見出し画像

探究学習が必要な理由#2(最終回)

 みなさん偏差値は大切にするけど、偏差値の高い大学や学生の話題は嫌います。またはスルーします。
 例えば東京大学や京都大学、早稲田大学などに合格した学生さんたちの話が他人事のようにしか感じられず、興味を持てないなら、当然そのようなレベルの大学も自分とは別世界に過ぎません。
 みなさんが将来お金持ちになりたいならお金持ちになっている人たちの話を聞きたがって当然です。みなさんが将来社長になりたいなら社長たちの話に興味を持って当然です。同じようにみなさんが「偏差値の高い大学」に行きたいなら「偏差値の高い大学の学生」の話を聴きたいはずです。それに興味が湧かなかったりストレスを感じるなら、残念ながらそれらの大学は自分に見合っていないということです。
 偏差値そのものではなく、偏差値が示している大学の方を気にしてください。みなさんは数字とつきあうわけではありません。数字が指し示している「大学に」通うのです。そしてその大学に通う「大学生」たちと触れ合うのです。
 偏差値の高い大学に通っている学生さんたちの多くは部活にも打ち込み、夢中になっている趣味も持っています。そしていろんなことに興味を持ち、好奇心旺盛です。ガリガリに痩せ細った知的貧困者は実はそんなに多くはいません。「高偏差値者=ガリ勉くん」というのは、学園ドラマが作り上げた嘘です。
 探究心を忘れずにどうでもいいと思えるようなことでも興味を持って考えて、機会を逃さずたくさんの大学生さんたちと話して、自習室ではひとりきりで黙々と勉強して、教室では仲間たちとじゃれあってください。感染予防に気をつけて、ね。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

524,207件

サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。