田浩一先生のゼミでは、第1回目の自己紹介の際、自分のコンプレクスについて15分以上話させるとおっしゃっていました。それは慶應義塾大学の総合政策学部ということと、大学生のゼミなので可能なことなので、そこまでのことは誰にもはできませんし、うかつにやってはいけないことです。
 ただ、あらゆるキャリア指導では

「自己を知る」
   ↓
「社会を知る」
   ↓
「自己を社会と結びつける」

の最初の段階として自己分析を行うことから始めます。

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