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23歳会長から高校卒業生に贈る言葉2023

今回は僕が不登校支援ボランティア西濃学園同窓会コネクト会長として2023年度卒業生に祝辞として送った言葉を載せようと思います。

祝辞

卒業生の皆さん、保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。
皆さん今日までの高校生活いかがでしたでしょうか。
楽しかったこと、苦労したこと、様々な思い出があると思います。
 皆さんはこれから、進学をしたり、就職をしたりと、自分で決めた道に進んでいく事と思います。

高校を卒業すれば、世間からは「大人」とみなされるようになります。
 ところで「大人」とは何でしょうか?
この問いには様々な答えがあるはずですが、その一つとして
「様々なことを自分で選択することができる」というものがあると思います。
それは大きなことから些細なことまでです。
 ただし、自分で選択し、やると決めたことには必ず責任が伴います。
その責任を果たす覚悟を持って選択し、行動することで人は成長してくいくのだと、私は思っています。
 私は、今年度から始まった、西濃学園同窓会【コネクト】の会長をやらせていただいています。
この大役をやってみようと決心をしたことは、私の選択と挑戦です。
何もないところから、先生方や仲間たちの協力をいただきながら、試行錯誤の連続で会を立ち上げました。
会の運営やイベントの開催など、自分がやったことのないことばかりで挫折しそうになることもありました。
皆さんもこれから先、そういった経験を重ねて行く事と思います。
大人になるということは「自由に生き、責任を果たす」ということです。

 皆さんが進んでいく道には、必ず素敵な未来が待っています。
でも、その道には思わぬところに小さな石があって、つまずき、傷を作ることでしょう。
時には大きな石にぶつかったり、道に迷うこともあるでしょう。
そんな時「ああ、失敗したな」と、自分の選択に後悔するかもしれません。
でも、失敗というのは、そこで立ち止まってしまうから失敗になるのです。
失敗してしまった日もとりあえずご飯を食べ、風呂に入り、寝て、次の日もなんとか身体を動かしていれば、その失敗はいずれ過去になります。
そしていつか、「あの時の失敗も必要だったんだ」と思えるようになるはずです。
 揖斐川町の自然に囲まれ、素晴らしい先生や職員の方々に見守られて高校時代を過ごした皆さんは、自分で選択する力、またそれに全力で取り組む力を持っているはずです。
皆さんの選択と挑戦で、素敵でかっこいい大人に一緒になっていきましょう。
本日は誠におめでとうございます。
皆さんのこれからのご活躍とご多幸を願って、お祝いの言葉とさせていただきます。


令和六年三月一日
私立西濃学園 中学校西濃学園 高等学校同窓会【コネクト】会長

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