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おんがくをはじめから(楽典)

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難しそうな音楽の理論を世界一簡単を目指して書いていきます。豆知識も入れつつ読みやすく分かりやすく・・・。読者の方からのご質問もお待ちしています!
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記事一覧

7時間目 拍と拍子②~ノリの正体

7時間目 拍と拍子②~ノリの正体

拍と拍子について基本的なことは前回で分かったかと思います(願い)。

前回は最初だったので一番有名(?)な3拍子と4拍子だけを例に挙げていましたが、実は拍子には色々な種類があります。場合によってはあなたが作曲するときの閃きで作り出すことも出来るかもしれません。

ここで得られること前回のところまでの知識で十分だ!という人もいると思いますので、もっとちゃんと知りたい人だけが読めば大丈夫なのですが・・

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6時間目 拍と拍子①~音楽の鼓動

6時間目 拍と拍子①~音楽の鼓動

今回はいわゆる「リズム」「ビート」のお話です。

拍のことをポップスではビート(Beat)と言いますが、Beatと言えば英語では「心拍」を表しますよね。
そう。
まさに音楽の鼓動のことなんです。

テンポ(Tempo)よくDTM界隈で目にする「BPM」はBeats Per Minuteの頭文字で、
1分あたり何回脈を打つか・・・ということです。
ですからBPM=120という曲があれば、1分間に12

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5時間目 音の長さ

5時間目 音の長さ

〇分音符みなさんは〇分音符・・・の話は得意ですか?
小学生の頃、僕は音楽でこれを習って
「で、結局4分音符って何秒なの?」
というちょっと理解力を疑う疑問を真剣に持ちました。

何となく当時は「〇ぶおんぷ」っていう音で覚えていて、漢字の「〇分音符」の意味をちゃんと考えていなかったんですよね。

要するに「1小節を〇分割する長さ」という意味の数字が〇の中に入ることになるんです。なので「何秒」とか決ま

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4時間目 十二平均律と純正律

4時間目 十二平均律と純正律

ピアノや電子楽器のほとんど全てが実は「音痴」、つまり音が狂っている状態だと言われたらどう思いますか?

音にドレミ・・・やCDE・・・などの名前を付けてきました。が、実はオーケストラや合唱のドレミとピアノや電子楽器のドレミでは音が違うということを知っていますか?

あまり難しい話をしても仕方がないので簡単なご紹介にしておきますね。

1オクターブの中には白い鍵盤と黒い鍵盤を合わせると12個の音があ

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3時間目 歌声の音域と声質

3時間目 歌声の音域と声質

前回予告した通り「音域」について見ていきましょう。

高い声を楽に出していると「すごいなー」なんて思いますよね。
じゃあ、どれくらいの音を出しているのか。ピアノの鍵盤で見てみたいと思います。

こんな感じ。ピアノって音域が広いですね!
実はピアノはオーケストラで使われる楽器の音域をすべてカバーしている唯一の楽器です。もちろんシンセサイザーのような電子楽器ではピアノを超えることは簡単なんですけどね。

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2時間目 音の名前

2時間目 音の名前

んじゃ、とりあえず本当に初歩の初歩から始めましょう。

鍵盤と音の名前

鍵盤でアレルギーとか言わないでくださいね。ギターのほうが分かる!っていう人もいると思うけれど、DAW(パソコンの音楽ソフト)でも「ピアノロール」なんていうのがあるくらい鍵盤を知ってると便利なので是非覚えちゃいましょう!
とりあえず「ドレミファソラシ」って名前と順番は分かると思います。

で、それがピアノやキーボードの鍵盤だと

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1時間目 おんがくの準備

1時間目 おんがくの準備

前回、音楽の国で生きていくためにまずは音楽語を話せるようになろうということで「楽典(がくてん)」という本を紹介しました。

あまり長い記事だと疲れると思うので、これからは細かく区切っていこうと思います。

楽典には何が書いてあるの?一般的な楽典の本にはこんなことが書いてあります。(今回は前回もご紹介した「楽典 理論と実習」(音楽之友社)の目次を基準に書きました)

1.音って何?
2.音楽を書くた

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0時間目 「おんがく」をはじめから

0時間目 「おんがく」をはじめから

音が苦小学生の頃から「音楽」という科目で何となく勉強してきたけれど、多くの人にとって受験に関係ないことから中学、高校と進むにつれてその科目としての位置づけは低くなっていくと思います。

勉強としての音楽という科目は嫌いな人が多いと思っています。
よく「音が苦」とかも言われますもんね。
それでも多くの人は程度の差はあれ音楽が好きなんだと思っています。

じゃあ何が嫌だって…リコーダーだったり鍵盤だっ

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