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短歌・詩・俳句

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短歌・詩・猫を中心とした川柳などを掲載しています。
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#生き方

蓑虫の歌

蓑虫の歌

空をふわりふわりと雲がゆき 旅に出てみたくなるみのむし

この温い寂しさがいい ぽかぽかと日溜まりにゐるみのむしとゐる

風吹けば風にふはりと揺れてゐてみのむしといふ生き方もいい

「隣の芝生は青い」と言いますが、他人の苦労も考えずに自分以外の生き方が羨ましく見えたりすることがあります。
「猫であればよかった」とか、「鳥のように飛べたら」とか。

でも、そのくせ、それは、それが決して実現されないこ

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ぽつんと一軒家

日曜の夜は「ぽつんと一軒家」を観る。カミさんは「イッテQ」を観たそうなので、何となくたまに観る。大河ドラマは録画して置いて別の日に観ることになっている。

多くの同じ世代の人が結構「ぽつんと一軒家」に嵌っていると聞くのだが、確かにいい。あんな暮らしがしてみたいと思ってみたりする。何だか、ただただ忙しく毎日が過ぎていくと、やむにやまれず、ああ自然の中で原点に帰りたいと思うのかもしれない。

紫陽花が

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蛇イチゴ

蛇イチゴ

今日はお休みだったので、家の周りを猫と散歩。

見えにくいかもしれませんが、栗の花が落ちて「栗花落」→まさに「梅雨入り」を迎え、今日は「五月晴れ」でした。

辺りは青々。ゴールデンウィークに植えられた稲も順調に育っています。

普段は目を遣らない花にも目が行きます。
休耕田に一面黄色い花が咲いていてきれいでした。

僕は花の名前を全く知らず、グーグルレンズの力を借りて調べてみると、この黄色い花は「

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第7話:生と死について考えてみたこと

第7話:生と死について考えてみたこと

■我が家の猫

猫が陽の当たる居間で昼寝をしている。わが家の猫はサビ猫という種類で決して美しくはない。家の中で見るとそうでもないが、外で見るとコンクリート色の薄汚い貧相な猫に見える。
そう言うとカミさんは「かわいそうに」と猫をかばうのだが、そのカミさんの愛情によって結構いいキャットフードを食べているせいか、毛並みはいい。ふかふかつやつやしている。
それを撫でていると、「猫は毛物(ケモノ)なんだなあ

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キャベツの千切り

キャベツの千切り

好きな食べ物ですか?

梨ですかねえ。
そう、そう、他にも
タケノコ
蒟蒻
もやし
レンコン
そら豆
鰯のつみれ
アサリの味噌汁
ネギぬたで食べる白いご飯。
里芋をふかしたの。
つるっと皮をむいて
塩味で。
キュウリを味噌で
まるかじり、
とか。

千円以上する食事に
限りなくビビッてしまう、
我ながら情けない
貧乏性・・。

そうそう、
お金のなかった学生時分の
350円の薄いトンカツの定食。

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