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青春の後ろ姿のその先98 〜壁〜
この中の『赤い繭』は、数年前、現代文の授業で取り扱った際、生徒に自由に解釈させたところ、大変すばらしい解釈が次々と出たのを覚えています。本文に根拠を求めながら解釈させるようにしていますが、この本文は短くなかなか根拠を求めにくいです。ところが逆にユニークな読み取りを提案する生徒が続出し、どこまでも広がりました。時代を超えてさまざまな解釈が可能な小説、消費し尽くせない小説というのは確かにあると思わせてくれました。
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